ご丁寧にも
ブログ投稿から一ヶ月たちました、だってさ。
時間ってなんでこんなにはやいんだ？
いつもセンテンスの欠片は絶え間なく頭に浮かんでいるのに
書き込む甲斐性がおっつかない
脳内で会話しているように思うそのひとと
何十年も会ってなかったり
そもそも会ってなかったするんだ
びっくりだね
みながみな、川の流れに平行に流されているとして
その幅も長さもあまりに違って
毎日会えているように思うそのひとにとっては
もしかしたら私は遠い過去のひと
途方にくれる、いやな想像だ
職場で今必死に色々覚えてる
新卒でもない若い女の子でもない私は
即戦力でなければ、と
不真面目な癖に生真面目なところもあるのだよ
期待通りいたいなんて
ゆがんだ承認欲求かもね
必死さはきっと誰にもばれていない
少なくとも職場でそれを晒すのは
あまり得策ではない
PC不調なら自分で直せる
専門用語もグーグル先生がいるし
例えば事務仕事
仕事は世界中にきりなくあって
それぞれは繰り返し突き詰めていくほど
狭く深くなってゆく
実る程頭を垂れる稲穂かな、がいい
ささやかに目指す川の行き先
ふと立ち止まる疑問点、改善点
その道を歩いてきたからこその悩み
素人ならばまだ躓くそこまではいけないので
不安になったり眠れなくなったり眠りすぎても
ちゃんと私もみんなも生きて、歩けているんだろうと思う
昔害虫が出て始末してくれた母にお礼を言った
「できるようにならなくちゃならなかったから」
あなたもそのうちできるようになるよ、と母は言った
若い私にはわからなかったのだけど
いまはウンザリするほどその理屈がわかって
それを口にするさみしさも
そして数年先には
それすらも
「わかったつもり」だったと気づくのだろう
何度も
自分の肩を自分で抱きしめて
もう抱かれることはないかもしれない
さみしいと思いながら
でも、母や妻の体裁をかろうじて保って社会的お約束の範囲で生きることに
安堵している今
そう、そんなことだと捨ててしまえる勝手な自我を意識しながら
年末のあわただしい毎日を
色々と勘違いしながらやり過ごすこの頃です
雲の色はしろじゃない
しろだけじゃない
はいいろ、あお、ももいろ、きいろ、むらさき
足の痛みが若干ひいて
お部屋から外を見ている
見えているのに見えてないもの
世界はそんなものばっかりで
自分の輪郭が見えるわけがない
あの色を写す技術がほしいな
一銭にもならなくても
それは本物のもつ厳かななにかと
非なるものになるだけなんだけど
私はなんか貴方や会えなくなったすべてを
海の深そうな地平線のあたりと
昼夜問わずに空に探すのがすきだ
幼い頃たぶんたくさん描いた
どんな絵だったかわからないけれど
余白は残さずきちんと塗ること
先生に怒られて塗らなかった、
誰かが言う私の記憶
母が再婚して
年齢の離れた弟がふたり
愛しくも疎ましくも思った
良くも悪くもあたりまえに私とちがった
苦手な親戚は女が大学に行くべきじゃないと言い切って
私はこっそり進学した
真面目な優等生でいないほうが喜ぶ人がいること
吉祥天女とか読んで知ってたんだよね
母はばりばり働いていたけど
流石に美大は諦めた
自分を信じ切れるなら無理もしたろうけれど
私は親友の画才に感動しちゃってその時点で
なにものにもなれないと思ったからだ
ならせめてこの野郎みてやがれって
東大クラスでも目指してたら格好良かったけれど
アルバイト楽しんじゃってる時点でね
真面目な蟻さんみたいな母と
遊びたがるキリギリスな私はどうして似なかったんだろう？
その全てを実父の遺伝のせいにした
今も結構ね
誠実でない人間の中には
それ故に知能が高く財を成し人心掴むのが上手い奴がいる
けれど
卑怯を知るものは、それを飼いならし
そうならないことも出来る
ピュアなヒーローにはなれなくてもね
それでもこどもを望んだから
私は思ってるより自分を信じているのだろう
決して良くは聞かない何も知らない父のことも
ご先祖さま、拝みにいけなくてごめんね
鮮やかでヒステリックな時代がいきなり終わろうとする前夜
きれいなおんなのひとがたくさんいて
おとこのひともやたらおしゃれしてた、みんな香水くさく
そういう時期
なにものになれるか
不安だった
今とおなじように
だから根拠のない自信たっぷりで
稀に弱ってみせたりする貴方に惚れまくっちゃったのかもしれないね
生物としても一番活きのいい時期だったし。
いつもこんな風に後ろを振り返るの
こじんまりとした無様な記憶
それでもどこかに失くしちゃったことがかなしくて
幾多の人が老いる時繰り返してきたように
私もそうなんだろうな
でも今も思っているよ
刃毀れしまくった私の鈍
いつか重たい身体をなくして
