ブラジル番長【Diary】 -38ページ目

お金の使い道

人間とは、何にお金を使うかで、

その人の価値観がわかろうというもの。


この度、番長は家の近所にある『ブックオフ』に行って、


ぶらじる番長【日記】


この6点を買ってまいりました。


本日は、番長が、なぜこれらの商品を手に取ったのか、

下らない解説をさせて頂きます。


ゴホン…


■1点目 『最強ワル列伝 実録ボクシング世界王者』


番長 「このマンガ本を読んでですねぇ。プロボクサーから

喧嘩殺法を学びたいんですよ!」


■2点目 『桜井章一 雀鬼』


番長 「主人公の桜井氏は実在するプロの雀士なんですが、20年間無敗を

誇ってるんですねぇ。麻雀のイカサマを知りたくて、つい手に取っちゃいました…」



■3点目 『北斗の拳&花の慶次 爆裂MAXスペシャル』


番長 「1円パチンコ店には、古いパチンコ台しか設置してないんですよ。

古い機種の攻略本って、コンビニでは売ってないじゃないですか。

だから、古本屋で攻略本を買って研究してるんですよ」



■4点目 『バカドリル』


番長 「前回の日記に書いたんですけど、『バカの天才』になりたくて…」


■5点目 『筒井康隆 原始人』


番長 「この本は、弟から頼まれて買って来たんですよ。買った本の中では、

一番まともな本ですかねぇ。あ、ボクも筒井さんの小説好きですよ。

文章中に『句点』をつけずに、ズラッと文字を書き続ける手法なんて、

天才的だと思いますよ。ボクのほうが文章力は上だと思ってますけど」


■6点目 『ミスチル アトミック・ハート』


番長 「このCDは、ヤンキー時代に聴いてたんですが、また聴きたくなって…

こういったナツメロを聴いてると、なんかこう、昔を思い出して、

喧嘩したくなりますよね!」


ご清聴、有難うございました。



お金の無駄遣いはやめて、ぶらじる番長…

タバコの味

小学校6年生の頃から20年ものあいだ、

毎日せっせとタバコを吸っておる番長なんだが、

これまで、「タバコを止めよう」と決意したことは、何度あったことか。


毎年、番長の恒例行事として、

1月1日の元日と、9月22日の誕生日になると、

タバコ、灰皿、ライターをすべて処分して、「もう二度と吸わんぞ」

と心に誓うんだが、いつも失敗しておる…


最近は、やけにノドがヒリヒリ・ピリピリするし、

タバコを吸う度に、頭が痛くなる。それに、妙に息苦しい…。


「どげんしたもんか」と悩んどったところ、

近所の雑貨屋さんで、『電子タバコ』 という、

禁煙グッズを発見した。


ぶらじる番長【日記】


『電子タバコ』とは、これまでの禁煙パイポを、

より本物のタバコに近づけたようなモノ。


電子タバコを吸うと、先端が赤く光り、

あたかもタバコに火が点いてるような演出をしてくれる。


そして、電子タバコのフィルターから、

水蒸気が出る仕組みになっていて、

本物のタバコを吸っているかのように、

煙(水蒸気)を吸引できる。


ちなみに、写真左のタバコケースは、充電器なんよ。


最近は、よく新聞や雑誌でも紹介されとるので、

ご存知の方も多かろう。


番長は、4000円も出して、衝動買いしてしまった。


そして早速、『電子タバコ』を吸ってみた。


そしたら……


「うえ、まずっ! なんやコレ!?」


フィルターから出る水蒸気を吸ったあと、

お口の中が不快になった。

なんだか『化学的な味』みたいなものが、口の中に残って、

気分が悪い。


すぐに、ぶどうジュースをがぶ飲みして、

口の中の不快感を中和させた。


よくフィルターの箱を確かめると、

『マルボロ味』と書いてあった。


なんで水蒸気なのに、マルボロの味なんやろうか?


電子タバコの水蒸気は、『体に無害』らしいが、

本当に無害なのか。

こんな気味の悪い煙を、肺の中に入れるのは、ちょっと怖い。


それに、電子タバコの製造元は、

どこの国かは知らんが、外国製やし、

この商品は信用できんぞ。


後々、新聞やテレビなんかで

『電子タバコには、じつは発がん性物質が入っていた』

なんて報道があったら、びびるって!


