アリとキリギリス | 田窪一世 独白ノート

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ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。


イソップ童話に「アリとキリギリス」というお話があります。

夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、

キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごす。

やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、

最後にアリたちに食べ物を分けてもらおうとするが、

アリは「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだ?

と食べ物を分けることを拒否し、

キリギリスは餓死するというお話。


実はこれには二つの解釈があり、

一つは、キリギリスのように将来への備えを怠ると、

困ることになるので、

アリのように行動し準備をしておけというもの。

 二つ目は、アリのように自分の安定しか考えない者というのは、

餓死寸前の困窮者にさえ冷酷だというもの。


人間を二種類に分けると、

究極アリかキリギリスのどちらかに分類される。

実に真理を突いた物語。

ちなみに僕は間違い無くキリギリスです。




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