文中によく出てくる助動詞would

 

wouldはwillの過去形ということになっていますが

実際には過去の意味で使われないことも多いです

 

わたしの独断と偏見で

文章中のwouldを判別する優先順位をつけてみました

 

①仮定法のwould

└仮定法は「現在の事実に反することは過去形/would」

 「過去の事実に反することは過去完了/would have p.p」 というルールです

 

if節がなくても、wouldがあれば「もし~という状況だとしたら」と仮定法になっていることはよくあります。

 

wouldに出会ったら、まずは仮定法を疑いましょう!

 

My great-great-grandfather would say to me, "Just do it!".

「ひいひいおじいちゃんだったら、私に『とにかくやってみろ!』と言うだろう。」

(もう亡くなっていてこの世にはいないけど、もし目の前にいたら…)

 

②過去の習慣のwould

└過去に繰り返し行っていたことをwould (often)で言うあれです。

 ちなみに、liveやthinkなどの状態動詞はこの言い方はできないので、 used to liveやoften thoughtなど他の言い方にしましょう。

 

I would (often) play shogi with my dad when a child.

「私は子供の頃よく父と将棋を指した。」

 

cf.) When a child, I often wished my dad was David Beckham.

「子供の頃よく、父がベッカムだったらなぁと思っていた。」

 

③意思のwould

└過去の強い意志「どうしても~しようとした/しなかった」

 強い意志を表すwillの過去形ですが、意識しておきましょう。

 

We tried to stop her, but she would slap him in the face.

「私たちは止めようとしたが、彼女はどうしても彼にビンタを食らわそうとした。」

 

My car wouldn't start this morning.

「今朝、車のエンジンがどうしてもかからなかった。」

 

④その他 時制の一致、丁寧など

└その他挙げるとキリがないので割愛します。

 上の3つ以外はそんなに苦労せず理解できるはす。

 

 

wouldを攻略すれば、文脈理解が楽ちんになります!

出てくるたびに丸で囲んだりして意識しましょう!!

文型とSVOC

苦手だとか意味がわからないという人いますよね。

 

でもこれ、はじめの方に習うだけあって意外と重要です

なぜなら、英語は語順で意味が決まるからです。

 

語順と文の要素を知っていれば、英文の意味が理解できてしまうのです!

 

 

たとえば第4文型のSVOO→SV(人)(もの)

これは「人にものを~する」という意味を表します

 

文型だけで大まかな意味を表すわけです

あとは「~する」の部分が「give与える」「teach,show,tell教える」「buy買ってあげる」などに変化するだけ

 

I got you an alien. という文なら、

あなたに 宇宙人を 捕まえてあげた。」

となりますよね

 

 

第5文型SVOCなら

「O=C(という状態)に」という意味を表します

 

・make OCなら「O=Cにする」

・keep OCなら「O=Cに保つ」

・find OCなら「O=Cだとわかる」

・name OCなら「O=Cと名付ける」

という具合です

 

 

副詞句・節を<   >でくくりだし、

形容詞句・節を[    ]でくくりだせば、

文のSVOCの要素が浮き出てきます。これで意味が断然理解しやすくなります

 

My girlfriend and I <often> write each other passionate letters.

「私の彼女と私は、<よく>互いに情熱的な手紙を書いて出し合う。」

 

My husband <always> leaves the clothes [he's taken off] on the floor.

「夫は<いつも>[脱いだ]服を床(の上)に置きっぱなしにする。」

 

 

カッコつけは文法の問題文などでも練習できます

 

SVOCや自動詞・他動詞の知識を動員して

さくさく読めるように練習しましょう!

文章中にめっちゃでてくるthat

いっぱいありすぎて困っちゃう人いますよね

 

でも、整理できていれば意外とわかる!

どんな種類があるかわかれば見わけもつきやすいので、

主なものを挙げます。

 

・関係代名詞that

└名詞(先行詞)の後ろにくっついて、名詞を説明・限定します。代名詞なので、後ろはSかOが欠けた不完全文になります

 

He is the man [that lives next door to us].

「彼は私たちの隣に住んでいる人です。」

 

The cake [(that) I ate yesterday] was delicious.

「昨日食べたケーキは激うまだった。」

 

・接続詞・ふつうのthat節

└文のSやOやCになります。接続詞なので、SVOCなどが欠けていない完全文が続きます

 

I know ((that) you are cheating on me).

