全業界平均年収ランキング | こんなランキング知りたくないですか?

こんなランキング知りたくないですか?

GoogleやYahooで検索すると、いろいろなランキングが見つかります。
こんなランキングもあるのか、と驚かされることがあります。
あなたがこんなランキングはないかな、と思った時に少しでもお役に立てば幸いです。

全業界平均年収ランキング


どの業界のどの企業が平均年収が多いのか、
気になりませんか?


給与.com
を見ますと、驚くべきことに気づきました。


ベスト10にテレビ局が5社もランクインしているのです。
ご存知でしたか? 


このサイトに掲載されているのは、平均年収は1000万円以上
の企業です(2013年)。


2位 フジ・メディア・ホールディングス   1506万円  43.4歳

3位 東京放送ホールディングス      1499万円  51.3歳

5位 朝日放送                1479万円  42.3歳

7位 日本テレビホールディングス     1454万円  47.0歳

9位 テレビ朝日ホールディングス     1395万円  42.1歳


ちなみに1位は、メディシノバ・インクで1698万円で、
平均年齢は48.0歳でした。



この他にもテレビ局が62位以内(掲載数62社)に
10社がランクインしています。


16位 毎日放送               1327万円  42.8歳

17位 九州朝日放送             1308万円  43.5歳

25位 テレビ東京ホールディングス    1222万円  44.5歳

26位 RKB毎日放送            1205万円  42.7歳

33位 中部日本放送             1138万円  42.2歳

37位 スカパーJSATホールディングス  1108万円  46.3歳

41位 札幌テレビ放送            1103万円  44.3歳

45位 テレビ西日本             1088万円  39.7歳

53位 東北放送               1044万円  43.7歳

62位 WOWOW              1009万円  41.1歳






何と、62位以内にテレビ局が15社もランクインしている
のです。4分の1近くがテレビ局なのです。


公務員の平均年収も調べてみました。
国家公務員と地方公務員がいますが、個別に調べました。


少し古いデータですが、
平成18年版公務員の給与と年収
によると、国家公務員と地方公務員の平均年収は、
下記のとおりです。


国家公務員    662.7万円


地方公務員    728.8万円


平均年齢がないため、単純に全業界平均年収ランキングと
比較することは、難がありますが、テレビ局との差は歴然です。


それと、データが古いからという指摘があるとしても、
テレビ局社員の平均年収が半減することはあり得ませんし、
逆に公務員や民間企業の社員の平均年収が倍になることも
あり得ません。


では、民間企業の社員の平均年収はどうでしょうか?

仕事相談室
によれば、「民間企業社員の平均年収408万円、正規468万円、
非正規168万円、国税庁調査を発表」ということです
(2012年)。


もう少し詳しく見てみましょう。


 民間給与平均408万円、2年連続マイナス 12年

 民間企業に勤める人に昨年1年間に支給された

 給与の平均は前年比1万円減の約408万円で

 2年連続で減少したことが27日、国税庁の民間給与

 実態統計調査で分かった。

 会社員など正規労働者の平均は468万円、

 パートや派遣社員など非正規労働者は168万円で、

 約2.8倍の差があった。
 




このデータを見ると、テレビ局社員の平均年収は、
民間企業の社員の平均年収の約3倍に達しています。
あまりに格差が開きすぎています。


テレビ局側からすれば、大きなお世話ということに
なるでしょうが・・・




これからお話することは、一部の企業とその社員の
方たちは、不快に感じるかもしれません。


しかし、メディアつまり報道機関として、果たして
これでいいのでしょうか、と問いたいのです。


私が発言しても、ほとんど無名の人間ですから
大きな影響を及ぼすことはないかもしれません。


ただし、少なからず、触れられたくないところを
触れられた驚きとともに、余計なことを言うな、
という反応が返ってくることは予想しています。


後ほど、お伝えしますが、私が感じたことと同様に、
率直に、事実に即して出版した著名な方がいることを、
頭の隅に置いてご覧ください。


先にお話しておきますが、私はほとんどテレビを
観ません。


観るのは、一部のドキュメンタリーとスポーツ
(プロ野球、サッカーなど)、ワイドショー化されて
いないニュース番組の3種類だけです。


演出と称して、「やらせ」があまりに多いことと、
報道機関として伝えるべきことを伝えず、
どうでもいい内容を延々と「流している」姿勢が,
許せないからです。


それと番組内容が面白くない、という根本的な理由が
あります。


芸人を使った低レベルのバラエティ番組や、
出演者がやたらに多いクイズ番組は観るに値しません。
貴重な時間をそんな番組を観て、浪費したくないから
です。


私がテレビを観ない最大の理由は、視聴者をバカに
しきっていることです。


このことは、テレビ出演した経験がある複数の方が、
異口同音に語っていることですが、
たとえば、「中学生でもわかるように話してください」
とプロデューサーに言われたということがあります。


さらに、「自分たちは視聴者より頭がいい、と思い
込んでいる」という指摘もありました。


そもそも、その番組は中学生を対象にしたものですか、
と問いたい!


