Re:fiveとSunnyHoney 仁義ある戦いのはじまり | 君が好き

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年内最後のブログで、上記のようなツイートをされているコジMAXさんが見たら怒られそうで怖いのですが、なんだかんだで今年一番大きい出来事は、Re:fiveとSunnyHoneyのプロレスだったと思う。
昨年の10月に紫谷氏のRe:five運営からの離脱が発表され、Re:fiveトップの武部氏も「新しくやりたいことがあるならやった方がいい」とそれを見送った。
その結果としていえることは、間違いなく熊本のアイドル界は活性化した。
アイドル雑誌『スクランブルエッグ』スタッフのKEN爺さんは今年の8月11日のLIKE!を見て「熊本は、県としての存在感の割にはご当地アイドルが少ないイメージがあったけど、今や福岡と遜色ないレベル」とおっしゃたほどだ。
この功績にはもちろんRe:fiveとSunnyHoney以外の熊本のアイドルの貢献も大きいが、紫谷氏がRe:five運営から独立し新しいアイドルを立ち上げた影響が最も強いのではないかと思う。

当初、紫谷氏がRe:five運営から離脱すると聞いた時、ぼくが真っ先に浮かんだのは十年以上前の福岡のアイドルシーンの覇権争いだった。
2010年8月、オフィスHRの奥貫社長が福岡初の劇場型アイドルグループ「HR」を立ち上げた。満員御礼だった8月14日の箱崎での初日公演、初遠征になった8月22日の東京上野での「痛SONIC2010」と滑り出しは好調。そのHRには上原あさみさんと劇場支配人にJJ小野氏がいた。
しかし、2011年に事態は急変する。2010年12月に上原あさみさんはHRを脱退、2011年1月にJJ小野氏と新アイドルグループ「LinQ」を立ち上げることが発表されたのだ。
HRの誕生を受け、福岡では老舗アクティブハカタのDVL、エレガントプロモーションのQunQun、ノーメイクの青春女子学園と地場の芸能事務所からのご当地アイドルの注目も高まっていた。2011年10月には会いに行けるアイドルの元祖であるAKSのHKT48の福岡での劇場開設も発表される。
そんないろいろな動きが盛んに話題になった時代だが、このHRのメンバーとスタッフの新グループ立ち上げのニュースは福岡のアイドルファンを二分させた。
ここまでの事は熊本では起こっていないが、たとえるとするならば、紫谷氏と柊わかばさんが別グループを立ち上げると発表したようなものである。もしそんなことがあれば、Re:fiveに大きな動揺が走るのは想像できるだろう。それをやったのである。
その動揺の中、上原あさみさんが出演するCMが作られローカル枠ながらテレビでバンバン流れたが、HRもその間にメンバーを集め三期生まで進み、毎週箱崎でライブをやっていた。
それからもうすぐ14年である。
現在のRe:fiveとSunnyHoneyのように共存共栄して発展していければよかったが、残念ながらそうはいかなかった。
LinQのほうは2013年に福岡市民会館でワンマンライブを開催し、同年メジャーレーベルからのメジャーデビュー。そして全国あまちゃんマップで福岡県担当になったことで、HRとの覇権争いの決着をつけた。名実ともに福岡を代表するご当地アイドルになったのはHRではなく後発のLinQだったのだ。その勢いはとどまらず、2013年11月には全国ツアーを成功させ、その勢いのまま現在も活動が継続している。日本ご当地アイドル活性協会の選ぶ「ご当地アイドル四天王」にも選ばれている。
対するHRは、LinQから遅れること二年後の2015年にメジャーレーベルからのメジャーデビューを果たしたものの、2016年に箱崎の専用劇場を閉鎖、その後もHRのブランド力で活動を続けていたものの2018年に活動停止している。

