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なんだかややこしいから丸覚えしちゃえという人も多い比較

 

特にこのno more than/not more thanは曲者ですね

 

今回はこいつらを正確に覚えられるよう理屈をつけましょう

 

 

まず知っておいてほしいのはnotnoの違いです

 

not:ふつうに否定。「~でない」

no:強い否定。「まったくない/ゼロだ」

 

これを覚えておけば英語の読解にも役立ちます

 

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では本題

 

①まずはnot more than/not less thanですが

 

not more than「~より大きくはない/~より多くはない」

「多くても~/せいぜい~」(客観的事実)

└いいかえるとat mostですね

 

not less than「~より小さくはない/~より少なくはない」

「少なくとも~」(客観的事実)

└いいかえるとat leastとなります

 

 

no more than/no less thanでは、noの強烈な否定が活きて、反語的になります

 

no more than「~より多いなんてことはまったくない」

(むしろその逆で)~しかない」(主観的。少なさ・小ささを強調)

└いいかえるとonlyですよね

 

no less than「~より少ないなんてことはまったくない」

(むしろその逆で)~もある」(主観的。多さ・大きさを強調)

└いいかえるとas much as/as many asとなります

 

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覚えやすいでしょ

 

こいつらは文法問題でも長文でもお目にかかるので、さっさと覚えておいて安心して迎え撃ちましょう

 

no more ~ than …/no less ~ than …(クジラ構文とか呼ばれるやつ)はちょっとややこしいので、また別の記事でやりましょう!

今回は仮定法の発展バージョンです

 

仮定法の基本は『仮定法はいつ使う?』を参照してください

 

 

仮定法は事実と異なることを述べるための文法でしたね

 

そして仮定法を表すためには動詞の時制を一つ過去にずらします

 

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a. If I had ten million yen, I would buy a million Umai-boes.

(今)もし1,000万円もってたら、うまい棒を100万本買うよ。」

 

b. If I had been in your position, I wouldn't have done such a stupid thing.

(そのとき)もし私があなただったら、そんな愚かなことはしなかったわ。」

 

 

a.は仮定法過去です。現在の事実に反する(実際は1,000万円もってない)ので、条件節(If~)では時制をずらして過去形にします。

帰結節(I would~)では【助動詞の過去形+動詞原形】にします

 

b.は仮定法過去完了。過去の事実に反する(実際はあなたではなかった)ので、条件節では時制をずらして過去完了形にします。

帰結節では【助動詞+完了のhave+p.p.】とします

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ちなみに、仮定法は条件節がなくても成立します

 

a.の文に対して、「僕だったらそんなことしない。きのこの山を買うよ。」というときは

 

I wouldn't do that. I'd buy Kinoko no Yama.

 

というように、条件節がなくても意味が通じます。

 

 

「僕の(死んだ)ひいおじいちゃんだったら、そのお金を投資しろと言うだろうな。」と言いたいなら、

 

My great grand father would tell me to invest that money..

 

で十分です。ひいおじいちゃんは現実には存在していないので仮定法になるわけです

 

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a.とb.は合体させることもできます

 

過去に~だったなら、~なのになあ。」

 

という形です。逆の「今~だったら、過去に~だったなあ」はありません

 

 

たとえば、

 

If I had invested that money <then>, I would be a billionaire <now>.

「もしあの時お金を投資していたら今ごろ億万長者になっているだろうな。」

 

のように【条件節は仮定法過去完了、帰結節は仮定法過去】という形にします

 

文法問題で問われるときは、条件節の方に過去を表す副詞〈yesterday, last year, then〉などが使われ、帰結節には<now>が使われるので、意外とわかりやすいです。

 

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仮定法にはほかにも細かいルールや用法がたくさんあるので、そちらは参考書でしっかり学んでメモってください

 

でも基本を押さえていれば、応用もすんなり入ってきます

メモって何度も見返す、を徹底しましょう

「言う・話す」を表す単語はたくさんあります

 

そのなかでもよく問われるのがこの4つ

 

talk, say, speak, tell

 

どう使い分けるのがサクッと説明します

(自動詞/他動詞については自動詞と他動詞を参照)

 

 

①talk

└talkは自動詞です。「会話する」という意味だと思えばいいでしょう

 

talk to/with 人 「~に話しかける/~と話をする」

talk about ~ 「~について話す」

 

