みなさん第5文型は好きですか?

 

make O C 「OをC(の状態)にする」

find O C 「OがCだとわかる」

leave O C 「OをC(の状態)のまま放っておく」

 

などなどOCシリーズ(第5文型)のパターンはたくさんあります

 

 

そのなかでもよくある間違いが

 

「長い間待たせてごめんなさい。」

I'm sorry to have kept you waiting/waited so long.

 

の選択問題です

 

 

①分詞は「~する/している」ならing

      「~される/された」なら-ed

②OCシリーズは【O=C】

がルールなので、

 

あなた=待っている(状態)

 

としなければいけません

 

 

つまり正解はwaitingとなります

 

 

これをkeep you waitedとしてしまうと、

 

あなた=待たれる

 

となり、意味が通りません。ダメ、ぜったい

 

 

I'm sorry to have kept you waiting so long.

「(今まで)あなたを長い間待った状態にしてごめんなさい。」

「長い間待たせてごめんなさい。」

 

となるわけです

 

 

「待たせる」を「待たされる」とごちゃ混ぜにしてはいけません

 

「待たせる」=「(相手を)待っている状態にする」

 

と理解して使いこなしましょう!

 

これで第5文型も怖くないですね

みなさん長文の「読み方」は決まっていますか?

毎回決まったルールで読むことにはメリットが多いですよ

 

長文を読むときは2つのことができていることが望ましいです

 

①内容の把握(当然ですね)

②設問への準備(これが重要!)

 

 

ですが、②まで意識している人はほとんどいないように思います

 

設問文を読んで→選択肢を読んで→それから本文の該当箇所を探して…なんてことをやっていたら、時間内に解き終えることもできないし、正解するのも難しいですね

 

本文を読みながら設問に対する準備をしておくことが長文攻略のカギです

 

 

具体的に何をするかというと

 

カッコや□(しかく)囲いなどのマーキングです

 

別の記事(英文のつくりかた)でカッコの付け方を説明しましたが、これは内容の把握に役立ちます。

そして、今回はプラスαのコツをお教えします

 

 

【マーキングのしかた】

 

①it, this(these), that(those)がでてきたら□(しかく)で囲んで、it,this,thatの内容をメモる

└内容をとらえるためにも必須の作業だし、「itの内容わかってますか?」という趣旨の問いもよくあります

 

②否定語not, no, neverや、「ほとんど~ない」という意味の準否定語few, little, hardlyなどを○で囲む

└本文では否定されていないのに、設問の選択肢で否定されていると怪しいです。その選択はおそらく間違ってます

 

③andやorで並べられたものには①②③…と番号をふる。andやorは○で囲む

└たくさん並列されるとややこしいので、わかりやすくします。特に動詞が並んでいるときは①何をして→②何をするというのを把握することは内容理解にも役立ちます。動詞が2つ以上並ぶと適当に読んでしまう人が多いです。しっかり番号をふって追いかけましょう

 

④強調表現only, 最上級, alwaysなどを○で囲む

└本文ではonlyやalwaysがついていないのに、設問の選択肢の文にonly, alwaysが使われていると怪しいです。その選択肢はおそらく間違ってます

 

⑤人名がでてきたら□で囲む

└見返す際、人名をみつけると目当ての個所が探しやすいです

 

⑥構文(too ... to ~/ so ... that ~/ not only ... but ~/ not A but B など)を見つけたらtoo, toを○で囲む

└内容理解にも役立つし、構文が使われている箇所は問題で問われやすいです

 

⑦first, second, thirdなど順番に説明されているときは、fisrt, second, thirdなどの順序を表す単語を□で囲む

└見返す際、探している箇所が見つけやすいです

 

 

できるものから取り入れていけばいいし、迷うなら①から順番に実践するのがおすすめです

文法問題の問題文にも適用できますよ!

 

これらを身につけていくとどんどん読めて、どんどん正解できるようになります!

いつも同じ読み方ができるようになりましょう!

分詞のところでカオスになっているのが-ing?-ed?問題

 

感情などを表す分詞で

 

interestingなの?interestedなの?

excitingなの?excitedなの?

