ぼくの兄ちゃん
世間からチヤホヤされて調子に乗っておる弟
よしながこうたくが、新作絵本ば出すばい。
今回はなんと兄である番長が主人公じゃ。
1ページだけ原画ば紹介。
絵本には、わがファミリーが全員登場しよる。
番長が小学4年生、弟が2年生やった頃を描いとるから
今から25年も前やね。
絵本のなかも昭和チックやわ~
そいて、弟ばよくからかっておったわ。
兄の容赦ない『からかい』と『パシリ』のお陰で
弟は忍耐力ば養い、我慢することば覚え、
ひとりの世界に入るようになって、今日、絵本作家として
飯が食えとるんよ。
すべて番長のお陰じゃ。
ガハハハ! ハッ!
今回の絵本。
構想から出版まで2年半も費やしておるのじゃ。
当初は『次男』をテーマにした内容やったばってん、
弟が番長にビビってか、最終的には兄のほうが主役に
入れ替わりよった。
それでよか。それでよか。
目立つのは兄のほうやけん。
ただ、この絵本は、兄が弟に威張りちらすばかりではなか。
しっかりと、弟を守ろうとする優しい兄の姿も描かれとる。
兄弟という血縁の大切さをテーマにした作品なんよ。
『ぼくの兄ちゃん』PHP研究所
作:よしながこうたく
制作協力:吉永拓哉
博多弁訳:吉永拓哉
発売日:3月6日(地域差有り)
番長が気合いを入れて絵本の博多弁訳も
やっとります。
読者の皆さん!
本屋さんで見つけたら、立ち読みではなく
ほいて、新作絵本の出版ば記念して
吉永3兄妹の喫茶店『Cafe江戸マッチョ』で原画展ば
開催しとるけん、店にも遊びに来ちゃってんしゃい~
ではでは読者の皆さん、夜露死苦。
そいて、わが弟よ――。
絵本の出演料ばよこしやい。
=byブラジル番長=
カンボジアから来た期待の星
九州ば元気にするバイ!――
こげなスローガンば掲げて、番長の地元
福岡を拠点に活動しておるのが『NPO九州プロレス』。
このプロレス団体の理事長ばされておる
筑前りょう太さんとは、昨年から親しくお付き合い
させてもろうとる。
筑前さんはその昔、新日本プロレスの悪役覆面レスラー
魔界2号だったお方やが、生まれ故郷の九州ばどげんか
元気づけらないかんばい、ということで新日本プロレスばやめ、
地元でプロレス団体ば立ち上げんしゃった。
ばってん、九州プロレスば立ち上げるにあたって
資金はなか、プロレスラーはおらん、協力者はおらん。
そげな「無」の状態から一生懸命に努力ばされて
筑前さんは今日の九州プロレスば築いてきよった。
そげな熱い思いで頑張っておられる筑前さんを
番長は尊敬しておる。
昨年、筑前さんたちは、
カンボジアで九州プロレスば開催。
「カンボジアはまだまだ恵まれとらん国やから、
カンボジア人にプロレスば観てもろうて、元気にしたい」
と筑前さんは、プロレスば通じて、
素晴らしい国際友好活動ばやられよった。
そして筑前さんは、新たな目標ば持たれた。
「まだカンボジアには、ひとりもプロレスラーがおらん。
やったら、九州プロレスがカンボジア人ば受け入れて、
史上初のカンボジア人レスラーを誕生させるばい!」
かつて終戦後の日本では、力道山が現れ活躍したことで
国民が元気を取り戻し、日本は再び立ち上がった。
だけん、カンボジアでも力道山のようなスターが現れれば
きっと国民たちは勇気づけられ、自国を元気にしてくれるやろう。
九州プロレスは昨年から
『カンボジアソクサバーイ!』
(クメール語でカンボジアを元気にするバイ!の意味)
というプロジェクトを進めておった。
これはカンボジア人のソムナン君(20歳)
という若モンば福岡に呼び、九州プロレス道場で修業させ、
カンボジア人初のプロレスラーを生もうという壮大なプロジェクトじゃ。
筑前さんたちが、九州のいたるところで
カンボジアソクサバーイ!のイベントば行い、
募金運動に汗ば流しよって、プロジェクトの実現ば
頑張っておった――。
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と、長ごおなったが、筑前さんの説明はここまで。
んで、
「あれから筑前さんたちのカンボジアソクサバーイ!は
どげなふうかいな~」
と思いよった矢先、お友達のウッチー(内畑寛崇さん)から
電話があった。
「番長!ソムナン君が福岡にやってくる日が決まりましたよ」
番長「マジっすか!絶対、空港でお出迎えいたしやす!」
ついに筑前さんたちの夢が実現することになりよった。
さすがばい・・・
それで、ウッチーから到着の日時を聞いて、
当日、少し早目に福岡空港国際線ターミナルへ行きよった。
ウッチーたちと待つこと30分。
国際線ターミナルの自動ドアがサーーっと開き、
さっそうと現れたのは、このおふたがた。
九州プロレスのジャージば着た筑前さんと、
覆面レスラーの めんたいキッドさん。
いや~
覆面を被って空港内を歩けるなんて、
プロレスラーの特権やね。
ちょっとうらやましか・・・
この日は地元のテレビ局なんかも来ておって、
筑前さんがインタビューばされとった。
あの~ 番長にもインタビューして~
なんてテレビ局には言えんから、
『番長もソムナン君を迎えに来とうとぜ!』
といわんばかりにテレビカメラの前ばウロチョロして、
無言の自己PRばしてやった。
「まだかいな~」
と待ちぼうけとるおふたりば、背後からパチリ。
なにせソムナン君が乗った飛行機は到着しとるとい、
30分以上経っても到着ゲートから出てくる気配が
ないっちゃもん・・・
番長も暇で暇で仕方がなか。
ウッチーに携帯カメラば渡してから、こげな
ポーズで撮影してもろうた。
うん。
番長は体格はプロレスラーに負けてはおらんが、
背丈がちょっと残念だ。
と写した画像を見ながら、
改めて中背の自分にガッカリする。
そして、ついにスリーショット!