※talk 人 that ~という形はありません。きをつけて

 

 

②say

└sayは他動詞。「~と言う」という意味で、言う内容に重点がおかれます。いろんな使い方があるので要チェック

 

say ~ 「~を言う」 say something/say a word/say yesなどなど

say that SV~ 「SV~と言う」

"S'V'~," say(said) S 「『S'V'~』とSが言っている(言った)」

It is said that SV~ 「SV~と言われている」

S is said to do~ 「Sは~すると言われている」

 

※say 人 that~という形はありません。「人に」というのは【to 人】で表現します→say to 人 that~

 

 

③speak

└a.「会話する」 b.「何か言う/しゃべる」 c.「言語を話す」 ※a.,b.は自動詞/c.は他動詞

 

a.「会話する」― speak to/with 人 「~に話しかける/~と話す」など

b.「何か言う/しゃべる」― speak clearly 「はっきりと話す」など

c.「言語を話す」― speak Japanese/English 「日本語/英語を話す」など

 

※speak 人 that~という形はありません。【speak 人】も【speak that~】もどちらも不可!

 

 

④tell

└「人に~を話す」という意味で「誰に」+「何を」が大事です

 

tell 人 ~ 「人に~を言う」 ex) Tell me your phone number.

tell 人 about ~ 「人に~について言う・説明する」

tell 人 that SV~ 「人にSV~と言う」

tell 人 to do 「人に~するように言う」

 

tellだけ直接の目的語に人を置けます

 

 

本当にざっくりとした説明なので、基本として押さえておきましょう。

 

基本として理解出来たら、文法書や辞書を使って、より詳しい意味や用法を英語ノートにまとめてみましょう

英語は、自分で調べて知れば知るほど楽しくなりますよ!

動名詞とは「動詞を-ing形にして名詞の働きをさせる用法」です

 

形容詞の働きの現在分詞(-ing)とは別なので注意!!

 

 

動名詞は名詞の働きをするので、S・O・Cになれるわけです

 

「前置詞の直後には名詞」がルールなので、前置詞+動名詞もありです

 

 

文法問題で問われる動名詞関連の問題は、覚えておくことが多いので、この機会にノートにメモって覚えてしまいましょう

 

 

1.to + 動名詞 となるイディオム

└このtoはto不定詞ではなく前置詞です。だから直後には動名詞(-ing)がきます

 

・look forward to doing  「~するのを楽しみに待つ」

・object to doing      「~することに反対する」

・What do you say to doing? 「~しませんか」

・when it comes to doing  「~することになると」

・with a view to doing   「~する目的で」

・get[be] used to doing  「~するのに慣れる[慣れている]」

 

used to do「かつては~した/~があった」のtoは不定詞なので要注意!

 

(i) I can't get used to living in the big city.

「私は大都市に住むのに慣れることができない。」

 

(ii) I used to live in Tokyo.

「私はかつて東京に住んでいた。」

 

2.他動詞のOが動名詞(-ing)のみ(to doはとらない)

└ MEGAFEPSDAPAM(メガフェップスダッパム)と覚えるらしい。ダッパムってなに

 

M:mind doing   「~することを気にする」

E:enjoy doing   「~することを楽しむ」

G:give up doing  「~することを諦める」

A:avoid doing   「~することを避ける」

F:finish doing   「~し終える」

E:escape doing  「~するのを逃れる」

P:postpone doing 「~するのを延期する」

S:suggest doing 「~することを提案する」

D:deny doing   「~することを否定する」

A:admit doing   「~することを認める」

P:practice doing 「~する練習をする」

A:advise doing  「~するよう忠告する」

M:miss doing   「~し損ねる」

 

3.目的語が①不定詞か②動名詞かで意味が変わる

└①不定詞は未来のイメージ②動名詞は現在・過去のイメージ

 

①forget to do  「~し忘れる(やってない)

②forget doing  「~したのを忘れる(やった)

 

①try to do  「~しようとする(意図だけ。実際にやることは含まない)

②try doing  「試しに~する(実際にやるとこまで含む)

 

①remember to do  「忘れずに~する(まだやってない)

②remember doing  「~したのを覚えている(もうやった)

 

①regret to do  「残念ながら~する(まだやってない)

②regret doing  「~したのを後悔する(もうやった)

 

 

もちろん他にもパターンがありますが、

上記のパターンはよく聞かれるのでしっかり覚えましょう!