性善説、性悪説 | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。


性善説と性悪説。

永遠に議論され続ける難問です。

ですが、僕は人は生まれながらに悪の存在だと思っています。

だって、僕たち人間は生あるものの命を、

奪うことでしか生きられないのですから。


だからベジタリアンだという人がいます。

でも、以前テレビでこんな実験を見たことがあります。

観葉植物にプラスとマイナスの電極を取り付けて、

すぐそばでキャベツをザクリと真っ二つに切ります。

すると、観葉植物に取り付けた針がブルンと震えたのです。

学者に言わせると、

植物はその瞬間あきらかに恐怖を感じているんだそうです。


植物だって生きています。

動物ならば可哀想で植物ならば良いということにはなりません。

同じような意味でクジラを食べるなとか、

エビや魚を料理するときに、
残酷な殺し方をするなとかいう理屈も、

他者の文化を理解出来ないただ野蛮なだけの考え方です。

僕たち人間の本質は悪です。

悪だということを知っているからこそ、

教育によって善を学ぶ必要があるのだ、

ということが納得出来るのではないでしょうか。




▶︎六本木