うひゃ~ これは番長の中で
『お宝写真』になったばい~
この3人で博多の街を歩きよったら、
誰からもケンカを売られん自信があるぜ。
もし売られたとしても筑前さんと、めんたいキッドさんが
番長ば守ってくれよる。
そう考えると最強じゃあ!
とか何とかしよるうちに、
ついに! ついに!
ソムナン君が到着ゲートから姿を現しよった。
「ソ、ソ、ソムナンさ~~ん!」
番長はソムナン君のほうに走り寄った。
彼にしてみれば、まったく見ず知らずの人なのに・・・
ソムナン君。
会ってみると、かなり小柄な若モンやったばってん、
カンボジアでは全国柔道大会で準優勝という
輝かしい実績があるとげな。
それにソムナン君。
筑前さんや番長たちを見るなり、
合掌して深々とお辞儀ばしよった。
カンボジアの礼儀作法なんやろう。
通訳を入れて彼と会話しとる最中も
ずっとお手手ば合わせておった。
ええ若モンばい!
彼の謙虚な姿勢に、番長は心を打たれよった。
メンバーたちとで記念撮影。
ソムナン君。
番長はキミを応援しとるぞ!
これから厳しいプロレスの修業が待っておるやろうが、
耐え抜いて立派なプロレスラーになるんじゃぞ。
カンボジアの未来はキミの肩に掛かっておるのじゃ!
頑張れよ~
さて、ソムナン君に刺激ば受けたけん
番長もちょっくら体ば鍛えなおそうかね~
とりあえず腕立て10回からはじめるとするか!
ソクサバーイ!
(即シャバーい!)
=byブラジル番長=
せ、せ、西郷ドン!!?
この肖像画。
どなたかご存知かいな?
そう、番長が暮らしておる九州の英雄・西郷隆盛じゃ。
んじゃ、この肖像画は誰かいな?
え?
誰かわからんとな??
このお方は、九州の元ヤンで、このブログば書いておる
ブラジル番長じゃ。
数年前、とある団体で講演した際、関係者の方が似顔絵ば
描いてくれよった。
なんとなく西郷ドンの肖像画に似ておるじゃろ。
西郷ドンって、番長のように太っておって、
眉毛も太いイメージがあった。
ばってん、最近、ある本で紹介された「西郷ドンの実像」の写真ば見て
番長の西郷ドンに対するイメージがガラッと変わってしもうた。
↑のお写真は、その本に紹介されとったもの。
ネットで検索したら出てきよった。
この写真は最近、福島で発見されたものらしい。
島津の若殿を薩摩藩士たちが囲んで撮ったものである。
写真に写っておる人物の中は、推測やけども若かりし頃の
東郷平八郎やら西郷従道なんかがおる。
ただ、この写真の年代と、藩士それぞれの年齢などを検証したものの、
写真の一番右側に写っておるズバ抜けて背が高い男性においては、
誰かわからんらしい。
そして、この長身の男性は、ほかの写真には一切写っとらん
謎の人物だそうである。
そのためこの長身の人物こそが、かの西郷隆盛その人ではなかかと、
番長が読んだ本の筆者は語っとるのじゃ。
「んま、ま、マジで!」
番長はすぐに何でも信じるので、この写真ば見て鳥肌が立ちよったばい。
この写真の人物。
バリバリかっこよかやなかか~
あの肖像画の太っちょ西郷ドンも好きばってん、
この写真の西郷ドンもすんごくええ面構えをした男や。
この人が本モンの西郷ドンやったら、番長は納得するばい~!
最初に紹介した西郷ドンの肖像画やけれども
あれは西郷ドンがお亡くなりになった後、イタリア人画家のキヨツォーネが
西郷ドンの弟・従道と従弟の大山巌の顔を合体させて描いた
イメージ肖像画なんよ。
そのことは、なんちゃって歴史家である番長も知っておった。
また、上野にある西郷ドンの銅像の除幕式の際、
出席した妻のトキさんが
「この銅像は亭主に似とらん。亭主はこんなに腹が出とらんが」
とガッカリしたそうやし、
西郷ドンに会ったことのある外国人の男爵は、
「SAIGOUはまるでヘラクレスのような身体やった」と後に語ったそうな。
そんなエピソードも踏まえると、この写真の人物は・・・
マジで西郷ドンのような気がする・・・
読者の皆さんは、どう思うね?
番長は西郷ドンが、たとえどんな風貌ばしとったとしても
このお方をバリバリ尊敬しとる。
西郷ドンの詩の中で、番長の座右の銘にしとるものがある。
『上着は さもあらばあれ敷島の 大和錦を心にぞ着る』
人間のカッコよさとは、着飾ることではなか。
しっかりと心に大和魂を秘め、日本人として恥じぬ生き方をする事が
本当の意味でカッコいい人間である。
(番長の解釈)
とは言いつつも、なかなか番長は真似できとらんがね。
=byブラジル番長=