 

わからないから適当に答えちゃえ!となる人続出

 

中学生のように「人なら-ed」「ものなら-ing」と覚えてみてもまったく通用しません

 

 

分詞は形容詞のはたらきをしていて、

 

「~する・~している」なら現在分詞(-ing)

「~される・~された」なら過去分詞(-ed)

 

でしたね

 

これがわかってれば、あとは元の動詞の意味を正確に覚えるだけです

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

よくでてくるのは以下のような動詞です

 

・amuse「~を楽しませる」      ・interest「~に興味を持たせる」

・bore「~を退屈させる」       ・please「~を喜ばせる」

・disappoint「~をがっかりさせる」 ・satisfy「~を満足させる」

・excite「~を興奮させる」      ・surprise「~を驚かす」

・exhaust「~をひどく疲れさせる」 ・tire「~を疲れさせる」

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

お気づきの通り、これらの動詞は「~を…させる」という意味です

 

amuseを「楽しむ」とか「~を楽しむ」としてはだめです。

「(人)を楽しませる」正確に覚えましょう

 

 

そしてこれらの動詞を分詞にすると

 

amusing「(人)を楽しませるような →楽しい」

amused「楽しまされた →楽しんでいる」

 

boring「(人)を退屈させるような →退屈な」

bored「退屈させられた →退屈している」

 

disappointing「(人)をがっかりさせるような →期待外れの」

disappointed「がっかりさせられた →がっかりしている」

 

exciting「(人)を興奮させるような →わくわくさせる、刺激的な」

excited「興奮させられた →わくわくしている」

 

exhausting「(人)をひどく疲れさせるような →骨の折れる」

exhausted「ひどく疲れさせられた →ひどく疲れている」

 

interesting「(人)に興味を持たせるような →興味深い、おもしろい」

interested「興味をもたされた →興味・関心がある」

 

pleasing「(人)を喜ばせるような →楽しい、喜びを与える」

pleased「喜ばされた →喜ぶ、気に入っている」

 

satisfying「(人)を満足させるような →満足な、十分な」

satisfied「満足させられた →満足している」

 

surprising「(人)を驚かすような →驚きの」

surprised「驚かされた →驚いている」

 

tiring「(人)を疲れさせるような →骨の折れる」

tired「疲れさせられた →疲れている」

 

という意味になるわけです

 

もちろん-ingであっても-edであっても人に使えます

 

Our teacher always tells us funny stories. He is very interesting.

 「わたしたちの先生はいつも面白い話をしてくれる。彼はとってもおもしろい。」

 

I'm interested in sports coaching.

「わたしはスポーツコーチングに興味がある。」

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

まとめ

①分詞は「~する・している」なら現在分詞(-ing)

      「~される・された」なら過去分詞(-ed)

「(人)を~させる」という意味の動詞を正確に覚える

 

これで二度と分詞で迷わなくなります!

でてきたらサービス問題ですよ‼

文章を読むときや、文法問題を解くとき

意味が全然とれず、「雰囲気で」読んでしまうあなた

 

文のSVが捕まえられていない可能性大です

 

原因のひとつと思われる【名詞の直後の形容詞】が今回のテーマです

 

もちろん、動詞を形容詞化した分詞も形容詞なので要チェック!(詳しくは分詞の記事を参照)

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

さて

 

The hall packed with 500 students was making a strange noise.

 

という文で、packedを動詞ととらえて訳が分からなくなるのがよくあるパターンです。

 

「ホールは500人の学生を詰め込んだ…え?そして奇妙な音を立てていた?あれ?」

となるわけです。

 

が、これは

 

The hall [packed with 500 students] was making a strange noise.

「[500人の学生でぎっしりの]ホールは奇妙な音を立てていた。」

 

というようにpackedはhallを修飾する形容詞として働きます。※特に過去分詞は動詞の過去形と間違いやすいので要注意!!

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

The Beatles members alive today are Paul and Ringo.

 

こちらも「ビートルズのメンバーは生きている…」ではなく

 

 The Beatles members [alive today] are Paul and Ringo.

「[今日も生きている]ビートルズメンバーは、ポールとリンゴだ。」

 

となります

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

基本的には、形容詞はbe動詞などの動詞でSVCと繋がないと文章が完成しません(Paul and Ringo are alive today.)

 

名詞の直後にいきなり形容詞、現在分詞、過去分詞が続く場合は[   ]でくくって、前の名詞を修飾していると考えましょう

 

The baby [sleeping in the cradle] is my niece.

「[ゆりかごで眠っている]赤ちゃんは私の姪っ子です。」

 

こちらもThe baby is sleeping...とは違う文です

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

まとめ

分詞は形容詞だと理解する

②名詞の直後に形容詞が来たら、意味のまとまりを[   ]でくくる

 

というのをやってみてください。文が格段に理解しやすくなりますよ!

