政治家には思いや方向性を明確にする義務がある
私は、こんなことを提案し、こんなことを実現し、こんな方向性で考えており、というようなことをことあるごとにネットや議会報告などで明確にしています。
また、何かが実現したとして、それは私だけがやったのではないことは明らかです。
ある議員から、「松本さん、これをやったとか言うけどさ、俺は恥ずかしくてそんなこと言えないよ」などと言われました。
気持ちはわかります。
でもね・・・・
それでは市民は何を基準に議員や首長を選ぶんですかね。
人柄ですか?政党ですか?むむむ。
この議員の支持者は多分この議員の政策を知っているとして、その他の人はどうしろと言うのだろう・・・・。
やはり、政治家は考えや行動の内容、成果を明らかにしなければ市民は困ります。
ということで、私は考えをオープンにしていきます。
すこしずうずうしかったり、面の皮が厚いと見えるかもしれませんが、お許しを。普通の日本人です。
源泉徴収票の金額
遅くなりましたが、源泉徴収票の金額を公表します。
給与所得 5,642,220円
源泉徴収額 840,074円
社会保険料(議員年金の掛け金です) 619,850円
なお、非常勤特別職公務員である地方議員には副業を持つことが許されており、私の場合は他に副業の収入が多少あります。
地方議員の場合、一律の源泉を行っていますので、確定申告の作業が必要です。
必ず開かれた市政報告会をやる理由
私は当選以来、1回を除いてすべての定例議会について、市政報告会をオープンに告知したうえで行っています。(一回休んだのは入院中です。)
なぜこれをやるかというと、多くの議員が自分の考え(と取り巻きの意見)だけによって活動しているからです。
やはり、市民の意識を感じる機会は必要です。
市議会報告の書面を必ず作成し、配布し、併せて駅で必ず報告する、という活動とともに私が重視している活動です。
この活動は2期目の機会をいただいたなら、さらに続けます。
私は皆さんとともに考え、活動し、報告します。
地方は国のドレイか?
今日は他人の一般質問を聞き続ける日。
ある議員の質問を聞いていて気になったことがあります。
それは、国の示した文書との整合性を追及する発言です。
しかも、強制力のある法や政令、それに準じた強制力を発揮している通達ではなく、実務担当者会議のために示された資料との整合性について延々と追求するのです。
地方分権の時代、というか、そもそも最低限の規制以外に国がしゃしゃり出てくるのは政府の横暴なのです。そこにきて、こんな実務担当者会議の資料の解釈を振り回しているというのは私は違うと思います。まあ、自分の意見を通すために中央官僚の威を借りているのかもしれませんが。
地方は国のドレイではないし、官僚が決めたことが正しいとは限らないのです。
いや、問題があったからこそ今の惨状があるのです。
私は「地方のことは地方で、できるだけ身近なところで決めたい」という立場です。
マンション管理組合の建物単位の総会
マンション管理組合の建物単位の会計にかかる予算が承認されました。
なかで興味深いというか大切な議論がありました。
マンション会計にはフロー会計の管理費会計、ストック会計の修繕積立金会計があります。
前者は日常の経常的な経費にあてるものであり、出し入れは容易になっています。
後者はマンション管理における核心的な資産であるマンションの躯体など重要な部分の維持補修、価値向上にかかる経費にあてるもの。よって、そのカネの出し入れは管理費会計よりは厳格に取り扱うことになっています。
どの経費をどっちの会計で扱うかは、日常管理の範疇がどこまでかを考えて決めるべきなのですが、今日はそのどっちでやるべきかが微妙な費用が管理費会計に入った予算が提示されました。
いろいろと背景があり、承認されたが、どっちがどっちという明確な基準は世の中に客観的には存在しないとのこと。
結局、組合として何らかの基準というかガイドラインがあっても良いのではないか、という話でした。
(以下、独り言・・・)
この、フロー会計のものかストック会計のものか、という議論は会計の本質にかかるものだと思います。
会計の教科書では当期業績主義という言葉がある。これは、期ごとの会計報告が大切だから、フロー会計について報告すべき、という視点からのものであると単純化できます。経常経費にかかる会計を報告する、という趣旨と考えてよいわけです。
対照的な包括主義はすべて報告すべき、というものですね。
フロー会計もストック会計も示すのがディスクロージャーとしては正解だが、今の企業会計の優れているのは包括主義という全体を示す会計の内訳として当期業績主義の数値がわかりやすく示されているところにあります。
ちなみに、役所の予算決算の会計はざっくり言うと、当期がどこまでかをあいまいにした上での当期業績主義の計算書。間違いなく今の会計制度は劣っています。しかも、今の公会計改革はいろいろな補足的な財務表を公表させようというもの。
ややこしくなるのではないかと懸念しています。