Looking Back , Moving Forward -47ページ目

Looking Back , Moving Forward

前に進むために振り返ります。冷静に情熱的に。日常のこと、旅行記、競馬、映画、ドラマ、レビューなど欲張って書いてます。

当ブログ名物、遅めのドラマレビューです。

先に現在放送中の4月からのドラマについて簡単に述べると、

“期待値よりはおもしろい”

というのが実感しているところ。

当初ラインナップを見た時は愕然とするほどおもしそうな作品が少なく、実際に見ている数もいつもの半分程度。が、見だすと思っていたよりもおもしろいものが多い、しかしそれ相応止まり、そんな具合。

これを機にドラマの数を減らそうかと考えている。

ちなみに競馬印でいえば、

◎ ガリレオ
◯ 空飛ぶ広報室
▲ 雲の階段
△ TAKE FIVE
△ ダブルス

珍しく見ているのはこれだけ。

あとは大河ドラマぐらいか。


ではでは、前クールのレビューです。


ハンチョウ6~警視庁安積班~


★★★

主演:佐々木蔵之介、比嘉愛未、小澤征悦、福士誠治

安定のハンチョウシリーズ、早くもシーズン6。
舞台を移してフレッシュに。製作サイドもそろそろ限界だと踏んだのでしょう。
結果的に功を奏してまた新鮮な目で見れたし、地元の人を重要な役割に持ってきたあたりも少し斬新。



終電バイバイ


★★★☆

主題歌:上地雄輔「檸檬」
出演: 濱田岳

濱田岳、恐るべしなドラマ。
終電を逃した後の朝までの一時の物語を描く。
ほぼ濱田岳の一人舞台、いくら深夜枠とは言え、ここまで魅せてくれる役者はなかなかいない。
内容的にも淡くも切ない、そしてシンプルに深いテーマに考えさせられる。
深夜枠ならではの良作。


いつか陽のあたる場所で

★★★

主題歌:松任谷由実「Early Springtime」
出演:上戸彩、飯島直子、斎藤工、浅野温子

NHKのドラマということで期待薄でしたが、案外良かった。
若い女の出所後の話、つまり非常に重い話ではあるが、それに相応しいレベルの構成。
この手の話では、東野圭吾の手紙には敵わないが、それに近いドキュメンタリー性を感じる。
上戸彩は良い役者なので暗い役もバッチリこなす。が、やはりあっけからんとした役を演じてほしい。



書店員ミチルの身の上話

★★★★

主題歌: U-KISS「ALONE」
出演:戸田恵梨香、高良健吾

NHKドラマ、こちらも頑張っています。
何てことはないタイトル通りの内容からスタートするものの、徐々に非常に強いサスペンス性を帯びていく。
おおーNHKやるな、と。
小さな嘘を重ねていくことの怖さを見事に描ききっている。
ドラマの根幹である、“早く次が見たい”と思わせてくれる作品でした。


最高の離婚


★★★★

主題歌:桑田佳祐「Yin Yang
出演:瑛太、尾野真千子、真木よう子、綾野剛

良かったですねー。
絶妙のテンポ、瑛太の演技力の凄まじさ、この2点に尽きる。
内容的にはよくよく考えると別に大した話ではないのにここまでボリューム感を持たせるのはすごい。


カラマーゾフの兄弟


★★

出演: 市原隼人、斎藤工、林遣都、吉田鋼太郎

ドストエフスキーの名作をドラマ化。
市原隼人の鋭い目つきがハクを持たせており、名前負けはしていない。
ストーンズのPaint it Blackなども挿入歌で使われており、終始ダークネスな雰囲気作りもうまい。
ただ、クライマックスに向けてのグダグダ感と決定打の無さが少し痛い。


信長のシェフ

★★★☆

主題歌:Kis-My-Ft2「MY Resistance-タシカナモノ-」
出演: 玉森裕太(Kis-My-Ft2)、及川光博、志田未来、ゴリ

チープな作品かと思いきや、おお料理&歴史好きにはたまらない。
料理人であるケンが信長の時代にタイムスリップ、信長のシェフとなりその時代を生き抜いていく話。

主演の若いジャニーズも頑張っていたし、何より脇を固める役者が豪華。
最終的に現代に帰ってこないというのも良いですね。



dinner


★★★★

主題歌:サカナクション「ミュージック」
出演: 江口洋介、倉科カナ、松重豊、風間杜夫、八嶋智人、ユースケ・サンタマリア

王様のレストランという名作ドラマがありますが、あれを意識した作品。
ロッカビアンカという老舗イタリアンであくまで料理を中心に繰り広げる物語。
これも料理好きにはたまらない。
子供の顔して料理に興じる江口洋介も色褪せない。


【相棒Ⅺ】

出演:水谷豊、成宮寛貴

★★★

相棒を成宮に変えて一層フレッシュになった“相棒”ですが、こちらも安定したおもしろさ。
作品の雰囲気がマンネリ化しているところはシーズン11なので致し方ない。



◆勝手にアカデミー◆

*最優秀作品*

dinner

王様のレストランには敵わないが、見ていて安心するクオリティの良作ドラマ。


*最優秀主演*

瑛太 (最高の離婚) 

怪しいキャラクターにあの早口長台詞、お見事でした。
 

*最優秀いぶし銀*


綾野剛 (最高の離婚)

スルメ役者です。見れば見るほど渋い。


*最優秀主題歌*

該当なし

※ただし、最高の離婚とdinnerで使われているいわゆる劇中歌が素晴らしかった。



~秋クールのプレイバック~

dinnerと最高の離婚がダブルヘッダーで大粒。
他の作品も良作が多かったし、何より今回はどこも主演が頑張っていた感がある。
このレベルのドラマが安定供給されると嬉しい。


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サワディーカップ!

