<東北応援ツアー>
その1 「 弱き若者が被災地へ向かえたキッカケ」
その2 「 郡山から喜多方へ~朝霧の中で」
その3 「 喜多方ラーメンと酒蔵のじいちゃん」
その4 「 元ヤン夫婦と食べる2杯め喜多方ラーメン 」
その5 「 風評被害のリアルな現場 」
その6 「 白虎隊と会津の夜 」
昨年末から書き始めた被災地を中心に東北を訪れた際の旅行記です。
10月に訪れたので時間は随分と経ちましたが、ゆっくり書き記していきたいと思います。
※東北応援ツアーとは
被災地に実際に足を運び、被災者の方との交流を通して学ぶ。
その中で少しでも活性化に貢献するという趣旨のもと、立命館大学が主催した復興支援事業の一つである。東北に住む校友(卒業生)の力をお借りして成り立っている。
では前回の続きから・・・
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素晴らしい朝は素晴らしい湯から始まる。
朝しか入れない露天の湯へ向かう。
目の前には紅葉が広がり、何とも贅沢な気分になる。いや、事実贅沢なのである。
テルマエロマエの世界ではないが、少し昔の日本にタイムスリップしたかのようだ。
お世話になった宿の人や福島校友会の方にお礼を告げ、一同は会津武家屋敷へ向かう。
大河ドラマで西田敏行演じる会津藩家老の西郷頼母邸など当時の会津を堪能できる。
その敷地はかなり広く、一周するのに随分と時間がかかる。
次に向かうは難攻不落の名城と言われる鶴ヶ城。
見みかけ倒しではなく、内装の作りもかなりしっかりしている。
会津・八重の桜の舞台を堪能した後は向かうは渋川問屋、大正浪漫が味わえる。
ここでも会津の郷土料理をいただく。それも芸姑さんの踊りがセット。
正直、芸姑さんを綺麗と思ったことは生まれてこの方一度もなかったが、一人とてもかわいらしい芸姑さんがいたのでテンションは上がる。調子乗って一緒に写真を撮ってもらったりした(笑)
天気はあいにくの雨だったが、しばし街散策をして会津製のものをいくつか購入した。
定期入れやブックカバーは現在進行形で愛用している。
日常的に使えるお土産は意外と少ないので、なぜか無性に嬉しい。
ところで大河ドラマの舞台になった年(並びにその前年)、その地を訪れる観光客は例年の3倍になるらしい。
しかし福島会津では例年の半分にしか達していないという話を聞いて驚いた。
もちろん原因は明らか、原発放射能に他ならない。
いくら大河の力が強いとはいえ、敢えて今福島へ行かなくてもいいのではないかという心理。
この問題の厄介なのは、“多分大丈夫だとは思うけれど”と思っている人もこういう行動をとってしまうことである。
リスクを冒す時、通常大きなリターンがないとその行動に打って出ない。
少し前の記事でも書いたけれど、敢えて福島産の野菜や米を手に取ろうとしない。
それは決して間違いではないし、誰も咎めることはできないが、本当にそれでいいのかと今一度冷静に考えてほしい。
想定外のことが起こった時点でそれに対して想定外の行動を取らないといけないと私は思う。
(続)
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