面接は「何を話すか」ではなく「相手とどう話すか」で決まる | 受験生の知らない公務員試験の裏のウラ

受験生の知らない公務員試験の裏のウラ

間違った情報や無駄な対策に振り回されがちな公務員試験。公務員試験合格者としての視点から、大手予備校の中枢で受験指導をしてきた経験を活かし、本当の受験対策をブログに書き綴っています。

本日全国で行われた地方上級試験本当におつかれさまでした!
これで筆記試験が一段落という方も多いと思います。試験勉強では色々な困難もあったかと思いますが、ここまで継続してやってきたみなさまの努力に敬意を表します。

そしていよいよ明日からは、その努力を最終合格に結びつける段階に入ります。
自分の中の対策スイッチを、きっちり「面接モード」に切り替えてください。

この「面接モード」において、これまで接してきた多くの合格者は、以下で言及する「2つのポイント」をしっかり押さえていました。これができれば、これまで面接対策に時間を掛けてこられなかった方も、一気に巻き返すことが可能になります。

まず1つめは、「面接情報を収集する前に、まず自分の長所や短所と徹底的に向き合あう」ことです。このことは、先日のブログ「面接対策におけるRBV理論」にも書きましたのでそちらを御覧ください。

そして2つめは、「何を話すかではなく、相手とどう話すかを徹底的に重視する」ことです。 今回はこの2つめについてお話ししていきます。

前提として、面接試験では、「何を話すか」ということを自分でいくら突き詰めていっても全く評価されません。それは結局、一人相撲の面接対策だからです。実際に面接する「相手とどう話すか」を練習しておかないと、面接官に独善的な印象を持たれるだけです。

これは、公務員試験には筆記試験があるため、面接対策もその延長線上にあると捉えていることが原因です。面接で何を聞かれるか、何を答えるのかをあらかじめ文章的に用意し、面接会場でそれを吐き出せば受かる、と思い込んでいるのです。もし、そのような考えに染まってしまったら合格は危うい、と言わざるをえないでしょう。

さて、「相手とどう話すか」という表現力を磨くには、やはり実戦的なトレーニングを積む以外に方法はありません。面接試験までの時間を有効に使って、「面接官の心に響くリアクション」をしっかり磨いていきましょう。

具体的には、

(1)自己PRや志望理由を話す練習を繰り返す。
(2)面接官(役)と実際に話す機会をつくる


の2つを実践することが最低限必要になります。

(1)については、面接でよくある1分や3分などの時間を設定して、自己PRあるいは志望理由を実際に話してみてください。文章で仕上げて満足していてはダメです。実際にスマホで録音したり、カメラで自撮り撮影したりして、顔の表情や話す速度、声のトーン、ボディーランゲージの様子などを、何度も確認するのが一番です。このとき、「相手から自分はどう見えるか」という観点を持って、冷静に確認することが非常に重要です。

(2)の「面接官(役)」については、面接のプロが相手であるのが最も良いでしょう。ただ、それが難しければ、知り合いや友達でも0Kです。要は「自分ひとりで練習しない」ことです。そうでなければ、短期間で面接力を向上させるのは至難の業です。

また、いわゆる「模擬面接」を受けるのももちろん有効です。このとき有料の模擬面接ならば、必ず「採用面接官の経験者や合格者」に、1:1で面接官をしてもらうべきです。実際の面接でどのように受け応えしているかの感覚は、採用面接の現場を経験している人と、サシで会話をしなければ絶対に身につきません。

面接試験において、「何を話すか」ではなく「相手とどう話すか」という姿勢を重視できる人は多くありません。その意識を持っているだけで、面接対策では圧倒的有利に立つことができます。筆記試験の結果を水の泡にしないためにも、上述のポイントは最重要だ!と心に刻んでください。

脅威の合格率を誇る田村ゼミを全国の受験生へ!
『スーパー面接力養成プレミアム講座2016』

90%超の合格率を誇る田村ゼミのノウハウを、WEB版としてリリースしました。全国どこからでも最終面接官と最終合格者による完全個別指導が受けられます。
※いまご購入の方に、もれなく「特製ワークシートレジュメ」をプレゼント!


【LINE@必勝倶楽部】
友だち追加数

にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