可逆音声圧縮の勧め
普通、音声圧縮はMP3かWMAあたりがポピュラー。ところが、例えばMP3に圧縮してしまうと、音が劣化してしまう。耳のいい人ならすぐ分かるだろう。で、仮にWAVにデコードしても、もう元には戻らない。これが非可逆音声圧縮。
そこで音質を劣化させずに圧縮するのが可逆音声圧縮だ。有名なのはFLACやMonkey's Audioあたりだろうか。
ただし、当然いい事ばかりではない、可逆音声圧縮の欠点は、圧縮率の低さだ。MP3あたりが、大体10分の1くらいに圧縮できるとすると、可逆は30~70パーセントくらいにしか圧縮できない。要は適宜使い分ける事が大事。
例えば、DTMなんかやってる人は、作ったWAVを可逆で圧縮しておく、というのはどうだろうか?圧縮率が低いといっても、例えば100MBの音楽ファイルが50MBにできれば、ハードディスクの空き容量は増え、加工する時にデコードすれば、増えるワカメちゃんよろしく、音声の劣化無しに元に戻るのだ。
じゃあエンコードはどうやってやるんだ、と突っ込まれそうだ、当然午後のコーダでは無理だし。僕が使ってるのは
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/music/mp3/audioencoder.html
AudioEncoder これは、FLACやMonkey's Audioだけでなく、MP3へのエンコードやWAVへのデコード、はたまた相互変換ができる優れもの、もちろんフリーだ。(ただし、MP3へのエンコードにはlameを別途手に入れる、NET FLAMEWORKをあらかじめインスコしなければならないetcの弱点があるが)その他にも、いいソフトが色々あるので、ヒマな時にベクターなどをあたってみるのもいいと思う。
それから、FLACやMonkey's Audioをそのまま再生できるマルチメディアプレーヤーも当然ある。最もメジャーなのは、
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/music/musicplay/kbmediaply.html
これかな、やっぱり。zipファイルも解凍せずに、そのまま再生できちゃうし・・・
sound engine
http://www.cycleof5th.com/
DTMをやってる人ならたいてい知っているだろう、有名なソフト、フリーだ。
多機能で、前後の無録音部分のカットや、エフェクトを掛けたりもできる(パラメーターの数が凄い)
で、意外に知られていないと思うが、このソフトでwavファイルの分割ができるのだ。wavファイルをこのソフトに読み込んだ後、曲の切れ目の部分に旗のようなマークを立てていく、そして、「マークで分割して保存」を選択すると、あっという間にトラック分けが出来てしまう。
ただ、切れ目で旗立てるのが、結構めんどくさかったりして、しかもwav形式でしかできないんだけど・・・
Stella Theater Lite
子供の頃、天文学者が夢だった、カール・セーガンに憧れて・・・
僕がPC始めた頃に「フリーのプラネタリウムソフトなんてないかな、たいした機能付いてなくていいから」などと思い、ベクターへ行ったら、意外にもいくつかあってビックリしたものだった。
で、いくつか使ってみて、一番いいなあと思ったのがコレ。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/edu/se365332.html
国産フリーはいくつかあるが、これが一番完成度が高いのではないかな?直感で使える、と思います。ウットリしますよ^^
実はこのソフト、以前はシェアウェアのStella Theater Proとセットになっていて、仕組みが分かりにくかったんですが、最近「バラ」になって、分かりやすくなりました^^;
海外にもフリーソフトのいいものがいくつかありますが、そちらはいずれ・・・
ちなみに、定番FTPソフト、NextFTPと同じディベロッパーです。
- アストロアーツ ステライメージVer.6 単体
- ¥26,250
- ネイチャーショップKYOEI Yahoo!店
JetAudio Basic
コレ使うようになったら、Windows Media Player要らなくなりました。極端な話、コレを1つ入れると、いくつかのソフトはあぼ~んです。
主目的はメディアプレーヤー、つまり音楽や動画再生なんだけど、対応形式が幅広く、ほとんどのものが、これ1つで全部見る、あるいは聴けます。
