私が働くマンハッタンのとあるお店に、よく来られるお客さんで
私のレジに来るといつでも、かなり流暢な日本語で、明るく気さくに話しかけてるくれる、アメリカ人男性がいる。
なぜそんなに日本語が話せるのか、今まで訊いたことがないので、奥さんが日本人なのかな?とか、日本にしばらく住んでいたのかな?とか想像するが、今更本人には聞きにくい…
いつもだいたいお天気の話、「サムイネー!」とか、「雨ヤダネ〜」や、買おうとしてる商品について、「コレイイヨネ〜」とか、他愛無い短い会話ばかりだが
「ハーイ!コレオネガイシマース!」と、あまりにも自然に日本語が出て来る、その人と話していると、ついニューヨークにいる事を忘れそうになる
ところで、その人の会話には、よく娘さんが登場する。
例えば
「コレ、オイシソーダネー。ムスメがスキソウ!」とか
「アッ!アレカワナイと、ムスメにオコラレル!」
とかいう具合に、「娘」という言葉が、頻繁に彼の口をついて出て来るのだ。
今日もその彼が、レジに持って来た、いくつかのアイテムを指差して
「ワタシは、コレダイスキ❣️ ムスメ、コレダイスキ❣️」
と嬉しそうに言うので
わあ〜、子煩悩ないいお父さんだな〜🥰
と微笑ましく思ったので
「こんないいお父さんを持って、娘さん、幸せ者ですね〜
娘さん、おいくつなんですか〜❓」
とカジュアルな気持ちで訊くと
すかさず返って来た、お客さんの返答は
「イワナイ」
だった…
‼️😳
一瞬絶句する私…
え?訊いちゃいけないタイプの質問だった!?そんなコトないよね?
お客さんは笑顔だけど、「なんちゃって〜」とかってフォローがないから、冗談ではないもよう…
気を悪くしたわけでも、なさそうだし…
脳内がパニックしつつ、何か言わないと気まずいので
「ひ…秘密ですかあ❓」
と、精一杯、明るく言うと、そのお客さんは
「そ❗️
じゃあね〜❗️」
と来た時と同じように陽気に、去って行った!
なにか不思議な衝撃に包まれて、しばらくポカーンとする私…😧
どう思い返しても、立ち入りすぎた事を訊いたとは思えない…🤔
アメリカ人のお客さんたちの中には、〇〇歳のウチの子がコレ好きでアレ好きでとか
ウチの子の〇〇歳の誕生日なんだけど、どのお菓子を喜ぶと思う〜!?とか、こちらが訊かずとも話される方が多いので、そんなに繊細な質問ではないはず…
おそらくこれは、アメリカ人だからとか、日本人だからとか、日本語が堪能なアメリカ人だから、とかいうことは、全く関係ないし
レジ係とお客さんという組み合わせが微妙だった、とかいう事もないだろう…
なぜあのお客さんが、答えたくなかったのかは、わからないが、モチロンそれは彼の自由で、「言いたくない」「言う必要ないよね❓」と思われたのは、全然オッケーな事であり
私は傷ついた訳でも、何でもなくて
むしろ感心してしまったのだ❗️
「言わない」
という、その潔いまでのシンプルな答え方に…
そこには嫌味も高慢さも深い意味もなく、それこそ感情さえも無いと思える、ただの4文字で
バサッと斬る❗️
画像お借りしました
というその鮮やかさ…
お見事〜
これは一つの才能なんじゃないか…と
羨ましくなってしまった
タコでありました…🙇♀️
しかし何で答えたくなかったんだろう…そのお客さん
アタシ、なんか悪いコト訊いた?
アタシって、やっぱり空気読めない女…?😔
うーむ…😑 (こういうの全然気にならない人とかも、羨ましい…) 😞
いつもお読み頂き、本当にありがとうございます 🙏
コメント欄、お休みさせて頂きます🙇♀️
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