以前、こんなドキュメンタリーを見ました。
東大学生だった青年がアパートに引きこもってしまい。
しかも一切掃除もしなくなったので、
部屋の中がゴミの山になってしまいました。
青年の母親は彼の弟と一緒に上京してきて、
息子を説得しようとするのですが、
彼は一切心を開きません。
やがて息子が登校拒否になったことも、
部屋をゴミだらけにしたことも、
すべてが自分を子供のころからコントロールし続けてきた、
母親に対する復讐だということがわかります。
衝撃を受けた母親は息子に謝罪し、
二人の間は少しずつ回復してゆきます。
子供と親は別の人格です。
子供より先に親は死にます。
それからの人生を子供は、
自分の足で歩いていかなければなりません。
転ばぬ先の杖は永遠ではないのです。