今日は朝から民主党代表選挙が行われている。 選挙に伴い代表に名乗りを挙げた各立候補者の演説が行われていた。
候補者の演説を聞いていると、話の内容に「命を賭けて○○します」等と、常套句が散見される。 勿論、命をかける位の気持ちで臨むって事だと言うことは分かっている。
しかし、ならば全力でとか全身全霊とか言う表現の方がいいと思う。
命を賭けて○○ってのは、命って言うものを軽々しく捉えている感がある。
何故かと言うと、本当に命がけで取り組むなら、政策が失敗或いは実行出来なかった場合、就いているポストから降りるだけで、責任取って自害する者はいない 何も自害を提唱する訳ではない。 軽々しく口にするなと言いたいだけである。 政治家は、役職を降りても議員として生活は出来るから無職とはならない。
命を賭けてと言うなら責任を取る意味で役を降りるだけでなく政治家を引退し無職になるべきだ。 結局は、役を降りても生活出来るという甘さから、必死になれない。責任取るという体を成す為ポストから降りるだけで終始する。 これでは誰が牽引しても同じではないか
だから、演説の時だけに軽々しく命を云々と口に出すのは私は妥当ではないと思う。
追伸~これはあくまで私見であり政党や個人を差して批判するものでもなく、一般論として、今の時期だからこそ命というものの重みを考え、言葉一つにしろ命という言葉で形容する以上は、使い方を気をつけるか、それなりのけじめを付けるか、いずれにせよ言葉の重みというものを考えて頂きたいと思った訳である。