身延線をプチ飯田線と評すからには秘境駅の一つや二つ無いと・・・
・・・ではないですが、某有名サイトで身延線の駅で唯一秘境駅ランキングに入っている井出駅を訪ねました。
で、今まで降りたことのある秘境駅はたいてい降りるのもためらう人気のないところが多かったのですが・・・この井出駅は違いました。
まず私が降りると同時に乗客がいたのです。
しかも若い女性。
いつもと違い展開に軽く混乱しながらもとりあえず駅全景を撮影。
そして駅の植生を見て手入れが行き届いていることを確認。
これは井出駅がクルマ社会の中で忘れられた存在等ではなく地域に根づいている駅だ、と確信しました。
問題は人家がどこにあるか、ですが・・・
パッと見は秘境駅合格点です(笑)
まず踏切のある北方向から攻略開始。
やや拍子抜けしましたが、まだ2軒程で駅から隠れた位置ですので許しておきましょう!?
引き続き北方向を歩き、対岸に渡る術がないか探索です。
これには結構歩かされまして・・・
つまり対岸から井出駅に向かうには40分ほど徒歩を強いられそうですね。
(自動車送迎が基本なんでしょうが)
こうして見ると道路は川から高い位置に無いように見えますが、実は途中マンション8階くらいの高さのところを歩かされますので注意。(足がすくみます)
時間がないのでこれで北方向探索終了。
次に南方向です。
南方向も少々歩くと踏切がありました。
やがて・・・
これがもしや・・・
!!
しかも1軒、2軒ではありません。
・・・でもまだわからない。
クルマ社会だと集落に人気を感じず、結局秘境の印象に映る場合もあります。
が、
ここでは子供たちが遊んでいるのも見ましたし、大人も仕事の用を足している姿も見られました。
寒いというのに・・・。
バリバリ生活感ありますね!
これで秘境駅独特のゾクゾク感は完全になくなり、山の集落巡り(ウォーキング)に気持ちをチェンジ。
先ほど踏切から分岐した道も集落につながっていると確信し、それと思しき道を踏切方向に歩いていきました。
すると・・・
↓眺望が最高~!
今でこそ集落から駅へのアクセスは自動車道でしょうが、昔はこちらの徒歩道だったのでは?とか想像しながら、無事井出駅に戻ってまいりました。
およそ1時間。
当初は時間が余るかなぁと思っていましたが、ぴったりでした。
井出駅では山の集落の美しさ、人々の生活感に触れることが出来て大変満足しました。
駅の手入れもされていてとても清々しい気分になりましたよ。
若干後ろ髪ひかれつつ、駅を後にしたのでした。
続く。