エニアグラム解説2 <3の法則と7の法則> | エニアグラムと哲学のTakkme

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◉9つの性格タイプ論としてのエニアグラム
◉神秘と哲学の両輪


エニアグラムにおいて重要なのはこの図形である。
「エニアグラム」自体がこの図形を意味している言葉だから、
当然のことではあるが。。
そしてこの図形には3と7の法則が描かれている。

◉3の法則
上図の3の倍数である3、6、9の正三角形に注目して欲しい。
(この3、6、9をボクはミロクと呼ぶがどうだろうか。笑)
前回のパート1で簡単に説明した通り、この正三角形で表される点は、
各々が、感情・思考・本能タイプのセンター(コア)になっている。

この正三角形は循環を表し、3という数字に象徴される。
3の倍数である3つの点を3つの線で結んでいる。
循環を表すことは1を3で割ることで分かる。
1÷3=0.3333333・・・・・
連続する数字が循環する形で表れる。

ちなみに6、9で割ってみると
1÷6=0.1666666・・・・・
1÷9=0.1111111・・・・・

1を割り切れない(循環する)数字は、
この3、6、9と7である。

◉7の法則
7の法則とは何を表すのだろうか。
1を7で割ってみよう。

1÷7=0.142857142857・・・・・

これは、3の倍数3、6、9を含まない非連続の数字142857の循環である。
この1→4→2→8→5→7→1の順に線で結んだものが、
エニアグラム(上図)に表されている。

エニアグラム上、矢印で示されているこの順番も大事である。
後に説明することになるが、この矢印が、
各タイプが不健全(逆が健全)に向かう方向を意味することになるからだ。

ここで、なぜ堕落の方向に数字が表れるのか、
いや、なぜ表れた順が堕落の方向になるのか、興味深い。
万物は朽ちていくものだからだとボクは思っている。

本ブログの右に引用しているグルジェフの言葉にあるとおり、
我々が「健康」へ向かい続けるには、
自然の方向に、ある意味逆行する<意志>が必要であることが
ここにも示されているとボクは感じている。

以上、
エニアグラムは、この連続と非連続を表す2つの循環、
すなわち3と7の法則を描いたものである。
グルジェフはこの図形が、存在者(万物)を象徴すると捉えているようだ。




さて、ここまでなんだか訳の分からないことを書いて、
何を書いているのか、何を意味しているのか、さっぱり分からないが(笑)
なんだかとにかく上手く出来ているような気がするのはボクだけだろうか?

余談だが、
恐らく数字というのは、人類が直感した最も象徴度の高い言語(記号)だろう。
数字は1から9までしかない。あとは特殊な数字、0(ゼロ)。
(ボクはこのゼロがエニアグラムの円周で表されていると思っている)
エニアグラムは、すべての数字がシンプルに使われていて、
しかも3×3=9の輪(ゼロ)というここも循環システムになっている。

とにかくボクは、このシステムが、物理の象徴として最も把握しやすく単純で、
かつ力学として複雑に応用できるものじゃないかとも実感している。




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mixiのパート2とは大幅に内容を変更しましたが、その時の会話です。

>Dionaeko
エニアグラムを教わり、人間も自然の一部であり
物理法則なんだということを、実感しました。
そのことは、感動ですらありました。
人間関係は化学反応だし、あらゆる思考や行動もリアクションだと
いうことを知りました。私たちに、自由意志は殆どないのだということも
(ここらへんは、アフォーダンス理論のようです)
更に観察していると、
私たちや世界は、時計の振り子のようだと感じるようになりました。
変化して決して止まらない。止まる瞬間が「無」なのかもしれません。
だから、私たちは無くならない。
「有」である限り、動き続け、変化し続ける・・・
エニアグラムはすごいですね。純粋哲学だし、量子力学でもある。
どうして、これが生み出されたのか、その背景にも興味があります。


>Takkme
「エニアグラム」がなぜ発明?発見されたかは、
それ自体が「神秘」だと凄く思う。

人間がなぜこんなに「肉体」の<外>に出ようとするのか?
この「問い」自体が「エニアグラム」の価値だと思う。
なにか「目的」がないと「エニアグラム」は見出されないはずです。

果たして人間に「一貫性<意志>」が可能なのか?