とまあ、ここまででも凄いんだけど、なんと音楽ファイルのエンコード、しかもapeやflacなどの少々特殊なファイルのエンコード、デコードが出来てしまうあたりが凄いです。
後は録音機能にリッピング、ライティング、インターネットラジオの受信・・・に加えて、なんと自分でラジオ放送までできてしまう!・・・らしいです(試した事はありません)
それから、REAL PLAYERの、勝手にネットにつながろうとするのがうっとうしい方、リアルメディアもコレでOKです!ただし、デフォルトではダメなので、コレを起動して、自分の持ってるリアルメディアをドラッグドロップすると、プラグインを自動でダウンロードして見られるようになります。
ただし、「Basic」というのがミソ。フリーなのと同時にいくつか製品版に比べて制限が付きます。一番痛いのがMP3のエンコードが出来ない事!これがついていれば文句なしなんだけど、まあMP3エンコーダは別で用意すればいいか・・・
ダウンロードはhttp://www.cowonamerica.com/download/
日本語化ファイルはhttp://www.cowonamerica.com/download/jetaudio_lpack.html
解説サイト多数、ググってみそ。
実はiAUDIOの会社だったり・・・
IrfanView
本当は別のソフトを取り上げる予定だったのだが、ちょっとよく分からない部分があり、もう少し調べてから取り上げる事にした。で・・・
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/piccam/picviewer/irfanview.html
まあこれは、今さら僕が取り上げるまでも無い定番ソフト、ご存知の方の方が多いかもしれない。解説サイトもいくつかあるし・・・
基本的にはヴューワーだ。しかし、おそろしく多機能、軽いしフリーだし・・・
僕がよく使うのはリサイズ・トリミング。それからちょっとしたフォトレタッチ。もちろん他のソフトでもできるのだが、とにかく起動が早いのでついついこれを使ってしまう。文字を入れたり、ちょっとしたフィルター処理が出来る。
それから、画像形式の変換もできるし、画面キャプチャー機能も付いている。たまにスライドショーで遊んでみたりもする。
拡張プラグインを入れれば、なんと動画まで見られる!・・・けど、まあ動画は専用のソフト使った方がいいかも(^^;;;
それはさておき、ファイルのサイズも小さい事だし、ぜひインストールをお勧めします。USBメモリーに入れておいて、外のパソコンで使うにもいいかもしれない。
にしても、なんでこんな凄いソフト、フリーなんだろう・・・
Win高速化 PC+
初期化したはいいが、色々と不都合な部分が出てくる。
例えば、下の方に出てくるバルーンヒント、うっとおしいちゅうねん!あとプルダウンメニューの動きがなんかヌルっとしてたり、色んな動作が遅く感じられるのだ。で思い出した。
「アレがない」
その「アレ」が、コレだ。
Win高速化 PC+
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se301488.html
コレで色々カスタマイズすると、色んな動作がスムーズになる!
本当は上級者ならレジストリを直接いじればいいんだろうけど、初心者にはチトきつい。でも、これを使えば簡単にカスタマイズができるのだ。
起動してみると分かるが、なるほどウィンドウズには、まず必要ないようなうっとおしい機能が満載だ。これを下に出ている「解説」を読みながら「要らない機能」にチェックマークを入れていく。もちろん「この機能は便利」だと思えば、チェックしなくてもよい。
「この機能うっとおしいなあ」というものに気がついたら、Win高速化 PC+ を起動してチェックを入れる、あるいはヒマな時に下の解説を読みながらチェックを入れていくのもいいだろう。後は高速化設定ボタンを押して、PCを再起動すればOK!これは便利!
ただし、このソフトに限った話ではないが、フリーソフトなので、あくまで使用は「自己責任」、また作者さんへの感謝を忘れずに^^
ソフトについて
先日、PCの不調で初期化したのだが、Cドライブに入っていたソフト群が全部消えてしまい、現在も苦労している。
やはり、よく使うソフトなんかは、バックアップしておくべきだなあと、つくづく感じた、マイドキュメントとかはこまめにバックアップしているのだが・・・
ただ、メーラー(Edmax、npop),irfanview、タブブラウザ(LUNASCAPE)と言った、最低限のソフトは保存してあったので復旧の時には助かった。
みなさんはどうしてらっしゃるのだろうか・・・