2月22日は熊本市中心部のレストバー、スターライトで開催されたSTYLE:ALAMODE Vol.2に行った。
2月22日が、にゃーにゃーにゃーの日ということで「#すべてのねこちゃんとつながりたい」というタイトル。
いわゆるアイドルの世界では「つながる」というミームはネガティヴワードなのだが、人と人とのつながりを大事にするNYDSにとってそんなのは関係ないと言わんばかり。むしろ、主催者として今日ここに集まってくれる人とのつながりを大事にしたい気持ちが見える、らしいタイトルだなとぼくは感じた。
出演者は主催のNYDSに、ゲストが福岡からBaby-Dと宮崎からふわり歌舞四季会社、熊本勢は煌〜KIRA〜と熊本flavorにRe:five。
失礼なことを承知でいうと、フライヤーを見たとき、煌〜KIRA〜以外のグループは、なんとなく場違いな印象があったような気がした。少なくともRe:fiveのファンであるぼくは、珍しいイベントに呼ばれたなと感じたのが正直なところだ。
だが終わってみてからの率直な感想を言うと、いいイベントに参加できてよかった、呼んでもらえてよかったとぼくは感じた。
たとえて言うならば、このブログはアイドルをはじめとする若い女性はひとりも読んでいない前提で書いているので、おじさんにしかわからないたとえで書くけれど、仕事絡みでしかたなしに行かなくてはいけない飲み会が、行ってみたら予想外に楽しかった感じである。せっかく飲みに行くなら仲のいい友達と行きたいのに、それが叶わずにしかたなしに行ってみたら、会う人、会う人がいい話をしてくれて、帰るときには、行ってよかったなあと感じたあの高揚感。いやな上司と夜まで顔を合わせるのかと面倒に思いながら会社の忘年会に行ったら、上司が仕事外ではすごくいい人で楽しかったりするあの感じ。
そんな予想外の暖かさのあったイベントだった。
まさに「#すべてのねこちゃんとつながりたい」という、絆を感じるイベントだった。
イベントをそんな絆を感じる印象に仕上げていたのは、いちばんは調整時間の長さとその合間の運営さんの進行にあったとぼくは感じている。
ぼくはNYDSの主催イベントが初めてだったのですごく目新しく感じたのが、PAブースからNYDSのhideさんやスタッフの姐さんと煌〜KIRA〜のおくっちさんが、時間が空いたら次に出演するアイドルを紹介してたのだ。
その言葉ひとつひとつが、このイベントを盛り上げようという主催者の気持ちと、出演しているアイドルへの愛が感じられたのが、本当に飲み会の意外にいい話のようによかった。
おかげてイベント全体が暖かいものになっていて、独特の高揚感を生んでいて素晴らしかった。
スターライトのステージは段差がなく、臨場感も迫力があった。最初に登場したNYDSは、イベントの主催者として「タテヨコミギナナメ」で会場をいきなり熱くする。
ぼくが前回NYDSを見たのは、1月の熊本アイドル新年会で、あの日はくじ引きでトップバッターだったが、この日もトップバッター。ラップとトークで始まったばかりの会場の空気をステージに引き込むツヤンツヤンに、アイドルっぽく歌いながらもさらりとえげつないダンスを踊るYU-KIさんのふたりはさすがの一言だった。
次に登場したのはDolphin EntertainmentsのBaby-D。本格的なダンスのNYDSのあとに、本格的なガールズユニットの登場で、会場はその技量の高さを見せつけられていた。ぼくも年末のグリーンランドアイドルフェスティバル以来に拝見したが、さすがヤバイ3ガールズといった感じで、いいものを見せていただいた。
ステージ前にこのBaby-DとNYDSの出会いが佐賀のもくむつで、つないだのがヲタクさんというエピソードがhideさんから披露されたのも、やっぱリ人とつながりって大事だな、今日はねことつながるけどなどと考えながらもほっこりした。
実力あるダンスとボーカルを見たあとはいよいよアイドルの登場で、先陣を切ったのが煌〜KIRA〜。
会場にNYDSのスタッフとして煌〜KIRA〜が以前所属していた荒尾のグループの人がいたこともあったのと、あとこの日、物販でポイントカードキャンペーンをやっていたこともあったのもあり、強く感じたのだが、煌〜KIRA〜になってこのグループが一番よくなったなと感じているのは、グループ内で電車ごっこができるようになったことである。
電車ごっこというのは、北山修がビートルズで提唱した理論であるが、日本には「運転手は君だ、車掌はぼくだ」という電車ごっこがある。この電車ごっこの仕組みがあったから、ビートルズが他のロックバンドと違い世界中のアイドルになったという説だ。
