田舎暮らしをしている友人からはこんな話をよく聞く。
いつの間にか大根持った近所のおばあちゃんが家の中に入ってきていて、
「大根取れすぎたから、持ってきた」
そんな話からひとしきり世間話して、帰っていく。
季節によって、日によって持ってくるものは違うけれど、
何かしら持ってくる。
なんでも気楽に分け与える。
今風にいうと、まさに「ギフト」
昔の町内の中には自然にあった話。
改めて、ギフトがどうのこうのという必要もなく、一緒に必要なものを循環させながら
生活していた。
翻って、自分はマンションに住んでるのだけれど、
そういえば、お隣さんからたまに「田舎から送ってきたので」と言って
果物をもらったりしてるなあ。
おすそ分け。
都会でもあるじゃん!
都会にはないと思って書き出したけど、ここにもあることに気がついて、
ホッととした。
なんでホッとしたんだろう。
そういうのがあったかくていいなと思ったから。
ただそれだけ。
読んでくれて、おおきに。