副作用は数値的にはほとんど出ておりませんと | 房総ログハウス暮らし(ナチュラルライフタキタロウ Natural Life TAKITARO)

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今日は千葉市の専門病院へ月一度の検査通院でした


レントゲン検査の時に
いつもの通りTシャツ姿で撮ろうとしたら
技師に「背中にアップリケがありますのでそれも脱いでください」
この日は背中にフェルトでTAKITAROと入ったTシャツを着てたんですが
それが撮影の妨げになるのだそう
ボタンタイプはNGってのはわかっていましたが
フェルトなど厚い生地が重なっているのもダメなのですねえ
脱いで上半身裸でレントゲンの冷たい板にピトッ
いやんっ 冷たい(汗

血液検査で
いつもの通り左側の腕を差し出したら
技師が「血管が見えません」と~~~
右の方でも良いですよと差し出せば
あら♪右の方がやりやすいわ~♪
ってことで右腕にズプリッ
いやんっ チクリと痛い

検査結果は
先生「血液の数値データ的には副作用はほとんど出てませんね」
先生「ちょっと血小板の数が少ないけど、まあ気にする値ではないですよ」
僕「はあ でもめっちゃ怠くて疲れるんですけど、気のせいですか」
先生「はははっ まあそれもあるでしょうな」
先生「俺は強い、俺は健康だ と思いなさい」
僕「はあ そんなものですかねえ。気にしすぎですかねえ」
僕「東京の病院で肺機能検査をしたんですけど、術前比較で98%戻ってました」
先生「ほほう~ だいぶ戻りましたねえ。肺を取ると程度の差はあるけどマイナス影響は残るものだけどね」
先生「順調だから次は検査周期を延ばしましょうか。一ヶ月半後の検査にしましょう」



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千葉東病院の梅が満開でした







以前の主治医佐々木結花先生の著書 非結核性抗酸菌症の臨床
専門性が高い書籍 非結核性抗酸菌症診療マニュアル
画像が豊富で分かりやすい 画像と病理から学ぶ結核・非結核性抗酸菌症
質問回答形式で読みやすい 結核・非結核性抗酸菌症診療Q&A
漫画とイラストで読みやすい マンガよく分かる非結核性抗酸菌症
その他関連書籍 シュロスバーグ結核と非結核性抗酸菌症



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2006年12月 風邪治療の為のレントゲン撮影で肺に影を認める
2007年1月 気管支内視鏡精密検査の結果、肺非結核性抗酸菌症(旧病名 非定型抗酸菌症)肺MAC症を発症している事が判明。数年前から発症していたものと思われる
2007年2月 多剤併用服薬療法を開始
2008年2月 服薬を1年続けて菌を封じ込める
2008年8月 服薬を中断して半年後の定期検査で再悪化が判明。気管支内視鏡精密検査で確定
2008年9月 多剤併用服薬療法を再開
2010年9月 服薬を2年続けて再度菌を封じ込める
2015年3月 服薬を中断して4年半後の定期検査で再々悪化が判明。気管支内視鏡精密検査で確定
2015年4月 多剤併用服薬療法を再開。病巣を小さくする
2015年7月 外科手術により病巣がある右肺上葉を切除する
2015年7月 菌の転移防止・残存駆除で内科服薬による化学療法を継続する
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肺非結核性抗酸菌症(旧病名 非定型抗酸菌症)
菌は土壌や空中や埃や水中など自然界に普通に存在し
普段は呼吸とともに肺に取り込まれても体の免疫力のおかげで
なんの影響も受けずに外に排出されるが
なんらかの原因で免疫力が低下している時に罹患してしまう
毎年新しい菌が発見され30種類以上が人に感染することが分かっている
結核と違って人から人へは感染しない
中高年女性を中心に罹患する人が年々増えているが
免疫力が下がっている人や抵抗力の弱い人がかかりやすい
煙草を吸う中高年男性も罹患しやすいことが分かっているが
最近は基礎疾患の無い健康な若い男女にも発症例が増えている
専用の治療薬がまだ開発されていないので
毎年一万人弱の新規発症で患者数は増えるばかりなのが現状である
類似病症用の薬を多種多量1年以上長期間に渡って服用して
症状の進行を食い止められる確立は3割とも言われ
様々な副作用で体への負担も大きく
服用を中断して数年以内の再発率・再悪化率も高い
一度罹患すると、どうしても菌が付きやすいためだが
この難病治療はかなり難しく不治の病のひとつとして
将来的にはガンなどに代わって重要な疾患になると予想されているそう

私たち患者は専用薬の開発認可処方を待っています
厚生労働省や製薬会社や医療学会や日本医学会や製薬学会などに働きかけて
治療薬の早期開発に結びつく動きのひとつになれば幸いです

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現在発見されている菌は約30種類で大部分が
Mycobacterium avium complex マイコバクテリウム アビウム コンプレックス(MACマック症)80%
上記はMycobacterium aviumアビウムとMycobacterium intracellulareイントラセルラーレに分けられる
Mycobacterium kansasiiカンサシー15%
アブセッサス等その他のマイコバクテリウム5%
カンサシーは改善しやすいがMACは改善困難
アブセッサスは予後が良く無いことが多い
菌に侵されると慢性的炎症が起き肉芽腫を形成し
細気管支や肺胞管が閉塞する
病変部状態は肺部小結節型や小結節を伴う気管支拡張型と
肺胞が壊死して湿潤空洞する空洞破壊型がある
症状としては長く続く咳、発熱、倦怠感、血痰、食欲不振
進行はゆっくりだが放っておくと最悪は呼吸不全で死亡する
現在の新規発生患者数は年間10000人ほどと言われる
治薬はクラリスロマイシン、リファンピシン、エタンブトールなど多種類同時服用や
ストレプトマイシンの筋肉注射などの薬物療法
病変部が局所であれば外科的手術による肺切除
副作用としてエタンブトールは視力障害を起こす事があり
ストレプトマイシンやカナマイシンは聴覚障害を起こす事がある
リファンピシンは肝臓に影響を与える事があり倦怠感がでる
服薬治療期間は排菌が無くなってから最低でも1年から数年飲み続ける
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