普通のロックバンドはローリングストーンズならミック・ジャガー、クイーンならフレディ・マーキュリーみたいにひとりのシンガーが愛されるように作られてる。サザンオールスターズなら桑田佳祐、RCサクセションなら忌野清志郎みたいな感じか。そうしたほうが、常に運転のうまい運転手が電車を運転してくれるので安心感があるという理論だ。
だが、そうではなくビートルズは4人全員が愛されるようにこの曲はジョン・レノンが歌う、この曲はジョージ・ハリスンが歌うと曲によってリードボーカルを変えていた。それが、電車ごっこのように運転手は君だが交代して、ひとりが運転手を独占しないというかたちで、それにより4人がアイドルになれたという理論だ。
そして、前身のグループでは、どうしてもリーダーがセンターを掛け持ちしてたこともあり、運転手がリーダー、車掌が副リーダーという印象が強かったのが、煌〜KIRA〜になってからは、それぞれのメンバーが輝ける場所が四曲のオリジナル曲の中で少なくとも何か所かはあるような見せ方になっている。
これが非常にうまくいっているなあと改めてオリジナル曲をすべて聴けてぼくは感じた。
この日は日向みさきさんと2人だけだった熊本flavorだが、なんとこの日はリーダーの水無月あやかさんの復活という一大トピックがあった。
ぼくが最後に水無月あやかさんを見たのは、真夏のB9だったが、とにもかくにもお帰りのステージはそれだけで嬉しかった。受験のために休養され、いよいよ来月には進学のために卒業されることが決まってる残り少ない水無月さんのアイドル姿だが、そんななかでも相変わらず水無月さんらしさもある、ちょっとほわっと抜けたような、それでいてリーダーである水無月あやかさんを見れたことがまずぼくは嬉しかった。
そして、やっぱりすごいのは日向みさきさん。天真爛漫な笑顔なのに抜群の歌唱力に高い技術。
そのみさきさんが、水無月さんがいることで安心しているようなところもいい関係に見えた。にゃんにゃんにゃんの日ということで「シエスタ」を猫語でやるというのも、熊本flavorらしくてかわいかった。
まったくのはじめましてだったのが、ふわり歌舞四季会社。最近、ちょくちょく熊本でのライブもされてるらしく、熊本のアイドルヲタクにはおなじみになってる人もいたようだ。
こちらもガンガンに盛り上げる熱いステージを見せてくれた。楽曲はヘドバンも出るようなハードなものなのに、挨拶やMCがすごく丁寧なのも好感が持てるグループだった。
Re:fiveは、かなり珍しいアルク衣装で登場。
久しぶりに3人が揃ったということもあり、心強いのもあったのだろうが、出番が一部の最後だったことで、すでに会場のいい雰囲気をhideさんたち運営MCが作っていたこともあり、いつもよりのびのびとステージをやっているように見えた。
アルク衣装で霖雨のファンタジアをやる古くからのファンにはエモい感じでスタートし、2が並んでる日だからとツインテール似合ってる?、そしていろんなタオル入り乱れてのダンデライオンとRe:fiveらしさを存分に発揮できていた。緊張してるRe:fiveがその緊張からいつも以上の力を見せてくれるのもいいが、こうやってのびのびとやるのも、メンバーも楽しそうでいいなと感じた。
そしてこの日面白かったのは、当日になっていきなりタイムテーブルが2部制になっていたことだ。
それも「一撃show」と名付けられ、各グループが一曲ずつやる。その合間にも、ちゃんと運営さんの進行も入る。
アイドルは「一撃show」の名のように、短距離走のように全力で一曲をやる。その熱いステージは、熊本ではあまり見ない試みでもあり、新鮮で、またアイドルさんよ必死さも伝わってすごくよかった。
Re:fiveが満を持して朝からカツカレーをやってスタート。
煌〜KIRA〜は、DJババロアfromNYDSが制作したという新曲を軽くやってから、そのDJババロアfromNYDSが制作してすでに披露されてるハレに向かって走れで盛り上がりを見せた。
そして大トリのNYDSがやってから、サプライズで2月20日に誕生日を迎えられたNYDSのYU-KIさんの生誕セレモニーがファン有志を中心に開催された。
圧巻だったのはそのときに出演者も全員ステージに戻ってきてYU-KIさんをお祝いしたことだ。
イベントに呼んでもらえたこと、主催してくれたことの感謝はもちろん、熊本勢にとっては憧れのダンサーとしてYU-KIさんはリスペクトされてるなと感じた。
これこそが、絆のつながりを大事にしているNYDSらしさであり、その雰囲気をイベントでも伝えてくれてたので、本当に見ていて気持ちがよかった。
そしてそのまま他の出演者を巻き込んでの「踊りマス宣言」をみんなで踊って、この日いちばんの盛り上がりがNYDSを中心に起こった。会場全体がひとつにつながった空気になった。
まさに心のつながりを感じられる素敵なイベントだった。