「きみが浮気してるってこと知ってるよ。」

 

My opinion is (that) he really doesn't understand you.

「私の意見は、彼は本当はあなたの言っていることがわからないのだということです。」

 

・接続詞・同格のthat

└名詞の内容を説明する。関係代名詞と違って、完全文が続く。「~という…」

 

The belief (that the world was round) was not peculiar to Columbus.

世界は丸いという信念はコロンブスだけのものではなかった。」 

the belief = that the world was round

 

The chances are very good (that she'll be promoted).

彼女が昇進する見込みは大いにある。」

the chances = that she'll be promoted

 

・強調構文のthat

└It is 名詞 that ~で名詞を強調します

 

It was Tom that I met yesterday.

「私が昨日会ったのはトム。」

 

It was about ten o'clock that I saw her.

「私が彼女を見たのは10時頃だった。」

 

 

このほかにもたくさんの使い方をされるthat

構文などは別の記事に載せるので、まずは上記を見分けられるようになりましょう!

so...that~やsuch...that~などthat節の構文もたくさんありますね

 

よく見るものを挙げてみます

似たようなものが多いので、例文で状況ごと覚えましょう。

 

 

・in that SV~ 「SVであるという点において」

・except that SV~ 「SVであるという点を除いて」

 

He takes after his father in that he is fond of music.

「彼は音楽が好きだという点で父親に似ている。」

 

I forgot everything except that I wanted to go home.

「私は家に帰りたい一心だった。」←帰りたいこと以外すべて忘れた

 

 

・in order that SV~

「SVする(しない)ために、できるように」

・(so) that SV~

「SVする(しない)ために、できるように」

 

We learn in order that we may becom wise and good.

「私たちは立派な人になるために学ぶ。」

 

Walk softly so (that) you won't wake the baby.

「赤ちゃんを起こさないように、そっと歩きなさい。」

 

 

・so ~ (that) SV~ 「とても~なのでSV」

・such ~ that SV~ 「とても~なのでSV」

(suchの後ろには名詞がくる)

 

I was so hungry (that) I could not take a step.

「私はとてもお腹がすいていたので、一歩も歩けなかった。」

 

She is such a mean girl (that) everybody hate her.

「彼女はとても意地悪なので、みんな彼女が嫌いだ。」

 

 

S1V1, so (that) S2V2~

「S1V1、 だからS2V2~ 」

 

He overslept, so (that) he missed the train.

「彼は寝過ごしたので、電車に乗り遅れた。」 

寝過ごした→だから乗り遅れた

 

 

that節は英文にめちゃくちゃよく登場します

 

英文読解で差をつけるには、なんとなく読まないこと!

that節の意味をしっかり取れば読解も余裕です。

仮定法

 

苦手な人、多いですが、

実はめっちゃシンプルです

 

このことを理解しておけば、

あとはそれぞれの場面に合わせた用法を覚えるだけ。

 

仮定法とは...

事実と異なることを述べるための文法です。

 

細かいことを言うと、「話者が事実ではない/可能性が低いと思っていること」

を述べるときに使われます。

 

例えば

I wish I were a bird. 「私が鳥だったらなぁ。」

(実際は鳥ではない。人間であることと鳥であることは相反する)

 

<If it were sunny today>, we could go on a picnic.

「もし今日晴れていたら、ピクニックに行けるのに。」(事実は雨や嵐)

 

上のように現在の事実と異なるときは、時制を一つずらして過去形で言うだけ

 

次の直説法の文と比較してみましょう

①I want to be a bird. 「私は鳥になりたい。」(現在、「鳥になりたいな」と思っているだけ)

②<If it is sunny tomorrow,> we will go on a picnic. 「もし明日晴れたら、ピクニックに行こう。」(ただの条件)

 

①「鳥になりたい」というのは事実です。人間であるという事実に反していません。

②これは明日の話なので、事実には反していません。時や条件を表す副詞節なので、未来のことも現在時制isとなります。

 

ただし

②のような状況でも、話し手が「明日晴れる可能性はほぼゼロだ」と思っていると仮定法になります。

 

The two strong typhoons are around Kyushu now.  <If it should be sunny tomorrow,> we would(will) go on a picnic.

