お待たせしました、続きです。
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今回のテーマは
成績が悪い子・不登校児の英語の勉強の仕方
です。
正直、5科目のなかで英語が出来ないと、全科目のなかで最も上がりにくい科目だと、個人的には思います。で、家庭教師をやっていて、『英語を上げてください』と親御さんから言われると一番骨が折れる科目でもあります。
ここで言う『成績が悪い』とは、定期テストで0〜40点の点数で、アルファベットが書ける中学生のことを指しますので、アルファベットが書けない場合のことは除外しておきます。
①単語編
英語の学習のなかで、一番仕込むのが大変なのが英単語の暗記だと思います。
この2点に尽きると思います。はっきり言って、中学生任せにしてると、いつまで経ってもやりませんので、こればっかりはお母さんがつきっきりで一緒にやってあげる感じでやらないと、まあ10中10の確率でめげますね。
イメージとしては平仮名・カタカナだけは書ける幼稚園入園前の未就学児に教えるつもりで、楽しくやって行かないと続かないので、最大の難関なのが継続性だと思います。
故にまず単語をやるんであれば、
中一の教科書の一番最初のレッスン(ユニット・プログラム)から1単元ずつ
やって行かれることをオススメします。
②長文編
が、定期テストがもう2週間前に控えていると言う場合は
①新中ニ・新中三の場合は長文
②長文はめげるので長文の特定の1ページ限定
③新中一の場合はテスト範囲内の特定のレッスン(ユニット・プログラム)の特定の1ページだけ
をやるしかないでしょうね。
で、教科書本文を見ていきましょう。
こちらはさいたま市が採用してる中ニ英語の教科書で開隆堂『サンシャイン中ニ英語』プログラム1-1の1頁目です。
その1行目なのですが、
Doniel:We're in the same class again.以下略
と書いてますね。で、普通の塾の先生や教科書ガイドなんかを見ると
解説すると、英語の成績が悪い子にとって、一番難解なのがなぜ英語に対する日本語がこのようなバラバラな配置になっているのか?と言うことを理解することなのですよ。まずはこれが理解出来ないのですよ。
私はこの写真のような文の構造を理解させる手間暇のことをリードと呼んでます。成績が悪い子にとって、このリードが無いとなかなか英語を日本語には出来ないのですよ。
そして次に理解出来ないのが、
な点です。成績が悪い子に
前置詞in
の意味の使い分け・場合分けを教えるのが一番難しいのですよ。
こう言う思考回路なんだと言うことを理解してあげて欲しいです。
ゆえに、この1ページを教えるだけで
1〜2時間はかかる
のですよ。理由は
なぜ?なぜ?
っと、やたら質問されるか、質問されない場合は理解させるまでに時間を用するからなのですよ。
私はこれを説明するときに使うのが
です。
この漢文の置き字の而と同じで、英語にも日本語にしない言葉があるんだよって言う風に説明してあげて、外国語には日本語と違ってあっても意味を成さない言葉があるということを理解させなくてはならないのですよ。
ある意味、脾臓のようにあってもなくてもいいんだが、おいてあるのだということを畳み掛けるように教えてあげなくてはならないのですよ。
ゆえに、ここまでしなくてはならなくなるので
時間がかかるので、何ページも教える時間がない
のですよ。また、ただ教えるだけでダメなので、
理解し、定着させる
まで、丹念に付き合ってあげるしかないのですよ。これはなかなか時間給の塾のバイトの学生さんや家庭教師にやらせると無限にお金がかかるので、なんやかんや言っても
🎵仕上げはお母ぁさ〜ん🎶
になってしまうってことです。
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成績悪い子のお母さんはこれ、是非読んでおかれるといいです。中学受験しなくてもね。高校受験にも使えるエッセンス満載です。
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