上越に行きました

上越市にある親戚の家のバラが素晴らしいと聞き、このところ忙しかった仕事も一段落し、ちょうど時間があったので、準備もそこそこに向かいました。夕方4時に行こうと決めて、途中のホテルを予約し夕方5時に出発しました。予約したホテルはチェックイン20時半までとなっていたのですが、ナビでは4時間かかるようになっていて、関越道の練馬入口まで結構渋滞していたのでやきもきしましたが、関越道に入ると順調に進み、なんとか20時半頃に着くことができました。

　途中、妙義山のあたりで日没を迎え、ギザギザの山並みが夕空に映えていました。

泊まったホテルは、妙高市にある神の宮温泉という温泉でした。日帰り温泉併設で中に神社がありました。

　翌日朝早くから親戚の家でバラを見せてもらいました。ちょっとしたバラ園のようにも見事でした。いろいろな種類のバラがあり、どれも見事に咲いていました。

両隣の家も見事で、クリスマスのイルミネーションのように、市内外から見に来る人もいるということでした。その時は説明をしてあげているそうです。

　そのままとんぼ返りももったいないので、以前NHKの古民家カフェを紹介してる「はるさんの休日」でやっていたカフェが上越にあってメモしてあったのを思い出し、寄ってみることにしました。上越市三和区にある”林富永邸”というところです。芝生のような淡緑色の庭を木々が取り囲む薄暗い木立の向こうに、明るい田園風景が輝いている風景が素晴らしかったので、この景色が見たいと思いました。その古民家は特に変わった場所にあると言うこともなく、頚城平野の三和区の田園地帯の中の少し林のある一角にありました。しかし、茅葺の長い屋根の中央に大きな妻が構える建物まで続く長いアプローチも素晴らしく、期待が膨らみます。裏側に駐車場があり車を停めて、ここがから入っていいの？という感じの格子戸をあけて入ると薄暗い１畳くらいの土間の向こうに黒い板の右端に、小さな木戸口が開いています。キレイな花が上品な盆に活けてあります。くぐるように入ると4畳半ほどの広い土間があります。その奥に半分上がガラスの板戸があり、その向こう側に大きな古民家空間が広がります。屋根裏までの高さは5mほどもありましょうか。普通の欄間の高さの上に梁の間を白壁でぬりこめた欄間から屋根裏の壁は欄間までの２倍あります。そこには大きな神棚、大きな時計もついています。15畳ほどもある大広間の奥に３つの広間が連なります。その右に広い縁がありそこにカフェのテーブルが置いてあります。その先には緑まぶしい庭が広がります。

一人の私は一番奥の縁、というより少し囲まれた2畳ほどの板の間に上品なテーブルと椅子が置かれたところに通されました。メニューは食事メニューが2種類とスイーツメニューがあるようでした。朝食をたくさんいただいた後なので、発酵＋スイーツボックスドリンク付を頼みました。頼んだ後、館内を回り写真を撮りました。例の森から見た田園風景の見えるお庭は一番奥の妻側にありました。あの写真のように、薄暗い木立の間から、明るい田園風景が見えていました。田植えの端境期のため、一様に水が張られている感じではなく、トラクター（耕運機とかか？）も見えましたが、あの感じはありました。入ってきた土間の右奥にカフェの厨房や売店がありますが、すべて黒っぽい板をベースにした上品なインテリアでした。一回りして戻ると注文したスイーツボックスとコーヒーが来ました。赤い漆の箱に入ってきた6品のスイーツは、それぞれが発酵技術を使ているらしい納得のスイーツでした。

外観、インテリア、カフェメニュー、おもてなし全てが上質なものでした。

ここまで来たのだから、昔よく通った塩沢石打に出る”ほくほく線”沿いの国道２５３を通り、松代の星峠の棚田と美人林に寄って帰ることにしました。

星峠は田んぼに水は入っていました。ウツギという花でしょうかたくさん咲いていました。

美人林もキレイでしたが、昔よりブナの木が少なくなっている感じがしました。見に来ている人は結構いました。

さて、帰ろうとナビを入れると家まで結構時間がかかるのでびっくりしました。

途中、赤城高原SAで小嶋屋の天婦羅付きのヘギ蕎麦を食べて帰りました。小嶋屋のヘギ蕎麦はアマゾンで買ってほぼ毎日食べているのですが・・・・

■妙義山周辺で、夕暮れの景色