(この記事はmixi からの転載です。初出は2014年10月です。)
今日は台風で一日暇でしたので、久しぶりに幸福に関する心理学の投稿をしてみようかと思います。
今年、NHK教育テレビで「幸福学白熱教室」という番組が1か月にわたって放送されました。幸福はどのような要因によって決まるのか、科学的に解明していこうという研究がちょっとしたブームになっています。東日本大震災を契機として、経済的な豊かさ以外の心の豊かさを見直そうという機運が高まったことも要因です。
そのような研究の中で、ディーナーの人生満足尺度という指標があります。たった5つの質問で、自分がどのくらい幸せか、客観的に把握しようというもので、心理学の研究でよく使われます。
皆さんも5つの質問に答えてみてください。5つの質問には、まったく当てはまらない場合を1点、非常によくあてはまる場合を7点として、1点から7点で点数をつけてください。
1.ほとんどの面で、私の人生は私の理想に近い
2.私の人生は、とても素晴らしい状態だ
3.私は自分の人生に満足している
4.私はこれまで、人生に求める大切なものを得てきた
5.もう一度人生をやり直せるとしても、ほとんど何も変えないだろう
皆さんは何点でしたか?点数が高い方が主観的な意味での幸福度が高いということです。ちなみに、慶応大学の前野教授らの調査によると、日本人1500人のウェブ調査の平均点は18.9点だそうです。