英文中によく現れる単語といえばitですよね

 

英文をよく読めていない人はこのitを適当に読み飛ばしてることが多いですが、

これはやばいです

 

英語の文章を追いかけられないのは何の話かわからなくなることが理由です

 

その原因としては、単語がわからない、文法・構文がわからないなどと並んで、

itやthatなどの指示語が指すものや受けるものを確認しないことが大きいです

 

itがでてきたら、□(しかく)で囲んで何のことなのかメモする習慣をつけましょう

よく出てくるのは以下のようなものです

 

①前に出てきた単語や文を受けるit

└繰り返しを避けるために使われます

 

What is a lion? -It's like a very large cat.

「ライオンてどんなもの?」 「それ(ライオン)はとても大きいネコみたいなものです。」

John and Kate are dating. Nobody would have thought it.

「ジョンとケイトは付き合っている。そんなことはだれも考えもしなかったのに。」

 

②状況や天気のit

 

It is hot today.

「今日は暑い。」

How's it going?

「ご機嫌[景気]はいかがですか?」

 

③形式主語、形式目的語:うしろのto doやthat節、wh節などを受ける

 

It was careless of him to tell her the adress.

「彼女に住所を教えるなんて彼は不注意だった。」

Is it known where she has gone?

「彼女がどこへ行ったかわかっているの?」

Let's keep it secret that she is staying in our house.

「彼女が私たちの家に滞在していることは内緒にしておこう。」

 

④強調構文

└It is と that/who/whereなど を取り除くとふつうの文になる

 

It is my brother who broke the window.

「窓を割ったのは弟だ。」

It was because she was ill (that) we decided to return.

「私たちが帰ろうと決めたのは、彼女が病気だったからです。」

 

 

詳しく説明するともっとたくさん種類がありますが、とりあえずこういうitがあると知っていることが大切です。

とくに形式主語と形式目的語のitはわかってない人が意外と多い。まずは形式主語から疑っていきましょう!

英作文でよくみる間違いが

die, dead, death

などの単語の使い分けです

 

これらはどれも「死」に関する語ですが品詞が違います

 

die (動詞) 「死ぬ」

death (名詞) 「死」

dead (形容詞) 「死んでいる」

deadly (形容詞) 「命取りになる」 /(副詞) 「ひどく、極度に」

 

他にも

 

trueth (名詞) 「真実」

true (形容詞) 「本当の」

truely (副詞) 「本当に」

 

のようなものや

 

breathe (動詞) 「呼吸する」

breath (名詞) 「息」

 

feed (動詞) 「たべさせる/ごはん・えさを与える」

food (名詞) 「食料・たべもの」

 

などなど、意味や形が似ていても品詞が違うものはたくさんあります

 

-ity, -tion, -th, -mentで終わるとだいたい名詞(electricity, direction, length, apartment)

名詞に-y, -ful, -ic, -calがついたらだいたい形容詞(salty, colorful, ,tragic, environmental)

形容詞に-lyがついたらだいたい副詞(usually, hopefully)

 

のようにパターンで覚えられるものもあるので意識しておきましょう(例外に注意!)

 

その他にも英語は派生語だらけなので、

単語帳や辞書の派生語のところは必ずチェックして印をつけていくのがおすすめ

 

単語はなんとなく使ってるのが一番危険!

意識していればカンタンに頭に入ってきますよ

英語の説明でよく使われる品詞の名前ですが、

これって実際なんなの?という人がたくさんいるのでサクッと解説します。

 

SVOCが見えやすくなるようカッコもつけてみますね

 

①名詞→長いものは( )で囲む

└ものや人の名前はもちろん、動名詞句や「~ということ」という接続詞節も名詞のかたまりです。名詞はSかOになります

 

(Being a celebrity) is harder than I expected.

(セレブでいること)は思っていたよりも大変だ。」

 

(What happened to her) was beyond my imagination.

(彼女に起こったこと)は私の想像を超えていた。」

 

Could you show me (how to get to the station)?

(駅への行き方)を教えてもらえませんか?」

 

②動詞

└一般動詞、be動詞のこと。文章を読むときは助動詞も入れちゃいましょう

 

I am against her policy.

「私彼女の政策に反対。」

 

I used to <always> run away.

「私は昔は逃げてばかりいた。」

 

③形容詞→長いものは[ ]で囲む

└名詞を修飾・説明します

 

The red wine [you bought me] was the most delicious wine [in my life].

[君が買ってくれた]赤ワインは[人生で]一番美味しいワインだったよ。」

 

I'm looking for a bucket [with a capacity of twelve litters].

[12リットルの容量の]バケツを探しているんですが。」

 

④副詞→一語でも< >で囲む

└名詞以外(動詞、形容詞、副詞、文全体など)を修飾・説明します

 

I <usually> get up <at three>.