「オレ、だまされたんやろうか…」


そんなことを考えながら、本物のタバコで、

とりあえず一服。


やっぱ、タバコを止めるんだったら、

他力本願は、いかんよね。


「ああ、オレの4000円、返しぇ~」



タバコは徐々に減らそう、ぶらじる番長!


馬鹿カズ

番長のマイプロフィールに

『好きなタイプは?=ボクよりも頭が悪い人』

と書いとるが、それは誰かというと、親友の「バカズ」のことである。


本来は、カズというアダ名なんだが、彼は頭が悪いので、
バカ+カズ=バカズ とアダ名を変えてやった。


昨年、『北進斜めにさすところ』という映画を観たんやけど、
映画の中で、緒方直人がこんな台詞を言っとったのが、心に残った。


「オマエたち、バカになれ! バカの天才になれ!」


番長もかなりのバカだと思うが、親友のバカズは、
番長を遥かに上回った大馬鹿野郎である。


彼こそ、緒方さんが言う「バカの天才」。


番長はバカズを『バカのお師匠様』として、崇拝しておるのじゃ。


そのまえ、バカズが、わが家にやって来た。


「いま、手元に2万円あるっちゃん。

今日はオレがおごるけん、女の子と遊びに行かんや」


「なに! バカズ様、太っ腹~。

それじゃ早速、出掛けますかな」


とその前に、借りていたビデオを返しに、レンタルビデオ店に寄った。


そしたらお店の店頭に、ダイヤルQ2のカードが置いてあった。


Q2カードは、千円、3千円、5千円、1万円の4種類があったが、

1万円のカードを買うと、クレジット1時間+30分の無料通話の特典が付いてくる。


そのカードを見付けて、バカズの目の色が変わった。


「すんませ~ん。1万円のカード、2枚ちょうだい」

彼が、店頭に立っているアルバイトに注文した。


「おい、バカズ! 今日はその金で、

女の子と遊びに行くんじゃなかったのかよ!」


すると彼は、「だけん、これからQ2カードで、

女の子をナンパするんだろうが!」


全財産2万円を出して、惜しみもなくカードを購入しやがった。


さすが「バカの天才」。

すごい金銭感覚をしてらっしゃる…


そして車の中に戻った。


バカズが、番長の携帯電話からダイヤルQ2に電話した。


その後、彼は満面の笑みを浮かべながら、
電話の向こうの見知らぬ女性と、くだらない話で盛り上がっていた。


運転席でヒマを持て余していた番長は、
いったいタバコを何本吸ったことだろうか…


長い時間が経ち、ついにカードに入っていたクレジットと

特典無料通話の時間まで使い果たした。


結果、女の子ゲットならず…


バカズに「時間を返せこの野郎!」と掴みかかった。


「ちょ、ちょっと待って。もう1つ、女の子をゲットできる方法があるっちゃん」


「なんや?」


「スタビっていう、出会い系のモバイバルサイトがあるとよ」


その後、場所をわが家に移した。


番長はベッドに横になって本を読んでいたが、
バカズは、携帯電話をいじくって、スタビに夢中になっとった。


夜11時ごろ、番長は睡魔に襲われた。


「オレ、もう寝るけん。電気消すぜ」


「あ、いいよ」


カチッと消すと、携帯電話の画面の明かりだけが、部屋の中で光っていた――。


………………………。
……グ~~。グ~~。


ムニャムニャ「う~ん。オシッコ」


午前4時ごろ、番長は用を足すために目を覚ました。


すると……


ビクッ!!


携帯電話の画面の明かりに照らされた、青白いバカズの顔が、
暗い部屋に浮かび上がっていたのだ。


まだ、スタビをやっていた。


「オマエ、女の子をゲットするために、すげえ根性してんな…」


「番長、ついに女の子と待ち合わせしたぜ! これから会いに行こうや!」


「バカか。いま何時だと思ってんだ。オレは行かんぞ」


「マジで。んじゃ、オレ、これから出掛けるけん」


彼はそう言って、ホクホク顔で家を飛び出し、
闇夜の中へと消えていった。


バカに理屈は無い。


バカに世間の常識は通用しない。


バカほど、人から愛される。


番長は、バカズのような大馬鹿野郎が大好きだ。


ぶらじる番長【日記】

「先月のiモード通信料は80万円!
ばってんパケット定額制にしとるけん、
たったの4千2百円だったぜ~!」(バカズ談)


お師匠様。
今後ともご指導の程、よろしく。



天才とバカは紙一重、ぶらじる番長!