ニューヨークのアパート事情シリーズ、前回のエピソードは抜けがけまでして取ったアパートとは…@ニューヨーク
アメリカに来てまだ2年経っていなかった私と
出会って1年ちょっとだった、アメリカ人夫イカオとの新婚生活は
一目惚れして、「このアパート取るからね❗️」と宣言する私に、弱気な事を言うイカオを、「取れなきゃコロすよ」と脅して勝ち取った、イーストビレッジのアパートで、始まった。
レトロな冷蔵庫や、おままごとのキッチンセットが、そのまま大きくなったようなキッチンで、お料理するのは楽しかったし
この画像はお借りしましたが、ほぼこんな感じだった。
寝室とリビングルームからの眺めは、とても都会のど真ん中、マンハッタンにいるとは思えない、豊かな緑の恵みで、心底癒されたのだが🥰
いかんせん
隣人たちは、癒しとはほど遠く
やっぱニューヨークのど真ん中に住んでるんだよな、私たち❗️
と思い知らされる存在だった…
まず向かいの部屋に住んでいたアリス❗️
20代後半だった私たち夫婦より、10歳くらい歳上だったアリスは、白人の独身女性で、一人暮らし。
売れないアーティストかつ、やはり売れてない役者の卵で、オーディションがある度に、廊下には彼女の発声練習や、おかしな台詞などが響き渡ったが
何かに出演してるとかいう話は、全く聞かなかったから、一体どうやって食べてるのか不思議でたまらなかった…🤔
そのアパートビルは、家賃値上げがほんの少ししか出来ないようにコントロールされてる、Rent Stabilized apartment で、アリスはすでに長年住んでいたので、よほど家賃が安かったのは間違いない。
ともかく
アリスは図々しいオバタリアンで(まだ30代後半だけど、態度は完全にオバハンだった)
イメージ的にはこんな感じ…。画像お借りしました
私たちが引っ越してくるや否や、すぐにやって来て
「ハーイ!アタシ向かいの部屋のアリスよ。よろしくねちょっと中どんななってんの❓見せて❗️」と、招かれもしないのに、勝手に入って来て見廻して
「フーン…こんな感じか…。ナイスじゃない。じゃーねえ。パーティやったら呼んでね〜」と出て行って、私たちを面食らわせ (パーティは何度もやったが、彼女は招待しなかった!)
以来、事あるごとに
アレ貸して〜!コレ貸して〜!
と何でもかんでも借りに来る❗️💢💢
そしてコッチが取りに行くまで返さない❗️
取りに行くと、彼女の部屋はいつも物で溢れて、グッチャグチャ❗️
その図々しさは、私たちが8年後出て行くまで、ほぼ変わらず、(途中から私はあまり貸さなくなったけど)
イカオが最近、フェイスブックで彼女のポストを発見したら、彼女はまだイーストビレッジに住んでるようなので
おそらく25年後の今も、彼女は同じアパートに住んでいると思われる❗️(きっと一生住むんだな〜)
お次は、隣の部屋に住んでいた、ヒスパニック親子❗️(中南米からの移民の家族)
顔を合わせた事がほとんどないので、何人家族なのか不明だし、引っ越してすぐは、そう迷惑な事はなかったのだが
この家族の息子さんが、明らかにティーンエイジャーの反抗期を迎えたあたりから、年々
息子と母親の、親子ゲンカが壮絶で、超うるさい❗️
(コレはのちに自分が親になってみて、息子と大声で親子ゲンカする度に思い出す。自分、同じ事やってんじゃん❗️ と…。隣の親子はスペイン語のケンカ。私と息子は日本語でのケンカ…という違いがあるだけ…) 😓
キッチンの隣にあるバスルームを挟んで、お隣だったから、部屋から直接はそう聞こえなかったのだが
ケンカが始まると、聞きたくない息子が廊下に出て来るので、部屋の中から叫ぶ母親の声と、それに対して怒鳴り返す息子の声が、廊下からウチのキッチンに響いて来て、うるさいうるさい…
しかし触らぬ神に祟りなし…で、私たちはコレは我慢して、直接文句を言った事はなかった。(大抵怒った息子が外に出かけ、長時間の怒鳴り合いではなかったので、我慢できた)
(もしかしてイカオが、大家に苦情を言ったかも知れないが、勿論そんなの効果ある訳がない。
安いアパートは、大家や管理人は、ほとんど何もやってくれないのだ)😑
この親子より、イカオがずっと我慢できなかったのは
隣のアパートビルに住む、音痴なギター弾き野郎❗️
キッチンの窓は、隣接するアパートビルの壁に面していて、一番近いあちらの窓は、見えない距離にあったので、視界的にはプライバシーが守られたが
その一番近い部屋の住人が、よく夕方に
下手なギターをかき鳴らし、外れた音程で大声張り上げて、歌う音痴だったのだ❗️😱
イメージ画像お借りしました
イカオは、アマチュアの域は出ないながらも、長年同じバンドで、よくイーストビレッジや、ブルックリンのライプハウスで、演奏していたギタリストだったので (もちろん本職は別にあった)
この音痴野郎には、我慢ができず、しょっちゅうブチ切れては、キッチンの窓からこう怒鳴った。
「下手くそ〜❗️今すぐやめろー❗️」💢💢💢と。
そうすると大抵、顔の見えない相手は
「うるせー❗️」とか、「ほっとけー❗️」と怒鳴り返すので、イカオは更に
「聞いてらんねーんだよ❗️」💢💢💢とか
「耳が壊れる‼️」😡😡😡とか言って、窓をピシャっと閉めたりしていた。
このバトルは、2〜3年続いたはずだが、おそらく音痴男が引っ越したか、自分の音痴をようやく自覚して音楽やめたかで、いつしか無くなった…😮💨
(普段は穏やかなイカオが、ブチギレて怒鳴ったりするのは、この件だけだった)
しかし迷惑だったのは
隣人だけではなかった…
じきに更なる
強敵が
現れるのだった…😭😭😭
To be continued… (続く)
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