叱る | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。


おもちゃの後かたづけなど、

家のルールを守らなかったときは、

子供を厳しく叱ることが大事なんだそうです。


人前でもどこでも悪いことをしたらすぐに叱る。

脳科学的には、

叱ることは絶対に必要だと考えられています。

叱ることで子供に社会協調性が備わるようになります。

しかも叱るときには痛みを伴うほうがよいのだそうです。


最近の研究でわかったことですが、

体の痛みを感じる場所と心の痛みを感じる場所は、

脳の同じ場所である前帯状皮質というところで感じます。


そしてなんとこの場所で感じるもうひとつのことが、

「他人の心の痛み」だというのです。

だから前帯状皮質が叱られることで痛みを感じれば、

他人の痛みにも敏感になり、

思いやる心、つまり社会協調性が育つんだそうです。

ただし、度が過ぎる体罰は、

子供の心に傷を残すので要注意です。


子供を叱ることの重要性を示すこんなデータがあります。

幼稚園児を悪いことをしたときに、

叱らないで放っておくグループと、

厳しく叱ったグループで比べた結果、

叱られない子供は、

100倍以上攻撃的になることがわかったそうです。


かつて友達のような親子が、

もてはやされた時代がありましたが、

脳科学的には問題があるということになります。

ただし、子供が失敗して反省してるときに叱るのは逆効果で、

むしろ反省したことを、

誉めてあげるくらいのほうが良いそうです。

子育てって難しいですね。



▶︎渋谷