「私は<ふつう><3時に>起きます。」

 

<As far as I know>, that kind of reality doesn't exist.

<私の知る限り>、そのような事実は存在しない。」

 

I <seldom> go grocery shopping <because my neighbors give me many kinds of foods>.

<近所の人達がいろんな食べ物をくれるので>私は<めったに>食料を買いに行か<ない>。」

 

 

品詞がわかれば文章はもっと楽に読解できます!

スラッシュリーディングよりカッコリーディングをやってみましょう

英文っていうのは省略が多くて困っちゃうものです

どうにかならないものか

 

なりません。省略はどうせされてしまうので

英文をサクサク読んでいくためには、何が省略されるのかを知っておくことが一番です

 

英文なんて、だいたい同じパターンで省略が起こるので、読み慣れてしまえばなんにも怖くありません

 

よく省略されるものに

・that節のthat

・関係代名詞の目的格

などがあります

 

Nobody will believe (that) I'm dating with her.

「僕が彼女と付き合ってるってこと、だれも信じないだろうな。」

 

She sold the bag [(which) I had given her] on mercari.

「彼女は[僕があげた]バッグをメルカリで売ってしまった。」

 

 

ちょっとわかりにくいのが接続詞節のなかのS+be 動詞です

 

When (I was) a child, I would often go to beach to watch the sun set.

「子供の頃、よく日が沈むのを見にビーチへ行った。」

 

While (you are) eating, you should chew the food well.

「食べているときは、食べ物をよく噛まないといけない。」

 

When (she was) talked to by a stranger, she couldn't say a word.

「見知らぬ人に話しかけられたとき、彼女は一言も発せなかった。」

 

Though (he was) embarrassed, he tried to be calm and confident.

「彼は当惑していたが、落ち着いて自信ありげに振る舞おうとした。」

 

これを見て気がついたかもしれませんが、

S+be動詞が省略できるのは接続詞節のSと主節のSが一致しているときだけです

 

Sが一致していないと、省略したSが誰なのかわからないので当然ですよね

 

あれおかしいな、と思ったらS+be動詞の省略をチェックしてみましょう!

ズバリ、接続詞の後ろにはSV~の文が続きます

 

接続詞にはthat, while, asなど様々あるので、全部挙げることはしませんが

イディオム等を覚えるときは、例文をみて後ろにSV~が続くかどうか確認してみましょう。

 

それと

 

・when SV~

・as soon as SV~

・by the time SV~

・as long as SV~

・if SV~

 

などの「時や条件を表す副詞節」を作る接続詞節内では

「未来のことでも現在時制(現在形・現在完了形)」というのもしょっちゅう問われます

 

The game will be canceled if it rains tomorrow.

「明日雨なら、試合は中止になるだろう。」

 

 

ちなみに前置詞の後ろには名詞が続きます

固有名詞、代名詞、名詞句、名詞節、動名詞などはすべて名詞扱いです

文章中によくでてくる関係詞に

, which~ , where~などの非制限用法があります

 

非制限用法は後ろに説明を加える用法でしたね

意味を限定する制限用法とは違う訳になるので要注意です

 

どんな意味になるのか見てみましょう

 

① , which SV~

└前の名詞文の一部、文全体を受けて「それは~」と説明する

 (つまりけっこう何でも受け入れられるitのような用法)

 

My watch, which my father gave me, is one of my treasures.

「私の時計は父がくれたもので、私の宝物のひとつだ。」

 

I tried to persuade her into breaking up with him, which was impossible.

「私は彼女を説得して彼と別れさせようとしたが、それは不可能だった。」

 

He said he bought a Mercedez, which was lie.

「彼はベンツを買ったと言ったが、それはウソだった。」

 

② , where SV~

└前の場所を受けて「そこで~」と説明する

 

He went to Madrid, where he first met her.

「彼はマドリードに行き、そこで初めて彼女に会った。」

 

Kyoto, whiere I was born, used to the capital of Japan.

「京都は私が生まれた場所だが、かつて日本の首都だった。」

 

③ , when SV~

└前の時間を受けて「それから/その時に~」と説明する

 

We finish working at seven, when we went to the party.

「私たちは7時に仕事を終え、それからパーティーに行った。」

 

She was about to  leave, when there was a knock on the door.

「彼女がちょうど出かけようとしていたときにドアをノックする音がした。」

 

, whoもwhichと同じように、前に出てきた人を説明します。

 

ただ説明を付け加えるだけなので、わかってしまえば超カンタン!

長文によくでてくるので確認しておきましょう!