どうしてこんな結果になったのだろうか?
個人的には以下の要因が大きかったのではないかと考えている。

1.オリジナル曲の強さ
LinQが登場して、福岡どころか九州のアイドルシーンが大きく変わったのは、オリジナル曲の重要性である。
いわゆる地下アイドルと呼ばれるアンダーグラウンドなアイドルを楽しむコアなヲタクにとっては、ライブが楽しいか楽しくないかがいちばんのポイントで、楽曲がオリジナルかカバーかはそう大きな問題ではない。
ただし、一般的なアイドルファンというのはそもそも入口として、ハロプロのこの曲が好きだから、ももクロのこの曲が好きだから、AKBのこの曲が好きだからと、アイドルグループのオリジナル曲をきっかけにアイドルを好きになることが多く、アイドルブームが花開いていたこの時代はそんなライトなファンがコアなヲタクに変わっていく時期だったのだ。
HRは初めの頃はオールカバー曲の公演でスタートし、少しずつオリジナル曲が増え、2012年にようやくすべての公演曲がオリジナル曲に変わった。
ただ、LinQは2011年4月のお披露目イベントから全曲オリジナル曲だった。
当初、コアな福岡のヲタクからは、LinQの公演が全曲オリジナルだと聞いて「知らない曲を一時間もぶっ続けで見れるものなのか?」と疑問の声があがっていたが、知らない曲でも一回聴けば知ってる曲になるわけで、むしろオリジナル曲をやることがここでしか見られないものを見せてくれているという付加価値につながり、LinQの人気を高めていった。
逆に不運だったのはHRで、2011年10月にHKT48が福岡にやってきたときも、まだAKB48のカバーを歌っていたことから、バッタ物のような扱いを受け、結果的に福岡のヲタクの数を増やしたHKT48誕生の相乗効果にうまく乗れなかった。HKT48の誕生でこれまでアイドル現場に行ったこともないような人がアイドル現場に通うようになり、地元のアイドルを見てみようと興味を持ったときに選ばれるのは、AKB48のものまねをしているHRよりもオリジナルで勝負をしているLinQだったのだ。

2.天神と箱崎の差
LinQが定期公演を行っていたのは福岡の中心天神のど真ん中、市役所そばのベストホールだった。
対してHRは東区の箱崎ボックスシアターだった。
当時ぼくはLinQよりもHRをよく見に行っていたのだが、それは自家用車ならばボックスタウンのほうが駐車場が無料で行きやすかったことも大きい。
ただし、公共交通機関を使うなら圧倒的に箱崎よりも天神のほうが行きやすいわけで、特に土地勘のない遠征民にはJRの駅からも地下鉄の駅からもそこそこの距離を歩かなければならず、バスに乗るのは間違ったら全然違うところに連れていかれる箱崎よりも、空港や博多駅から簡単に行ける天神のほうがアクセスが良かった。
そして実際、日曜日のベストホールのロビーには預けられた旅行用のカートが並ぶほど、LinQは遠征民が多かった。西鉄旅行がLinQの通常公演を見る東京・大阪発のツアーを用意していたほどだった。
遠征民が多かった理由は、いまでも九州のアイドル現場では見られる500円の生写真交流のコスパの良さが本州のアイドルファンの心を打ったからだ。
今年スズキの鈴木修会長が亡くなられたが、スズキも47万円のアルトのコスパの良さで名を上げたように、コスパの良さは消費者への訴求効果は高い。
当時はHRもLinQも通常公演でチェキ物販というものはなかった。チェキというのはリリースイベントなど特別な時にのみ実施されるもので、普段は500円でコインを買い、そのコインを好きなメンバーに持っていけばメンバーは写真を渡して、砂時計をひっくり返し、その砂時計の砂が落ちるまで交流できるという仕組みだった。
この仕組みをHRがはじめて、同じようにLinQもやっていたのだが、LinQのおかげで全国的に知られた。
そしてそれを体験しようと遠征するには箱崎よりも天神が行きやすかったのだ。