さらに何者でもなくなったら
五感を惜しみつつその先の感じ方で
もっと柔軟に
もっと勝手に
いろんなことを知りたいんだ
やっぱ雲の色は色鉛筆じゃ難しいねえ
（書類仕事から逃避したくて）
ひたすら雲を見てただけなんだけどね
哲学ぶりっこが何故その解にいきつくのかわからないけど
というかその法則性を知りたいんだけど
老いるのも悪くない
生き延びたことも、たぶん。
テレビ見ながらふと
ゴルゴ系女子っているんだってね
どんな子タイプ？ねえねえ
相手が息子じゃなきゃセクハラでお縄についてる気もする
随分とこどもに甘えてるよなあ
長男諦めて右から左へ流し
次男は心底嫌そうな顔して
長女笑いこらえてやめなさい
うーん…これがおっさんに自分がされたと思えばそりゃ嫌だ
でも反省しない私
三人三様どこからきたんだろう？
謎は日々深まっていく
甘えまくりながらこの小さな巣で温めあえる日々は
いつまでも続くものじゃない
寂しくてたまらないその想像それこそが彼らのしあわせに繋がるのだから
群生しててもひとはひとりっていうのはやんなるほど真実だ
半世紀も一生もえらい短いって現実も
長男「かあさん、だっふんだ系女子よな」「女子ってつけてあげるから拗ねないの」
(変なおじさんはカワイイ系ヘンタイだからよかろうって、何だそれ)
次男「ふれえいーふれえいー」(野村萬斎)「あーっオンナに生まれて、よ・か・ったあー！！」
（モノマネ超得意、かあさん静かだとおっぱじめてくれる。ぜんざい煮込んでくれながら）
長女「かあさん、漫画喫茶はやくいかないと、ついてってあげるから」
（行くのは整形外科だ。病院の漫画読破する気だな・・・）
親の背中はちいさくみすぼらしいまんま
それでもまだ教えることたくさんある
大人が想像以上にだめだめってことも、弱っていく姿も
なんの罰ゲームかと、
それがいやで時々消えたくなるけど
それもまたどう繕っても彼らに丸見えなんだろう
でも根っこの健全で雑多なやさしさは彼らから失われない
つまんない日も、悔しくて泣く日も
それがなきゃ、しあわせだって思う相対的評価は
あっというまに暴落しちゃうんだよ
東大じゃなくても
ドラフト1位じゃなくていい
もうとっくにせかいいちだと
いつか伝わるといいな
私とちがう手で足で、独自の感受性で
新しい時間軸をすすめ
明るいほうへ、
いつかここを狭く感じたら広いところへ
あ、忙しいとずっと忘れてたケーキ、たまには買って帰ろう
毛が生えたお祝い、きっとまたヘンタイ呼ばわりだろな
仕事中に階段ずり落ちて
見事に松葉杖
怪我して面接も行けないし
先輩の紹介でちょっと手を伸ばした先に
先ずは進むと決めて
自宅療養タイム（羊羹握り締め、太る予感しかない）
もういないあいつの誕生日
墓参り行こうとしてた矢先
行かんでいいから
誰かが用意してくれた厚意のその道を
とりあえずがんばって行けと
なんかカミサマ化しつつある実体をなくした貴方に
背中押された気がして
意外とそういったスピリチュアル的なもんに
影響されるささやかな指針である
松葉杖、とうちこむと
予測変換で‘まっぱだか’
ヘンタイだったことはない筈
どうなんだ
台風が運んできた低気圧
遠くで響く突風のおとと
雨の匂い
忙しい毎日から今しばらく座りっぱなしの日々
忙しさにアディクトしてる私の傾向
かっちょ悪い
そこからちょっと自由になれたらいい
もともとは筋金入りの怠け者なのだから
ちょっとバランスに気をつけながら
言葉はただだから
思ったことの明るい上澄みの部分もまた本当だから
口にすることは厭わない
まっすぐな幼子みたいにはもうなれなくても
いやな事柄も人も
俯瞰することで他人事にしてさばいてきても
せかいはうつくしいって
思うこともまたほんとうなんだ
だから少しづつ上方修正しながら
もうちょいつきあえ、私の手足
機能低下のケア一切
してこなくてごめんね、たぶんこの先も割とそうだけど
予想以上の
お花や涙やそういったものに
実は一番びびり、後ろめたく思いながら
それを申し訳思わなくていい
ただありがとうが言える自分でいたい
ごめんということが多くて
叱ってくれるひとを
少しは信用して
ありがとうを増やそう
適度な警戒心と腹黒さがついてきても
共感しすぎてつぶれる訳にはいかない
そりゃそうだ、
半世紀が近づくくらい生き延びた
次のせかいへ進ませたい、
あたらしい感受性でせかいに関わるいのちが
理解し切れなくても焦らなくていい
向かい風は全部は代わってやれないのだ
それぞれの立ち位置で
できることはあるんだ
ささやか過ぎて笑っちゃっても
方向はきっと間違ってない
ちょっとたぷたぷしてきた（気がする）顎を
前に向けて（たまには下向くが）
ずんずん行くのだ