社会経験のある「大人のための番組」のはずですよね?


視聴者の大半は中学生レベルだからそれで十分、
と考えているとしか思えません。




テレビ局は、「公務員の給与は民間企業の社員の給与
よりも多いのはけしからん」とよく取り上げます。


ところがどうでしょう。
「給与.com」と「平成18年版公務員の給与と年収」
のサイトを見る限り、どう見てもテレビ局社員のほうが、
公務員よりもはるかに多い年収を得ていますよね。


テレビ局社員は、公務員の約2倍の年収を得ています。
民間企業の社員の約3倍の年収を得ています。


自分たちのことを棚に上げて、批判するのは
マスメディアとして、バランス感覚が欠けている
と思いますが、いかがでしょうか?


あるいは、報道機関として、報道姿勢に問題があり、
客観性が欠如しているとしか思えません。


この問題に関して、一人の勇気ある人物が物議を
かもす内容の本を書いています。


タイトルが強烈です!

『テレビに破壊される脳』 精神科医 和田秀樹
徳間書店 第1刷 2012年5月31日


著者の和田秀樹さんは著名な精神科医であるばかりか、
教育的な書物も多数出版されています。


その和田さんが、テレビの問題を2010年に出版した、
『テレビの大罪』(新潮社)は話題になり、
かなり売れたそうです。


私はその本を読んでいませんので、コメントできません。


『テレビに破壊される脳』の「まえがき」で、
次のように書いています。『テレビの大罪』に触れています。


この本を執筆した動機を「大胆」に書いています。


 本書のタイトルは、テレビに脳のソフトが

 書き換えられる恐怖を知ってもらうために

 付けたものである。基本的には、私は2010

 に出版しベストセラーになった『テレビの大罪』

 (新潮社新書)の続編のつもりで執筆した。

 出版不況の中で売れ行きもよかったが、どの

 出版社もテレビ局を敵に回したくないためか、

 不思議なほど類書の出版依頼がこなかった。

 これまでの経験では、1冊売れる本を書くと、

 似たような本の執筆依頼が殺到するのに、

 とひどく奇異な感じを受けた。『テレビの大罪』

 の版元である新潮社にいたっては、その後、何本も

 別のテーマで新刊の企画を提出しているものの、

 すべて却下されている。好評既刊書のリストにも

 入れてもらっていない。よほど、新潮社にはご迷惑

 をかけたのではないかと反省している。

 逆に言えば、それほど、テレビ局は批判書を出す

 ことに、圧力をかける力を持っているということ

 だろうし、裏を返せば批判に対する危機意識を

 持っているということだろう。

 私自身も「何を言うかわからない奴」という烙印

 を押されているらしく、大阪のニュース番組と

 CSのニュース番組を除けば、まったく生放送の

 出演依頼はなくなった。

 前回の『テレビの大罪』のときもそうであるが、

 私のテレビ批判は、基本的に医師として、とくに

 精神科の医師としての立場に立脚している。
 

 (上掲書 「まえがき」 PP.1-2)


引用が長くなりましたが、ここまできちんと引用
しませんと、和田さんの意図が十分に伝わらないと
考えたからです。


この本の内容については、新たに別のタイトルで
掲載します。


テレビという巨大メディアは、強大な権力を持ち、
批判をしても、批判されることを極端に嫌う体質を
持っていることがお分かりになったと思います。


今回、年収ランキングを取り上げたのも、
自社(あるいは自社が属する業界)にとって
都合の悪いことは、公にしないという姿勢を堅持
していることを憂うと同時に、そうしたメディアの
報道姿勢に何の疑問もさしはさまない視聴者に、
もっと「現実を視よ」(ファーストリテイリング
会長兼社長、柳井正氏の著書のタイトル)、
と言いたかったからです。


「生意気なことを言う奴だ」「何も知らないくせに」
などの批判が来るかもしれませんが、まずない、
と考えています。


私のような「無名な奴」を相手にするほど暇ではないし、
社名でも出されたら迷惑だ、と想像できるからです。


今回のテーマを書くにあたって、いろいろと考えました。
「書くべきか、書かぬべきか。それが問題だ」と。


でも、決断し、断行しました。
実態を知らない人たちは世の中にたくさんいます。
知らないがために、本人が気づかないところで、
精神がどんどん蝕まれていくことを、
手をこまぬいているわけにはいかない、
と痛感しました。


気分を害されたらお詫びします。


最後に、もしこの記事が削除されたり、表示できなく
なったとしたら、何らかの圧力がかかったとお考え
ください。





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