3.アメーバ経営的意識の高さ
HRはもともと「福岡にアイドル文化を根付かせる」という理念があり、奥貫社長自身が「場の空気を作ってくれる立見席のお客さんを大事にしたい」と言われていたほど、現場の楽しさを追及しているグループだったと思う。
対してLinQは「アイドルをビジネスとして成り立たせる」という理念の強かったグループの印象がある。
そのため、HRではスタッフや運営が行うオンラインショップの運営や衣装のデザインなどを、LinQは「外注するぐらいならメンバーにそのお金を支払おう」とメンバーがやっていた。
2011年といえば、2010年に経営破綻したJALの再建が始まった頃である。JALの再建のキャッチフレーズは「一人ひとりがJAL--人財力」だったが、そこで用いられた手法が、当時JALの会長に就任していた京セラの稲盛和夫氏のアメーバ経営である。
これは会社の組織をアメーバのように分裂させ、その分裂した小さな組織ひとつずつが独立採算制で、一人ひとりが経営者感覚を持って会社で働き、「正しい考え方(フィロソフィ)」を共有しようというもので、これでJALは2016年には営業利益2091億円を計上し上場復活するほどのV字回復を果たした。
LinQは、他のアイドルのようにメンバーに歌って踊るレッスンだけではなく、ビジネスの場にもメンバーを参入させることにより、その「正しい考え方」の共有がうまくできたように感じる。
もともとJALの再建を意識したのかどうかはわからず、テレビなどで見た感想としてはメンバーへの経済的支援の側面でそのような裏方仕事をメンバーにさせていたのだろうが、後年JJ小野氏がLinQのメンバーを「アイドルが売れるか売れないかは楽屋の態度ですぐわかる。うちのメンバーは挨拶ひとつでも正しいことがちゃんとできる子ばかり」と言っていた通り、結果的にビジネスでグループの経済的な面や顧客ニーズをメンバーがスタッフとして受け止めたことで、正しい意識の共有ができていたんだとぼくは感じている。その結果としてJJ小野氏は「自発的にファンの方がどうすれば喜んでくれるかもメンバーが考えられるのがうちの強み」とも言われていた。

4.誰に向けて発信しているかの感度
HRは最初の公演名が「ようきんしゃったね公演」。初の全国発売シングルの曲名が「バリカタ」でCWは「めんたいLock!」だった。
身もふたもない言い方をするならば、東京の人が考える博多のステレオタイプだ。デビュー直後にHRが東京のテレビに出演したときに「東京の人にはわからないような博多弁を話して、司会者に拾わせてほしい」という要望をテレビのディレクターから受けたらしい。その経験から、福岡県外のメンバーにも博多弁を教えるほどのこてこての博多弁のグループになっていた。
ただ、これは大きな失敗だったと思う。

メンバーが博多弁を強調するというその努力が福岡のアイドル文化を支えているファンに向けられたものではなく、博多弁のほうがメディアに取り上げられやすいからというメディアに向けられたものだったからだ。
LinQの「ハジメマシテ」では西鉄バスという単語がサビで印象的に使われている。「なう」も最初は「西鉄電車に揺られてるなう」だった。
西鉄ライオンズがなくなって、西鉄というのは全国区では忘れられた存在だったが、福岡の人にとっては日常的な足であり、福岡の人には響くワードだったのだ。また、福岡の人は標準語のつもりで博多弁を話しているつもりなので、他のアイドルのような歌詞に方言を入れることもLinQはしなかった。
つまり、HRは東京のメディアに向けて、LinQは福岡の人に向けて発信しているのを、ヲタクは敏感に感じてしまったのである。
なお、LinQはJJ小野氏が運営から身を引いた2014年に「ウェッサイ! ガッサイ!」というこてこての方言ソングを出すが、あれは東京のプロデューサーが東京の視点で作ったものだから、その時点で福岡のヲタクはあきらめていたように思う。

