クナウザスRPG~森の宝珠と盗賊団~はTRPGみたいな感じの雰囲気を一人で楽しむものとして作りましたが、
敵を倒して宝箱を開ける、強くする、という、いわゆるハクスラ(私はあまりこういうゲームをしないので詳しくはないですが・・)要素もなくはない(流行の「スピーディで快適」とは逆を言っていますが)し、
せっかくだし、気軽に多くの人にこのゲームを遊んでもらいたいので、このゲームの基盤システムを使いつつ、全然違うゲーム性を追求する作品を別枠で作ることにしました。
最初は、ついでに、英語圏(世界全部)にも発表したいと思い、英語化し始め、ネイティブのツクーラーともコンタクトをとったのですが、あまりのテキスト量に私自身がすぐにあえなく挫折し、英語化はまたの機会としました。
(これもせっかくなので、今公式として現存している作品「Dark Tears」の英語化をこの人とすることにしました。アクションなので、テキストを極限まで削れば、ほとんど訳さなくてもいいですし。。)
それで、
ハクスラ風の新企画
《クナウザスRPG~Downing Stars(仮)~》
についてですが、
これは、いわゆる「シナリオ2」ではなく、本編とは完全に別物で、本編をリリースし続けても、これは独自に改造を加えていく予定です。
ストーリーは、
「世界に再度出現した”沈星(ちんせい、またはしずみぼし)”。
これを放置すると、いずれこの星が降ってきて地上は滅びるという。
命知らずの踏破者が集められ、魔法で沈星に送り込まれる。
送り込んだ者は、彼らが生きては帰らないであろうことを予感している。
それでも、もし、生き残り、数多の星を踏破したとき、彼らはその果てに何を見るのか」
とかいう、短いものです。あってないようなものです。。
ゲーム開始すぐにパーティ結成ですが、本編と違うのは、自由に作るのではなく、規定キャラから選ぶだけ、ということです。他には一切何もできません。
そして即座に(本当に笑えるくらいいきなりw)スタートします。
プレイヤー的には「おい?!」となるかもですが、内容は、ただランダムダンジョンを真っ直ぐ進むか、戻るか、二つに一つなので、あまり迷うことはありません。
普通のハクスラ(というものがどういうものか知らないのであくまで想像ですが・・)と違うのは、敵を倒し、ゆっくり強くして力で押す、というより、ある程度慣れている人、このゲームの「技術」がある人は、どんどん前に進めるし、逆に、留まって稼いでもなかなか強くならない(TRPG的にリアルさをもって成長インフレを抑えているので)、ということだと思います。
また、運要素(これは、このゲームの特徴として、戦闘の様々な出来事を表現する乱数)も強いかもです。
それでも、ストーリー展開とかもあまりなく、ひたすら倒し、宝箱を開け、少しずつでも強くしながら前へ前へ進んでいく、という感じは本編とはかなり異なり(本編のエクストラステージに相当)、作者としてはハクスラ”風”、と呼びたいと思っています。
これを作ることは、本編(現在、みっきゅん氏に第二段を企画してもらっています)を後回しにするという意味ではなく、むしろ相互扶助関係にあります。
ハクスラということで、アイテム、スキル、モンスターなど、ゲームのコアになるデータをシナリオを省いて比較的楽に作り、検証できます。これを、本編に生かす(コピペ・・)ことで、本編の製作も加速できるのではないか、と思っています。
TRPG風ゲーム、というと、内容を作るのだけでも大変なので、データ検証が難しく、このような形は合理的かな、と思っています。
そしてもう一つの相互扶助は、本編のデータを、こちらに移送することで、本編をクリアして暇になったプレイヤーにも、キャラを鍛え続けたり、レアアイテムを集めたりできる場を提供することです。
本編クナウザスRPGのセーブデータは転生システムを使うことで、このゲームに入れることができる予定です(キャラの強さなどは転送側にあわせて変更される可能性があります)。
逆に、ブラウザ版、ダウンロード版など、好みの媒体で気軽にやってもらうことで、本編にも興味を持ってもらえたらなぁ、という願いもあったりします。
すでに書いたように、TRPGについて頭でっかちの私が本編RPGを作り、今や、ハクスラ経験ほぼ皆無なのに、噂を聞いただけの耳年増で新ゲームを作ろうとしております。。
無謀ではあるのですが、ウィザードリィとかはかなり好きでやりこんだ(ほどでもない、ごく一部のみ・・)し、プレイヤーの意見を色々もらいながら、遊ぶ人と一緒に、私の理想とするところと、皆さんの理想をすり合わせて作っていければと思います。
このゲームは無限に遊べる、強くする、みたいな、本編からするとありえない、パラレルワールド的なものなので、ある程度の段階で区切ってリリースし、その後は増設していくと思います。
その際は、皆さんから多くのご指導をいただければ幸いです。