この方どう思う?と、お友達から送られてきたツイッター。
100分の1作戦の提唱者、京大の宮崎先生のご意見です。
ワクチンを肯定しないとバンになりますから肯定します。
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) 2021年8月1日
弱毒化かつ排出量同等なら、元気な感染者が増えるので、ウイルスが広まります。感染力が増大するようにみえるのはそのため。
ワクチンは接種者本人にはウイルス弱毒化と同じ効果。しかし、ワクチン非接種者にとっては危険性が増すので大変です。
ワクチン打って、本人は感染してても無症状or軽症だから無自覚にウィルス撒き散らしてるのでは?→ワクチン未接種者の感染増加=感染力増大のように見えている。
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ワクチン接種後無症状感染してる人多し、
ワクチン非接種への脅威
????????
宮沢先生といえば100分の1作戦提唱者。
ウィルスをむやみに怖がらなくても大丈夫、元々めちゃくちゃ感染力が強いわけではないから、ウィルスゼロを目指さず100分の1にしよう、と。
それ自体は私はとてもわかりやすく、人々の緊張もほぐし、実効性も高くて良いことだと思いました。
ですが、ワクチン肯定しなけりゃうるさいからね、と、ワクチンに否定的な空気がにじみ出るこのツイートはちょっと良くわからない(サンドイッチマンか?!)というのが正直なところ(笑)。
しかしながら、ワクチン接種後無症状感染してスプレッダーになってるのでは?ということはあながち間違いとも言えないかもしれません。
デルタ株の感染力の強さはウィルス数の多さが一因といわれています。
そのウィルスは、外気に漂うウィルスが混じったエアロゾルが鼻や喉に付着し、そこで増殖するのです。
そして十分な数に増えると、そとに排出されて他の人に感染していったり、宿主の体内を移動して肺炎を起こしたりし始めるのです。
ワクチンによって作られた抗体は血流で運ばれますが、鼻や喉のウィルスが付着する辺りには血流が少ないので抗体も少ないらしいのです。
感染力が強く、一気に増殖していくデルタ株に対しては、鼻や喉での増殖を抑えられないなら、今のワクチンは結局感染は防げないけど重症化は防ぐ、という感じになりそうですし、もし、感染してても無症状とか軽症なら確かに無自覚にウィルスを撒き散らすことになりかねませんね。
そこで期待ができるのは
鼻スプレー型ワクチン
です。
噴霧型で、直接鼻や喉の、ウィルスが付着する部位に直接ワクチンを塗布するというやり方は、以前から話しには聞いていましたが、研究は各国で、ドンドンと進んでいるようです。
このタイプのワクチンだと、
感染の発端となる気道内で抗体を活性化させるため、
- より強力かつ迅速な防御が可能。
まずは鼻・喉で抗体とT細胞がウイルスと闘ううので、もし、ここで防御に失敗した場合でも、次は体内で迎撃するという、二重構造の防御が可能になります。
- 感染部位に直接ワクチンを投与することで、従来よりも高い免疫力が発揮されることが予測される。
- 注射を受けに会場にいく必要がなくなるので、接種会場におけるウイルス蔓延の防止される。
- 手軽さや、注射針の恐怖から解放されるので接種率が向上する。
- 厳密な冷蔵管理が不要なため輸送管理 の負担が軽減される。
デルタ株にはお鼻にシュッ!
という日も来るかも。
もしそうなったらコロナ対策もかなり変化するのではないかと期待されますね!
うまく行くことを心から願います。