昨日無事に帰国しました。

タイで過ごす期間について、多くの外国人旅人たちから、

「only six days?」

と憐れみの目で見られましたが、今の自分にできるmaxで広い世界を見れたので良かった。

自分が色んなメディアから思い描いていたイメージとタイの実際は良い意味でも悪い意味でも異なっていた。

世界の様々は部屋から一歩も出ずにわかってしまう時代。

そんな恵まれているのかいないのか良くわからない環境に飲み込まれず、これからも旅をして自分の目と耳と鼻で世界を感じたいと思う。

とにかく今は、今回の旅で出会った人たちに感謝!

コップンカップ!(^o^)/



※旅行記は現在更新途中の東北応援ツアー旅行記が終わり次第、書いていこうと思っています。

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いよいよ明日早朝からタイヘバックパッカーの旅に出かけます。

航空券だけ握りしめて、あとはノープラン、放浪の旅。

元々一人旅のつもりが、色々あって後輩が一人供だってくれます。

拠点はバックパッカーの聖地カオサン通り。

敢えて安宿に泊まったり、綺麗な欧州じゃなくて発展途上の東南アジアへ行くことに何の意味があるのかという考えの人も少なくないけど、若くて元気がある内にできることをしたいというのがポン酢の考えです。

別に自分探しとか人生観変えたいとかそんなんではない。

第一にバックパッカーへの憧れ、

そして第二に広い世界を見るのだ~

という、いつか窪塚洋介が映画か何かで言っていた言葉、何年経っても私の中で色褪せぬ言葉。

では行ってきます!!

また帰国したら旅行記を書こうと思うので、その時はどうぞお付き合い下さい(^o^)/


photo:01



いよいよ自宅でナンを焼く時代になりました(笑)

ホットケーキミックスならぬ、ナンミックスを無印良品で購入。

意外と本格的に仕上がって満足。


水とオリーブオイルでこねて、寝かして、伸ばして、焼く!

いわゆる綿棒がなかったので、アルミホイルの芯を抜いて使ったw

photo:02


photo:03



カレーはこれまた無印良品のスパイシーフルーツカレー、甘くて辛い。

無印の食品は家で作れるものと作れないものをはっきり分けてくれているから嬉しい。

スパイシーフルーツカレーなんて家で作った日にはとんでもなく高価なカレーになってしまう。

手軽に世界の味を堪能できる時代、海外へ旅する若者が減っていると言われているが、ある意味当然なのかもしれない。

若者の思考が変わったというより、取り巻く環境の変化が若者を変えた、と捉える分析の方がしっくり来る。

しかしながら、現地に赴かないと得られないことの方がまだまだ多い時代でもあると思う。

だから私はタイに行く、と言えばかなり大袈裟だが、敢えて理由を述べるならそんなとこだ。

その底に眠るのは、世界を見たい知りたいというあまりにシンプルすぎる好奇心だけである。

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photo:03

ジャンゴ 繋がれざる者 @京都MOVIX


★★★★☆


<あらすじ>


1858年、アメリカ南部。奴隷ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)の手によって自由の身とな る。やがて2人は協力し、次々とお尋ね者たちを取り押さえることに成功する。その後、奴隷市場で離れ離れとなってしまった妻を捜す目的のあったジャンゴ は、農園の領主カルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)のところに妻がいることを突き止め……。
(Yahoo!映画より)


<短評>

映画の普遍的な面白さを堪能できる異才タランティーノの渾身の一作


<感想>

最近マイブームの一人レイトショー、まさに夜中に一人でしっぽり観たい映画だった。

西部劇アクションの中で黒人奴隷という歴史的な背景を全面に押し出しながらも、作品全体をシニカルなコメディでまとめあげている点、これがもう単純にすごい。

ド派手なアクション映画でもなく、正義感たっぷりの西部劇でもなく、笑い転げるコメディでもない。

これはタランティーノ監督の個性としか言いようがない。

とにかく上記のような様々な要素を含んでいるが、最終的にはニヤッと笑わせてくれる「映画」というものの普遍的なポイントをガチっと押さえている素晴らしい作品である。

そして何より作品全体にキレがある。シーンの移り変わりのスピーディーは気持ちが良い。

ジャンゴとシュルツのぎこちない会話は作品に笑いを寄与している重要な要素であり、この先どうなっていくか全く予想できないハラハラ感を掻き立てる要素でもある。

ディカプリオ演じる悪役キャンディも素晴らしい。悪役は小憎たらしくてなんぼである。
実際に観た人の多くが感じているところだと思うが、今後ディカプリオは間違いなく悪役が増えるだろう。
(悪役は今作が初だったらしい)


全てが中途半端という意味ではない。

全てが詰まって全てを映画たらしめている素晴らしい作品である。


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