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ヤンキーたちの腕相撲大会

ブラジル番長【Diary】


先週の日曜日、福岡県田川市の金川小学校体育館で
番長たちがやっておる「セカンドチャンス!福岡」、
工藤良君が運営しとる「田川ふれ愛義塾」、

小野本道治さんが代表ば務める「SFD21 JPAN」

の福岡県下最強3団体で


『WKY杯アームレスリング大会Vol.2』


ば開催したばい!


この3団体は、いずれも福岡県内のヤンキー諸君らば、

いい方向へ導こうという趣旨で活動しとる。


番長たち3団体の代表者らは仲良しこよしなんじゃが、

お互いのメンバー同士の交流がなかったもんやから

3団体の親睦を目的に昨年、第1回WKY杯ば実施した。


そいたら、予想以上にヤンキー・元ヤンの皆さんが

集まってくれよって、70名近いメンバーたちが

健全な腕相撲という競技ば通じて、

互いの手と手ば握り合い、

力比べばしながら友情を深め合うことができた。


今回は、昨年よりもさらに盛り上げちゃろうと

番長たちも準備ば進めてきよったので、

実に90名という多くのエントリーがあったとぜ。


ブラジル番長【Diary】


当日は、コメ農家から頂いたお米25キロで、

田川ふれ愛義塾の人たちが

朝からオニギリばたくさん作ってくよった。


そいて、番長たちも参加者全員に

何かしらプレゼントばしたいと思うて、

いろんな仲間たちから品物ば協賛していただき

一つ一つ袋詰めにして会場に持って行きよった。


ブラジル番長【Diary】


4月21日午後1時30分、大会のゴングが鳴る!

3団体から各30人程のヤンキー・元ヤン諸君が出場して、

場内はてんやわんやの賑わいとなりよった。


ブラジル番長【Diary】


途中、番長の親友で『ブラジル番長ラップ』という

超マニアックな歌ば作ってくれよった

侍ラッパーのTUCCIによるミニライブもあって、

場内は一層盛り上がった。


ちなみにTUCCI君は、ご厚意で

会場の音響や照明機材も無料提供してくれたとばい。


TUCCI君、そいて音響のキム君、

本当にいつも番長たちの活動に協力してくれて有難うね。


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こげな大会ば開いとるが予算はゼロでやっとる。
有志の皆さんの会場提供や協賛金・協賛品ですべて賄っとる。

ご協力いただいた皆さんには心から感謝しとるばい~


ブラジル番長【Diary】
(2013年4月22日付 西日本新聞朝刊より)


ブラジル番長【Diary】


WKY杯アームレスリング大会Vol.2は、昨年に引き続き

グラサンを掛けた番長が司会ば務めよった。


そいて、昨年に引き続き、番長は司会を理由に

腕相撲に参戦せんやったものやから

メンバーたちから


「番長、アンタは何で出らんとか!」

とブーブー文句ば言われた。


あたりめぇやろうもん。



番長が負けたら「番長」じゃのうなるけんのお~


=byブラジル番長=

砂漠の街からやって来た校長先生

南米ペルーの首都・リマ市から南へ230キロ先、

かの有名な「ナスカの地上絵」がある方角に

人口40万の街・チンチャアルタ市がある。


この地方は降雨量が非常に少ない砂漠地帯。

はるか昔に植民地支配していたスペイン人たちが

たくさんの黒人奴隷を連れてきたけん、

今でもその末裔たちが多く暮らす貧しい街じゃ。


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そのチンチャアルタ市には、なんと『FUKUOKA』の

名が付いたペルーフクオカ学校が存在する。


今から17年前、番長の父ちゃんたちが福岡県で

募金運動ば起こし、フジモリ大統領の意向で

チンチャアルタ市に小中学校を2校寄付した。


そのうちの1校であるカセーレス校は、校舎の壁面に

大きく『FUKUOKA』と書かれとることから

現地では「コレヒオ・フクオカ」(フクオカ学校)と呼ばれ、

親しまれておる。


いま、フクオカ学校は、生徒数3000人を誇る

街一番のマンモス校となっておるのじゃ。


番長がペルーへ行った際は、必ずフクオカ学校を訪問しよる。

そいて、訪問する度にこの学校のセバスチャン校長たちが、

生徒たちを校庭に集めて、大歓迎をしてくれよる。


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昨年、番長たちがフクオカ学校へ行った時も

もの凄い歓迎ぶりやった。

ブラジル番長【Diary】


現地の小学生たちが、番長たちの訪問のために

わざわざプラカードまで作ってくれて、

もてなしてくれよった。


貧しい学校で、ペルー政府からの資金援助は

まったくと言っていいほどなか。


だもので、これまで番長の父ちゃんたちが

福岡県の有志の方々から寄付を募り、

(株)タカギがパソコン教室を作ってくれたり

東筑紫高校が足踏みミシンを寄付してくれたり

いろんな協力をしていただきよった。


本当に皆さんの支援のおかげで、

今日までフクオカ学校が運営してこれよった。


ただ、今まで実現できておらんかった事が

2つだけあった。


それは、開校以来、長年にわたってフクオカ学校を守ってきてくれた

セバスチャン校長先生を福岡県に招くことと、


フクオカ学校側の兼ねてからの願いであった

「生徒に日本を見せたい」ということじゃった。


昨年、番長たちが久しぶりにフクオカ学校を訪問した際、

校長先生が新しく代わっておった。


先代の創立校長だったセバスチャンさんは、ご高齢のため、

校長職ば勇退しておった。


(結局、一度もセバスチャン校長ば福岡に

呼んであげれんやったばいね・・・)


