おもちゃの後かたづけなど、
家のルールを守らなかったときは、
子供を厳しく叱ることが大事なんだそうです。
人前でもどこでも悪いことをしたらすぐに叱る。
脳科学的には、
叱ることは絶対に必要だと考えられています。
叱ることで子供に社会協調性が備わるようになります。
しかも叱るときには痛みを伴うほうがよいのだそうです。
最近の研究でわかったことですが、
体の痛みを感じる場所と心の痛みを感じる場所は、
脳の同じ場所である前帯状皮質というところで感じます。
そしてなんとこの場所で感じるもうひとつのことが、
「他人の心の痛み」だというのです。
だから前帯状皮質が叱られることで痛みを感じれば、
他人の痛みにも敏感になり、
思いやる心、つまり社会協調性が育つんだそうです。
ただし、度が過ぎる体罰は、
子供の心に傷を残すので要注意です。
子供を叱ることの重要性を示すこんなデータがあります。
幼稚園児を悪いことをしたときに、
叱らないで放っておくグループと、
厳しく叱ったグループで比べた結果、
叱られない子供は、
100倍以上攻撃的になることがわかったそうです。
かつて友達のような親子が、
もてはやされた時代がありましたが、
脳科学的には問題があるということになります。
ただし、子供が失敗して反省してるときに叱るのは逆効果で、
むしろ反省したことを、
誉めてあげるくらいのほうが良いそうです。
子育てって難しいですね。