5.日常のアイドルライブか非日常のコンサートか
HRは日常的にアイドルに会いに行ける文化を作るために、AKB48のフォーマットを模倣しているところが多い。たとえば、アンコールにTシャツにデニムのハーフパンツというビジュアルまでコピーしていた。
日常なのでいつものように集まっていつものように楽しめるように、AKB48の劇場公演の狙いと同じようにセットリストはアンコールまで固定、当時はいつもいるヲタクを「おまいつ(おまえいつもいるなの略)」と呼ぶような言葉もあったが、常連さんがいつものように盛り上がれるステージが作られていた。
対して、LinQはコンサートのようだった。開演前の会場に入ると、会場には洋楽のヒットソングがBGMで流れている。80年代ごろのヒット曲が多かったが、センスが良くて、いまでもはっきり覚えているのは2012年のドナ・サマーが亡くなった時には、ドナ・サマーが流れていた記憶もある。
そして客電が落ち影アナが流れ、その後TRICK8fの「恋をして」という曲がBGMよりも大きい音量で流れた。

ここでフロアは沈黙する。その演出がよく考えられていた。
このTRICK8fの大音量が、フロアに座っているファンを、それまでの日常から非日常へと切り替えさせてくれいたのである。そこからはメンバーの「わたしたちLinQが笑顔の懸け橋になれますように」の言葉からSEが始まり、ステージが開始。もうSEと同時にステージに映される、天神の街をジャックしたかのようなLinQの映像を見ているときには、気持ちは完全に非日常であった。そして、非日常だからセットリストはそのときまでわからない。
おまいつが楽しめるようにアンコールの曲は固定してあったが、そのアンコールの曲は一曲目がタオル曲、二曲目がペンライト曲とさすがアイドルをビジネスにしたLinQらしいグッズ展開も見事だった。ちなみにこのLinQの劇場は前方は椅子席があったが、アンコールの時のみ、椅子席も総立ちになっていた。
結果としては、ヲタクは日常の中にアイドルが入り込むアイドルのいる生活よりも、ライブの時だけ非日常感が味わえるほうが楽しかったのだと思う。

