福島の桜へ、2023 | 福助の街歩き

福助の街歩き

福助が歩く古い街並み・石仏・湧水・大樹
春は桜、夏はホタル、秋は紅葉を。

昨年は行けなかった福島の桜を見に友人達と行きました。比較的早くから10日に行くことに決めていたのですが、満開時期がどんどん早まり当初行くことにしていた二本松、三春、郡山付近の桜には遅くなってしまいました。逆にいつもは早すぎて行けない夏井の千本桜、もっと遅くに咲く喜多方の日中線枝垂れ桜が満開になってきているので、そのあたりに行くことにします。

前日に予定表を友人たちに送った所、泊まりにしたいと言う意見が多く出たので急遽泊りで行くことにしました。

最初は夏井千本桜に行きます。ここは以前行ったことはあるのですが、開花時期が遅いので最近は行っていませんでした。ここに行くには東北道ではなく常磐道で行き、磐越道に入り小野ICで下りて小野まで少し戻る感じです。途中磐越道からも夏井川の桜並木も見えるのですが、ICを下りてからも周辺はそこら中に桜が咲いている感じです。やがて夏井千本桜のメインの場所の駐車場に着きました。千本桜はほぼ満開でしたが、以前来た時より少し華やかさが少ない感じがしました。まだ満開ではないのでしょうか?花が少し白い感じがします。幹には苔がびっしりついていて、すこし老木になってきているのでしょうか。

でも天気も良く、満開の桜並木は良かったです。昼食の時間になっていたので、駐車場の人に蕎麦屋を聞いた所、小野町の街中に行けばあると聞き、街中に入って行きました。街中の小さな川沿いにも桜並木がありました。聞いたラーメン屋ではなかったのですが、中華屋さんがあったので入りました。盛が良く安くてなかなかうまい店でした。

 次に小沢の桜がまだ咲いているらしいので、向かいました。基本的にあとは会津若松城の桜を夕方に見ればいいので、時間に余裕があるので、途中、「何某桜」という看板があると寄りました。1件お寺の桜に寄り、小沢の桜に向かっていると、地蔵桜という小さな看板があったので、そちらに向かいました。すぐ近くだと思っていたら、こっちでいいの?と迷うくらい走ったあたりでまた看板が出てきます。いいかげんあっているのかと思った頃に、もう近い感じの地蔵桜の看板のあと、桜もありますが花桃や菜の花が咲き乱れる素敵な所に出ました。地蔵桜から続く「桜・花桃回廊みはらしの丘」でした。自分は地蔵桜に車を回し、地蔵桜の前に出ました。ここは何度か来たことがある「紅枝垂れ地蔵桜」でした。ここは、いつもは最後に来るので、ほとんど暗い時間にしか来ていなかった所でした。枝垂れ桜は、まあ残っていました。

 さらに小沢の桜に向かう途中、違う地蔵桜にも寄りました。是哉寺の地蔵桜って書いてありました。

 次に、小沢の桜に行きました。小沢の桜は初恋という映画に出てくるという1方向に流れるように枝を延ばした桜です。ほぼ満開でしたが、ここは田んぼの真ん中の丘にポツンとあるので、遠くからカメラを構えている人がいっぱいいる中で、桜に近づいていくのは勇気がいります。我々も近くに行かないで遠景だけ撮りました。そうすると皆同じような構図になってしまうので、あまり面白くはないです。

 その後、三春滝桜と郡山の雪村桜の前を通り、会津若松の鶴ヶ城に向かいました。

鶴ヶ城の西門の駐車場には5時半過ぎに着きました。ここでライトアップまで見て宿に向かうことにします。日があるうちに、城の周りを半周して正面口まで行きました。桜は駐車場付近の西側は遅い感じでしたが、東側に来るとまだ結構残っていました。城を入れた構図も撮れましたが、夕方の光ではあまりキレイに撮れていませんね。その後、だんだん暗くなり、18時半くらいにはライトアップの写真が撮れました。鶴ヶ城は、桜の花びらが舞うようなライトなどなかなか趣向を凝らしたライトアップでしたが、城のライトアップの色がピンクと言うのはちょっとやりすぎかな。

 その後、今日の宿、東山温泉に向かいました。前日に予約したにもかかわらず2食付き11000円というのは破格です。宿は川の縁に川に沿って細長く建っていて、向かいの斜面には緑の中に満開の桜の木もぽつぽつあり、中心あたりに長い脚の土台を延ばした能舞台?があり、なかなか素晴らしい。4階がロビーで、部屋のある3階は部屋までの間に高級感のある個室風の食事場所や日本酒バーなどがあり高級感があります。しかしその奥の我々の部屋に行ったらちょっとびっくり、狭い部屋に4人分の布団が所狭しと敷き詰めてありました。奥の布団に行くのにも手前の布団を踏んでいかなければならないくらいギリギリでした。これは2人部屋ですね。だからお安い値段だったのですね。その後風呂に入り、食事に行きました。風呂は前の川が滝のように流れるのが見えるなかなか素敵な風呂でした。ただ、露天風呂はぬるかったです。

食事はさっき通った高級感のある個室風の所ではなく、2階の大広間でした。でも、味はなかなか良く、量もちょうどいいくらいでした。

朝食も、つきたての餅もいろいろな味で食べられ、おかずも十分な満足できる食事でした。

 そして、喜多方に向い、日中線枝垂れ桜に行きました。喜多方駅付近から北へ3kmほど続く枝垂れ桜並木ですが、ほぼ真ん中の蒸気機関車の置いてあるあたりの駐車場に車を停めて、北に向かって歩きました。最初のあたりは、若木でたいしたことないと思いましたが、だんだん木も見事になってきて、桜のトンネルと呼ばれるあたりは、左右の桜の間隔が狭くなり桜の中を歩いているような感じでなかなかいいです。一応北の終点まで行って、元の駐車場まで戻って来ました。

 その後、喜多方ラーメンを駐車場の近くの店で食べ、予定時間にもどるにはギリギリになってきたので、他に寄らずにそのまま東京に向かいました。特に大きな渋滞はなく予定通りに帰りました。

 ■夏井千本桜に来ました

千本桜の近くの小野町の小さな川沿いの桜並木

次に向かう途中の桜並木

お寺の境内から眺める

地蔵桜の看板を追って到着したのは、桜・花桃回廊。地蔵桜の近く。

看板の地蔵桜とは、何度か来たことのある「紅枝垂れ地蔵桜」でした。

小沢の桜に向かう途中の桜

これは、是哉寺地蔵桜と言うらしい

小沢の桜に来ました

こんなに無名でキレイな所も・・・

三春滝桜も前を通ってチェック

満開ならなかなかいい天神夫婦桜も通過

雪村桜の前も通過

会津若松、鶴ヶ城に来ました

東側は、散りはじめ

東側の正門付近は、まだ見頃のよう

だんだん日が暮れて・・・・

桜の花びらが舞い散るプロジェクション

ちょっと気になる色・・・

東山温泉の宿で・・・

向かいの斜面にある能舞台?桜がうまく咲いている」

翌日、喜多方の日中線枝垂れ桜

福島の桜、行く場所はいつもと違いましたが、見頃の桜は見ました。