逃避 | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。


脳が変調をきたし、

疲弊している時は頑張ろうとしても無理で、

逃げられるときはまず逃げるほうが良いのだそうです。


脳にストレスが溜まる原因は、

同じことを考えすぎることです。

早く問題を解決しなくてはとか、

なんとか良い成績をあげなくてはとか、

そればかり考えていると脳は同じ回路しか使わなくなります。


でも、逃げる、つまり環境を変えると、

その回路を使わなくなり、

ストレスの原因から刺激を受けないので脳は楽になるのです。

ただし、今度は逃げたことによる、

罪悪感という新たなストレスが生まれてしまいます。

これを取り去るためには周りの対応がとても大切で、


「逃げたかったら逃げてもいいんだ」

「辞めたかったら辞めてもいいんだ」

「逃げても辞めてもあなたはあなたなんだから」


と認めてあげることが大事なんだそうです。

周りの人に優しく受け止めてもらえたことで、

脳はリセットされストレスが解消されて、

また頑張ろうというやる気が生まれてくるようになるのです。


この脳のシグナルを見極める方法として、

今まで楽しくやっていたことをやらなくなったり、

眠れなくなったり、

苦しい辛いを口に出すようになったら危険信号で、

周りはこれに気づいてあげることが大事です。


そしてこういう症状が現れたら、

頑張れとか励ますような言葉をかけるのは、

絶対にしてはいけないことで、

優しく受け入れてどうすればよいかを、

よく話し合うことが大切なのだそうです。



▶︎近景