てなわけで福岡アイドルの覇権をどちらが握るのかの十年以上前の軍配はLinQに上がったわけだが、紫谷氏がJJ小野氏のような他のアイドルにケンカを売るスタイルではないため、現時点ではRe:fiveとSunnyHoneyは、コジMAXさんがいやがる言い方をするプロレスを行う雰囲気ではなく、共存する方向性で進み、当たり前のように共演しているのが現状である。おそらく、狭い熊本で張り合うよりも、お互いに切磋琢磨しながら熊本を盛り上げ、県外のアイドルファンが熊本に集まるようになるならば、これが正解とぼくも思う。
ただし、Re:fiveと比較してSunnyHoneyが他県への遠征を増やしているところを見ると、いちはやくひめキュンフルーツ缶と共演したLinQのような動きを見せている気がしている。また、HRはお披露目当時のメンバーは14人だが、LinQはお披露目当時で33人いた。ここほどの倍以上の差はないものの、Re:fiveが4人に対し、SunnyHoneyのほうが6人とメンバーが多かったりと、Re:fiveがHRっぽく、SunnyHoneyがLinQっぽいと感じる点も多々ある。
ただ、構造としてはHRとLinQの差のような大きな違いは今のところ感じられない。
オリジナル曲の強さに関しては、現状制作陣が同じためそこまで差は見られないが、MONECCO5の曲が使えるRe:fiveにも、新しいグループなので新曲が増えているSunnyHoneyのどちらにもアドバンテージがあるように感じる。個人的には来年にはRe:fiveにも新曲が欲しい気はしている。また、どちらのグループもカバー曲は抵抗なくステージで披露している。LinQは共演したアイドルの曲以外はほとんどカバー曲はやらなかった(2016年ごろになぜかMONGOL800のカバーをしていた)が、HRは周年などの節目の時に2013年ごろまでほぼほぼカバー曲のライブをやっていた。2013年頃に大分のアイドルぶれいずが大阪遠征したときに「九州のグループはオリジナルばかりだけどこっちはカバー曲をやってくれて沸けた」なんて話していたこともあったが、カバー曲はカバー曲なりに魅力がある。そこはそれでうまく生かせばいいのではとはぼくは思う。
会場に関しては、共演が多く、Re:fiveとSunnyHoneyでそこまで差がない。それと福岡よりもマイカー率が高いため、いまのところ自家用車で行くヲタクが多い。これに関しては辛島公園など都心でライブをしているPOTIONがもしかしたら強いのかもしれない。
アメーバ経営的意識の高さは正直LinQがすごく、Re:fiveとSunnyHoneyではそこまで感じられない。ただ、誰に向けて発信しているかの感度にもかかわってくるが、カメラで写真を撮るファンが多い現状を考えれば、Re:fiveはXで自分の写真を上げてくれるファンに関しては「いいね」を押すぐらいのリアクションは取れた方がいいのではないかなと考えている。もちろんその作業を増やすことによってのメンバーの負担やファンとアイドルのトラブルを考えれば二の足を踏む気持ちもわかるが、熊本の他のグループがやっていてそこまで大きなトラブルの話は聞いたことがないし、虎穴に入らずんば虎子を得ずである。写真を撮りたい、それをSNSで見せたいというニーズがあるならば積極的にそれに応えるのも必要かなと感じている。そのあたりは、SunnyHoneyはメンバーがリプ返までして大変そうだが、アドバンテージがあると思う。ただ、毎月5日にリプ返の日をRe:fiveが今年はじめたのは、リスクを回避しながらもリアクション出来るという点では、よかったと感じている。配信もあるので、ぼくのような撮れないヲタクはRe:fiveの現状で満足だが、写真を撮る人のモチベーションを高めるのはSunnyHoneyのほうが一歩リードしている気がする。
日常のアイドルが非日常のコンサートかに関しては、Re:fiveもSunnyHoneyもほぼほぼ同じ会場、同じイベントを行っているのでそこまで差はない。
ファンも正直に言えばそこそこかぶっていて、写真を撮る人、沸く人、見守る人のスタイルも大きな違いはない。
ただ、常連が場の空気を作って楽しめるようにしていたのがHRで、LinQは非日常だからこそ、いつ来ても新鮮に楽しめるように空気を作っていた。
そこでふと思ったのだが、HRもLinQも入場は抽選順で入場だったが、HRは後方の立見席から埋まっていたのに対し、LinQは前方の椅子席から埋まっていた。Re:fiveも劇場を持っていた頃は、後方から埋まっていたが、最近は、Re:five主催のういたんさいでも、前方から埋まるようになってきている。またHRは初期の頃からコールやミックスが中心だったが、LinQはコールを打つ人もいたけれどそれよりも座った人のフリコピが中心の文化だった。そしてフリコピ文化というのは初見で知らない人が巻き込まれなくてもいいという点では、沸いてるフロアよりも入りやすいのである。そこはLinQがすごかったと思う。いまのところ熊本でフリコピがはやりそうな気配は全くないが、コールやペンライトを振るのではなく、フリコピをはやらせたLinQの仕掛けというのもなにかあるような気がする。

ともかく、常連さんと初見さんの住み分けというのはどこのアイドルでも頭を悩ませるテーマではあるが、SunnyHoneyの物販交流会の初回特典を見れば、SunnyHoneyのほうが新しいグループということもあり積極的に初見さんを集めようとしており、その影響でRe:fiveの主催でも前列から席が埋まるように熊本全体が変わってきているような気はする。

今年も暮れになり、4月の頃のようなプロレスの雰囲気はなく、完全にRe:fiveとSunnyHoneyはうまく共存していく道を選べたなとぼくは感じている。
ただ、今年、かつての福岡の覇権争いに似たことが熊本に起こってた。
お互いに戦う気はなさそうなので、勝者も敗者も生まれないだろうが、それでもこの2グループが十年以上前の福岡のときとはどう違う動きをするのか。
メンバーが増え、グループの色というものがこれからしっかりしてくるであろうSunnyHoney。
これに刺激を受け、更に力を伸ばすRe:five。
それを見守るだけでも来年の熊本は楽しい気がしている。