男の子を育てる時に、
「男らしくしなさい」と親は言います。
男らしくとは、たとえばメソメソするなとか、
小さい事にこだわるなとか、
頼りがいのある人になれとか、
これは取りも直さず男という生き物が、
メソメソしたり、小さい事にこだわったり、
頼りがいがないからということの証明です。
反対に、女の子には、
「女らしくしなさい」と言って育てます。
女らしくとは、おしとやかにしなさいとか、
お行儀よくしなさいとか、優しくしなさいとか、
いかに女性が本来とても逞しい生き物で、
だから少しでもそれを、
セーブしようとしてきたのだということがわかります。
昔の歌謡曲には男性と別れた女性が、
今でも男の事を想い続けている、
という歌詞がけっこうあります。
しかし、それを書いているのは100%男性作詞家です。
あきらかにそれは男性目線。
別れた男のことを想い続ける女性など100%いないのでは、
と僕は思ってます。
男は未来と過去に生き、女は今を生きるのです。