「強い台風2つが今九州あたりにあるよ。<もし万が一明日晴れたら>、ピクニックに行こう。」

 

仮定法を使うか迷ったら、状況をしっかり読んで、事実なのか、実現する可能性が高いか低いかを判断しましょう。

英語でもっとも重要なのが時制です

 

現在・過去・未来にそれぞれ

単純・進行形・完了形・完了進行形があります。

 

まずは基本となる現在時制を理解することから始めましょう

 

①ふつうの現在形

ごれは一般的な事実、普遍の事実を表したり、

繰り返しおこなう習慣や状態を表します

 

・Water freezes at 0 degrees Celsius. 「水はセ氏0度で凍ります。」

・I get up at 6. 「わたしは(いつも)6時に起きます。」

・My father works in Mie. 「父は(普段)大阪で働いている。」

 

②現在進行形

今、~している最中であることを表します

 

・Look! The lake water is freezing. 「見て!湖の水が(今まさに)凍りついてるよ。」

・My father is working in the garden now. 「父は今、庭で仕事をしている。」

 

③現在完了形(過去形と違って、今と関係がある

(今までに)~してきた、したことがある

(ちょうど今)~したところだ

 

・I have been to India twice. 「わたしは(今までに)インドに2回行ったことがある。」

・I have lived in Mie since I was born. 「わたしは生まれてから(今まで)三重に住んできた。」

・I have just finished my homework. 「(たった今)宿題を終えたところだ。」

・I have lost my wallet. 「わたしは財布をなくしてしまった。(だから今財布がない)

 

④現在完了進行形

(今まで)~し続けている、し続けてきた

 

・I have been studying English for 12 years. 「私は(今まで)12年間英語を勉強し続けている。」

・I have been waiting for you since noon. 「きみのこと正午から(今まで)待ってたんだよ。」

 

 

基本はこんな感じです。

過去形は現在とは無関係、切り離された過去の事実につかいます。

現在完了は「現在」というからには現在とかかわりがある

ということを意識しておきましょう。

長文でもよくでてくる関係詞の非制限用法

これっていったいなんなのか。

 

制限用法の「制限」とは「限定」という意味です

意味を限定する用法が制限用法

意味を限定しない用法が非制限用法

というわけです

 

①制限用法

これは不特定のものの中で、限定して特定するために使います

 

The students [who are in the advanced class] took the test.

「[上級クラスの]生徒たちはテストを受けた。」

 

上の例では不特定の生徒の中に「上級クラスの生徒」と「そうでない生徒」がいることが示唆されています。

 

A girl [running over there] is my sister.

「[向こうを走っている]女の子はわたしの妹です。」

 

こちらは不特定のある女の子のうち「向こうを走っている」特定の女の子というように限定しています。

 

②非制限用法

非制限用法は、もともと特定の人・モノのことを述べていて、わざわざ限定する必要がない場合に使います

意味を限定するのではなく、説明を加えるのが目的です。

 

My father, who lives in NY, often writes to me.

「わたしの父はニューヨークに住んでいて、よくわたしに手紙をくれます。」

 

わたしの父はふつう一人しかいないので、「父がいて、その人はニューヨークに住んでいて」と

父の説明をしているわけです。

 

これを

My father [who lives in NY] often writes to me. と制限用法にすると

ニューヨークに住むわたしの父は、よくわたしに手紙をくれます。」となり

ニューヨークに住んでいない父の存在(パリに住む父、北京に住む父など)を示唆します。

 

いろんな事情でパリの父、北京の父、テヘランの父などがいるとはふつうは考えないので、

これはちょっとおかしな文になってしまうのです。

 

制限用法は限定、非制限用法は説明

というのをしっかり覚えておきましょう。

みなさん辞書は引いてますか?