番長たちは皆、校長の勇退にがっかりしよったが、

父ちゃんがここで決断をしよった。


「よし、セバスチャン校長の願いをなんとか叶えてやろう」


――。


日本へ帰国後、父ちゃんが有志の皆さんを集めて、

フクオカ学校初代校長と生徒代表を福岡へ招へいするための

寄付金を集めよった。


㈱タカギの高城社長、㈱関家具の関社長、

フクオカ学校を訪問したことがある皆さんが、こころよく

セバスチャン校長たちの渡航費を出してくれよった。


番長のほうは、校長たちの福岡招へいに大賛成やったけども

出してあげれるほどのお金がなくて・・・


それで、お金は出せんかわりに、初代校長たちの渡航手続き、

ホテルの手配やらスケジュールやら知事表敬の段取りやら

そこらへんばすべて担当しよった。


そいて先月、ついにセバスチャン校長と生徒代表のジャイル君が

憧れだった福岡の地に訪れよったとばい。


ブラジル番長【Diary】


わが家の喫茶店・江戸マッチョで歓迎会ば行い


ブラジル番長【Diary】


有志の皆さんたちとで楽しい楽しい時間ば

過ごしよった。


本当に校長たちも喜んでおった。


ブラジル番長【Diary】


念願であった福岡県知事にも表敬訪問し、


ブラジル番長【Diary】


北九州市長にも挨拶しに行きよった。


セバスチャン校長が

「私は学校を引退したが、私の福岡に対する思いは、

学生たちに託した。これからはフクオカ学校の

学生たちを支援してやってほしい」と話し、


ジャイル君は若干15歳ながらも


「日本は世界のお手本のような国。こんなに文明が進んでいて、

秩序のある国が、この世界にあるなんて驚きました」


と立派にスピーチし、

県知事から「素晴らしい」と拍手ば送られよった。


ブラジル番長【Diary】


『FUKUOKA』の名を学校に残し、後世の学生たちにまで

「福岡県民に恩を忘れてはならない」と教えてきた

セバスチャン初代校長。


74歳を迎え、はじめて日本へ訪れた。


生まれてはじめて飛行機に乗った校長は、

日本へ着くとエスカレーターを怖がり、

ラーメンを食べる時は、まずスープをすべて飲み干したあと、

フォークで麺を細かく砕いてから口へと運びよった。


そいて、福岡のあとは京都や東京に出かけ、

日本を満喫しよった。


校長の目には、番長たちの国がどう映ったっちゃろうか。


校長たちは、3月末にペルーへ帰国しよったばってん、

きっと今頃、街の人々やフクオカ学校の学生諸君に

日本での思い出を語っておることやろう。


番長が自分で言うのもなんやが、

今回はマジで、すんばらしい国際交流ができたと思うとる。


このブログを読んで、ペルーフクオカ学校を訪問してみたくなった

読者諸君!番長がチンチャアルタ市までご案内するぜ!



旅費はそっち持ちでな!


=byブラジル番長=

番長の新しい仕事

問題ば起こしてサンパウロ新聞社ば

クビになったわけじゃなかとばい。


番長が少年時代から付き合っておった

日系ペルー人の兄貴分が、いま、南米ペルーで

日系信用金庫のトップに出世しておって、

その人からの指令で、サンパウロ新聞社とは別に

新しい仕事ばやらせてもらうことになったとぜ。


番長が与えられた任務は、日本とペルーを拠点に

全世界で海外送金事業ば行っておる『KYODAI』の

九州地区を担当するというもの。


日本で働いておる外国人の皆さんにとっては、

海外送金ってとても重要なのに、一番面倒なことなんよ。


在日外国人が母国にいるご家族などにお金を仕送りする場合、

普通は銀行からお金を送金するっちゃけど、問題も多かと。


1、平日、工場などで働いておる外国人は、銀行へ行く時間がなか!

2、銀行へ行っても日本語がわからんから窓口でいろいろ聞けん!

3、送金するための書類が毎回大変!時間がかかりすぎる!

4、送金手数料がバリ高!1万円送るのに、手数料を3千円以上も取られよる!


そんな外国人の皆さんの問題を解決するべく、

海外送金事業という新しいサービスをはじめた民間会社が『KYODAI』じゃ。


じつは番長が南米ペルーへ取材に行くときは、

KYODAI東京本社の木本社長がご厚意で、

渡航費などいろんな支援をしてくれとった。


KYODAIと番長には、そういった関係があった。


しかしまた、なして番長にKYODAI九州を任せると?

