辰野のホタルと木曽路 | 福助の街歩き

福助の街歩き

福助が歩く古い街並み・石仏・湧水・大樹
春は桜、夏はホタル、秋は紅葉を。

 昨年行って過去最多のホタルを見た辰野のホタルに今年も行きました。姉が木曽路の宿場町に行ったことが無いというので、辰野に行って翌日宿場巡りをすることで予定を考えました。

しかし、昨年は電車で行き、上諏訪の駅前ホテルに泊まったので、あまりわからなかったのですが、計画を立て始めると、自分の認識と大きく違い、辰野町と妻籠・馬籠などの宿場町は100km以上離れていることがわかりました。

 木曽路の宿場町と言えば妻籠・馬籠・奈良井の3個所には行きたいところです。これらを効率よく回るため、辰野でホタルを見た後、妻籠の近くで泊まる所を探しました。いろいろ探した結果、中津川に泊まることにしました。

 辰野に行く当日、用事があったので2時頃に東京を出ました。天気予報は結構ころころ変わり、一旦夕方一雨ありましたが、その後は雨は降りませんでした。

辰野に向かうと、これも認識不足でしたが、ナビで諏訪ICで下りるようになっていました。自分の認識では、塩尻から名古屋にかなり下がっったところという感じでしたが、諏訪のすぐ近くだったのですね。諏訪ICを下りてナビ通りに進むと、諏訪大社本宮の前を通ったので寄りました。

2本の御柱を見ました。

そして一般道を通り、辰野町に入りました。辰野の街中には5時半頃に着きました。一応、駅前通りを通りましたが、特に寄る場所も無いのでほたる祭り会場の童謡公園の駐車場に向かいました。

まだ日暮れまで1時間半ほどもあるのですが、駐車場は、ほぼいっぱいになるくらい多くの車が来ていました。日暮れまで駐車場で仮眠して、日没近くになって会場に向かいました。

駐車場は川の南東側ですが、ホタルのたくさん出るメイン会場は川の北側です。メイン会場へは東端にあたる橋を渡ります。ホタルの会場は大きなホタルのいる水路が巡らされた大きな湿原をぐるっとめぐる遊歩道があり、北側は高台になった展望デッキがあります。橋を渡り、湿原を時計回りにゆっくりと回り、北側展望デッキで日暮れを待ちます。昨年はデッキの更に北側の暗がりで1番ボタルが出たのですが、今日はここに出ませんでした。かなり暗くなり、水路で1番ボタルが飛ぶと、次々と2番、3番が飛び始めました。飛び始めて一目30匹くらい飛んでしたでしょうか。しばらくデッキで見とれていましたが、湿原の南の方で結構光っているので、デッキを離れ反時計回りで南側に向かいました。湿原の西側に下りてくると、この辺りもかなり飛んでいました。さらに南側のデッキの反対側あたりに来ると、さらにもっと飛んでいました。しかもデッキで見るより近くに飛んでいます。一目100匹以上いるように見えます。今年は小網代の森でもたくさんのホタルを見たし、伊豆自然村でもたくさん見ましたが、やっぱり辰野は凄いです。

しばし堪能して、8時半過ぎに会場を出て、宿泊地の中津川に向かいました。

ナビを入れるとまだ100km以上あり、1時間以上かかりました。宿泊したお宿Onn中津川というホテルは中津川の中山道沿いにあり、なかなか洒落たホテルでした。お風呂もモダンな感じで朝食も多種なおかずがありました。

翌日はまず中津川宿を通ってみました。中心部は老舗の和菓子屋さんがありました。

次に一応、”落合宿”を通りました。通った所が違っていたかも知れませんがあまり見どころは無いようでした。

そして”馬籠宿”に行きました。馬籠宿はとにかく坂です。いままで上からしか行ったことは無かったのですが、今回は下からの入口に駐車して下から登りました。登りは苦手なのですぐに戻って上から行こうかと思いましが、ずるずると登って行き、清水屋資料館と藤村記念館に寄りました。藤村記念館を見て折り返しました。この辺りまで来るともう半分くらい登ったのですね。

下からの方が見どころが多いようです。

 次に妻籠宿に行きました。川の反対側の駐車場に停めて石の橋を渡って宿場に入ります。

妻籠は平坦です。途中に道がクランク状になった所があり、一段下がった数件が並ぶ道があります。ここはよくポスターにあるアングルです。それほど長くないのでほぼ最後まで行き戻てきました。姉が前にもらって美味しかったという”栗きんとん”が名物の和菓子屋さんがありました。

次に奈良井宿に向かいましたが、妻籠からは結構遠いです。奈良井宿は南の入口の駐車場に停めました。SLが置いていあります。奈良井宿は日本一(?)長い宿場町とのことで、散策も時間がかかります。南側からだと最初のあたりは道幅が広いですが、やはり途中にクランクしたところがあります。北側に近づくに従い道幅が狭くなり、道もゆるくカーブして、古い建物の軒が重なりいい感じになります。奈良井宿が一番他と違うのは、ほとんどの建物に”うだつ”があることです。2階の両脇にある”うだつ”が連なっていると、街並みも豪華に見えます。最初に入口近くの蕎麦屋さんで遅い昼食をとりましたが、街の中には、結構何軒かの蕎麦屋さんがありました。

あまり時間が無かったのですが、明治天皇が寄ったという上問屋史料館の中を見ました。

そして駐車場に戻り帰路につきました。

急ぎ回る3個所の宿場町でしたが、まあなんとか回りました。

 

■辰野町に向かう途中、諏訪大社本宮を通ったので寄りました。

御柱見ました

辰野ほたる祭り会場、童謡公園に来ました

川の北側がメインです。

メイン会場のホタルの飛ぶ湿原南側から北側の展望デッキを眺める

展望デッキに来ました

展望デッキから南東方向。この湿原に飛びます

南西側の眺め

もともと写真は下手ですが、三脚禁止なので更に下手な写真

動画アップします。

もう一つ

辰野から中津川に行き、

旧中山道沿いの”お宿Onn中津川”というホテルに泊まりました

中津川宿

落合宿を通りました

馬籠宿に来ました。下から入ります

藤村記念館に寄りました

馬籠宿上の入口

妻籠に来ました。入口の石橋

妻籠宿の終点

このアングルがポスターによくあるところ?

奈良井宿に来ました

”うだつ”が目立ちます

北に来ると道幅が細くなり、

うねっているのでフォトジェニックですね

上問屋史料館に入りました

木曽路の宿場も暑い中頑張って回りましたが、

辰野のホタルはやっぱり凄かった・・・・