脳が変調をきたし、
疲弊している時は頑張ろうとしても無理で、
逃げられるときはまず逃げるほうが良いのだそうです。
脳にストレスが溜まる原因は、
同じことを考えすぎることです。
早く問題を解決しなくてはとか、
なんとか良い成績をあげなくてはとか、
そればかり考えていると脳は同じ回路しか使わなくなります。
でも、逃げる、つまり環境を変えると、
その回路を使わなくなり、
ストレスの原因から刺激を受けないので脳は楽になるのです。
ただし、今度は逃げたことによる、
罪悪感という新たなストレスが生まれてしまいます。
これを取り去るためには周りの対応がとても大切で、
「逃げたかったら逃げてもいいんだ」
「辞めたかったら辞めてもいいんだ」
「逃げても辞めてもあなたはあなたなんだから」
と認めてあげることが大事なんだそうです。
周りの人に優しく受け止めてもらえたことで、
脳はリセットされストレスが解消されて、
また頑張ろうというやる気が生まれてくるようになるのです。
この脳のシグナルを見極める方法として、
今まで楽しくやっていたことをやらなくなったり、
眠れなくなったり、
苦しい辛いを口に出すようになったら危険信号で、
周りはこれに気づいてあげることが大事です。
そしてこういう症状が現れたら、
頑張れとか励ますような言葉をかけるのは、
絶対にしてはいけないことで、
優しく受け入れてどうすればよいかを、
よく話し合うことが大切なのだそうです。