と木本社長に聞いてみると、


「この仕事は外国人の気持ちを十分に

理解している日本人じゃないとできないんだよ」


とのこと。


KYODAIは海外送金事業を手掛けるなか、

在日外国人の生活支援にも力ば入れており、

本当に国際的で立派な会社なのじゃ。


番長も「ハハ~ッ!喜んで仕事ばさせていただきやす~」

とお受けした。


そんな時、偶然にも番長の友人が、

福岡市中心部の天神3丁目(親不孝通りがあるところ)で、

4階建てビルを借りて、外国人向けのゲストハウスば作るという

計画ば立てておったので、


友人から

「ビル1階のテナントにKYODAIが入らんかいな」

と提案がありよった。


番長も天神に拠点ば置きたかったけん、

このビルの1階にKYODAIの九州窓口ば構えて、友人と一緒に

『外国人ビル』にしようやという方向で話が動き出した。


そいたら、番長たちと同じように、『外国繋がり』で仕事をしている

仲間がポンポーンと現れよって、それぞれビルに入居することが

決まりよった。


ビルの入居はこのようじゃ。


3F、4F THE GUEST HOUSE (ゲストハウス)

2F    サラムモロッコ (モロッコ旅行会社)

1F    KYODAI&サンパウロ新聞福岡支局

B1F    FACE (外国人コミュニティーバー)

B1F Alje (エコ事業 外国人が自転車に乗って

           リサイクル品の回収に回る)


外国人との仕事に特化した仲間たちが集まったんやけど、

ただ、借りるビルがオンボロで、建物全体が落書きだらけじゃった。


KYODAI本部のほうも

「このビルで本当に大丈夫?」

と不安がっとったが、番長がここを借りると押し切った。


そいて、昨年暮れにビルの改修工事の竣工式ば行った。


ブラジル番長【Diary】


写真ばご覧いただいたらわかるように

当初は落書きだらけのビルじゃった・・・


ブラジル番長【Diary】


ビルのリニューアルをしてくれたのは、

地元にあるラントマンという建築デザイン会社じゃ。


写真真ん中の人は、ラントマンの河原代表。

なんと、あの有名ラーメンチェーン店『一風堂』の

河原社長のお兄さんである。


一風堂の建築デザインもラントマンが手掛けておる。


ブラジル番長【Diary】


昨年暮れに写した写真。

落書きだらけやったビルが、どう生まれ変わるのか、

日々の進展が楽しみやった。


ブラジル番長【Diary】


そいて、ビルに組まれとった足場が外されると、

すっかりと落書きがなくなっておった。


ブラジル番長【Diary】


KYODAI事務所の中。

番長が足りないオツムで考え抜いて、

部屋の間取りを決めたのじゃ~


ブラジル番長【Diary】


この大きな人は、KYODAI東京本社から来た

ホアンカルロスさん。


部屋の大きさを図り、受付カウンターサイズや

窓口の数、内装デザインなどを考えてくれよった。


ブラジル番長【Diary】


この人は同じくKYODAI東京本社から来たティトさん。

メカニック専門で、ネットシステムの構築ばしてくれよった。


こうして、いろんな人たちか支えられよって・・・


ブラジル番長【Diary】


3月1日にKYODAI九州がオープン!

従業員の方々もフィリピン人、ネパール人、ペルー人と

国際色豊かじゃ。


ビルも見違えるごとキレイになりよったばい!


ブラジル番長【Diary】


そいて3月16日には、オープニングセレモニーば

催しよった。


この日のために、東京からペルー共和国駐日大使ご夫妻が

お越しになって、ご祝辞ば頂戴したとばい。


ありがたや~


ブラジル番長【Diary】


地元で国際的な活動をやっておる

番長の仲間たちが集まってくれて、


ブラジル番長【Diary】


人種や宗教などに関係なく、多くの仲間たちが

集まってくれて、


ブラジル番長【Diary】


KYODAIが九州に誕生したとばい~~!!


本当に立派な活動拠点ができよった。

皆さんに感謝、感謝ばい。


これからは、サンパウロ新聞記者として

日本と南米を結ぶ架け橋となりながらも


KYODAI九州を任せられる者として、

日本で一生懸命に働いておる外国人の皆さんの

生活向上を手伝い、手を取り合って素晴らしい

国際社会を築いていけるよう


ブラジル番長が全身全霊を込めて頑張りますばい!


だもんで、日本で働いておる外国人の皆さんと

お友達の読者諸君は、ぜひ番長に外国人をご紹介をば!


マジで海外送金はKYODAIば利用してくれ~


詳しくはKYODAI Remittanceホームページにて。

http://kyodairemittance.com/ja/


ブラジル番長【Diary】


ここはKYODAI九州Iが入居しておるビルの地下1階。

外国人コミュニティBAR『FACE』。


最近、番長は仕事を終えたら、喪黒福造さんのように

ここで外国人の方々の話し相手をしとります。


カイガイソウキン ノ オナヤミハ バンチョウ マデ


フオーー フォフォフォフォ~~


=byブラジル番長=