マリリン・モンローと、
ローレンス・オリビエが共演した映画です。
しかし撮影中2人の中は最悪で、
マリリンは彼のことを嫌なヤツだと言い、
オリビエは彼女の演技を批判しつづけました。
わかるような気がします。
オリビエの演技は左脳の演技です。
緻密に計算し人物像を的確に表現します。
しかし反面、説明がくどく、
生きた人間に感じられません。
反対にマリリンの演技は右脳の演技です。
感性の感じるままに感情の赴くままに演技します。
しかしマリリンはいつもマリリンで、
役を演じるというよりは、
画面の中にいるのはいつもマリリンでしかありません。
あれから50年。
現在のアメリカ俳優たちは、
右脳と左脳の両方を使って演技しています。
準備段階ではその映画の時代背景や、
人物像の資料などを読みあさり、
客観的に人間を分析しておきます。
そしていざ撮影が始まったら、
感性の赴くままに演技するのです。
この右脳と左脳を効果的に使う演技、
自分たちも会得したいですね。