英語を勉強しようとすると、辞書の存在は欠かせません。

 

なぜなら、英単語にはたくさんの意味があり、

イディオムもものすごく多いからです。


辞書慣れしていない人がやってしまいがちなのが、

一番上にでてきた意味をそのまま拾ってしまうことです。

 

試しにwalkという語を調べてみると

①自動詞の意味がたくさん

②他動詞の意味がたくさん

③名詞の意味がたくさん

 

というように、めちゃくちゃいっぱい意味があります。

 

意味は文脈や文法に即して選ばなければいけません

一番上にあるからという理由で「歩く」を選べばいいってもんじゃないんです。

 

自動詞なのか他動詞なのか、はたまた名詞なのかは

SVOCなどの文構造がわかってなければ判断できません。

 

画面をスクロールするのが面倒で一番上にでてきた意味を拾う人もいます。

私は情報をスクロールなしで見渡せる“紙辞書”派ですが、

電子辞書でも使わないよりはましです。がんばってスクロールしましょう。

 

ではここで、

 

She stood me up last night.

 

はどういう意味でしょう

「彼女は昨晩私を立たせた。」ですか?

 

こういうときはstand upというイディオムを調べて

そのうちの[他]と書いてある他動詞の意味を探さなければいけません。

 

さて彼女はわたしをどうしたのでしょうか...

調べてみてくださいね

みなさん英語を読むときはどんなことに注意してますか?

フィーリング?

 

フィーリングっていう人のほとんどが「適当」に読んでたりします

それでちゃんと読めるのはネイティブか、かなり慣れている人ですよね。

 

英語は「順序の言語」なので、単語を並べる順番で意味が決まります

同じ単語でも、位置によって名詞になったり形容詞になったり動詞になったりしますよね

 

そこで、英語ではまずS(主語)とV(動詞)を押さえるのが大事

 

それがわかるように、(   ), [   ], <   >で文を分解してしまいましょう。

 

①名詞のかたまりは(     )でくくる(名詞句・節はS(主語)かO(目的語)になります

②形容詞のかたまりは[    ]でくくる(形容詞は名詞を修飾します)

③副詞のかたまりは<    >でくくる(副詞は名詞以外を修飾します。動詞、形容詞、文全体など)

 

例)

A dog <seldom> bites <unless attacked>.

犬は<攻撃されなければ><ほとんど>噛む<ことはない>。」

 

Anyone [who knows me] knows (I love chokolate).

「[私を知っている]人ならだれでも(私がチョコレート好きだということ)を知っているでしょう。」

 

The sun rises <in the east> <due to (the fact that the earth rotates <in a clockwise direction>)>.

<(地球は<時計方向に>自転するという事実)が理由で>太陽は<東に>昇る。」

 

このようにメインのSとVが見つけられれば、文がどんなに長くなっても捉えられます

特に、主語のかたまりが長い場合は、動詞の直前まで[   ]が続いていることが多いです。

 

これをマスターすれば英文は前からスイスイ読める!

みんな大混乱

なんだかよくわからない部品、冠詞

 

名詞の前につけるのはわかるけど...

これっていったいどうやって使い分けるんでしょうか。

 

ここでは大雑把に使い方を説明してみます


①a/an/複数形

実際に存在するもののうち、どれでもいいもの・一般的なものはa/an/複数形になります

「ある~」「とりあえずひとつの~」という感じです

 

②the

実際に存在するもののうち、話し手にも聞き手にもわかる特定のものはtheを伴います

「あの~」「その~」「ほら、あれだよあれ」という感じです

 

③無冠詞

無冠詞は特別です。実体を持たない概念特定のイディオムは無冠詞

「~というもの」という感じです。または名詞の本来の目的を表すときも無冠詞です。

 

①の例

A foreigner asked me a question in French.

(ある/一人の)外国人が私にフランス語で(ある/ひとつの)質問をしてきた。」

 

I like cats.

「私は(一般的な/不特定多数の)猫が好きだ。」

 

②の例

Mr.Maeda has a dog. The dog's name is Zoro.

「前田さんは犬を(一匹)飼っている。(いま話している)その犬の名前はゾロという。」

 

The musician [who sings on the street every day] is Tom's brother.

「毎日(あの/例の)路上で歌っている(あの/例の)歌手はトムのお兄さんだ。」

 

③の例

Emma goes to school by bicycle every day.

「エマは、毎日(乗る目的の)自転車で、(授業を受ける目的の)学校へ通う。」

 

She knows cat only in the abstract. She never actually seen one.

「彼女は理屈の上でしか猫(というもの/概念)を知らない。実際に猫を見たことが一度もないのだ。」

 

 

このほかにもたくさん用法用例がありますが、まずは上記を押さえておけば

混乱も減るでしょう!