傷だらけの天使 第5話「殺人者に怒りの雷光を」伝説の岸田森さんがスキンヘッドで土下座するシーン | ご存じ無いかもしれませんが、恋愛小説家です。

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テレビ番組の感想などをこそこそと書いております。

傷だらけの天使 第5話「殺人者に怒りの雷光を」これが20年くらい前にKBS京都で傷だらけの天使を放映していたのを見たことがある作品でした。記憶では多分、本放送でも見てます。4歳くらいの時。

 私は今まで、UNEXTで見だすまでは4作しか傷だらけの天使を見たことがありません。その一つがこれ。

 

 この会は綾部法律事務所で修や享と同じように働いている調査員がどんどんと殺されて行きます。

一人は毒入りのオレンジをかじって死に、もう一人はサウナに行った時に店員に変装した殺人者に毒を飲まされて死にます。

 二人が殺されたことで、享たち調査員はその前に麻薬調査を依頼されていた千羽矢組が口封じのために調査員を殺しているのだと思いこみ、殺される前に逆に殴りこもうと武装して千羽矢組に行きます。

 4人で殴りこんだものの、相手の方が数が多く、武装闘争にも慣れている。一人は長ドスで刺殺され、他の享や修も組員に取り押さえられます。

その場に辰巳が組長と話をするために来ていて、その場で加藤嘉さん演じる組長に謝罪します。

その時、辰巳演じる岸田森さんはかつらを脱いで、スキンヘッドの頭を晒して、涙ながらに土下座し、許してもらいます。

このシーン、台本には無かったそうで、岸田さんが他の仕事で頭を剃っていたのでやろうということになったのだとか。

撮影中、萩原健一さんや水谷豊さんは大笑いしていたそうです。

 さて、なんとか千羽矢組に許してもらって解放された3人ですが、誰が仲間を殺したかまるで分からなくなります。

綾部事務所で、綾部は3人に身を隠すように言います。その間、綾部は犯人を探し出すと言います。

その時、事務所に猫が迷い込みます。

松山政路さん演じる仲間が猫を抱いて、外に追い出そうとしますがその時、額を引っ掛かれます。

最初は何とも無かったが、松山さんは血を吐いて倒れ、顔がお岩さんのように腫れあがって死んでいきます。猫の爪に毒が仕込んであったのです。

 享は恐怖のあまりに酔っぱらって、町の人を切りつけて警察に逮捕されます。

 辰巳は修を呼び出します。仕事だと。

犯人らしき人物が分かります。平岡妙子。看護婦。

綾部事務所で、妙子が結婚する時に何かスキャンダルが無いかどうかを調査したところ、学生時代に国語教師と不倫して、その奥さんが自殺したこと以外何も無いと辰巳に調査報告されます。その時、妙子の目が猜疑心にあふれていたことを辰巳は妙子の手に光るダイヤモンドの指輪と共に覚えています。

 

が、妙子がやったという証拠はない。

そこで修にこの仕事を受けるかどうかを辰巳は問います。修が断れば、その仕事は辰巳がやることになる。

報酬は20万円。

 修は「ゴキブリ死ぬ死ぬ」といいうフレーズのテレビCMをやっている女性が大好きで、早朝に薬局からその看板を盗んでエンジェルビルの部屋に置いてる。

夜はその看板を抱いて寝たりしている。

 全く、女性は見ないって前提でこの時期はドラマ撮ってたんだろうな。

その女優が20万円払ったらSEXさせてくれるという噂を享が聞いてきて、修はそのお金を稼ぐために仕事を紹介してもらおうと思っていた。それがこの回の最初のシーン。

 でも、この時はそれが理由でこの仕事を引き受けたかどうかは不明。

 

 修は綾部さんの前に行くと、黙って謎の飲み薬を飲むように言われる。修が飲むと体が動かなくなった。

綾部は修が体が動かなくなった状態で妙子が勤める病院に入院するよう命令する。この日は妙子が非番なので、体が元に戻った後、病気のふりをしてベッドに寝ていて妙子が襲ってくるのを待ち受けると言う作戦。

 修は妙子の病院に担ぎ込まれて病室に寝ている。

この日は嵐。外では雷が鳴り、雨が降っている。

夜中、病院の中に一人の女性が入ってくる。手にはダイヤモンドの指輪が光っている。

そう妙子。

妙子は修が入院したのを知って、病院に忍び込んできたのだ。

修は薬が効いているから、体が動かずに寝ている。

その修に妙子は毒を注射しようとする。実は修は雷が大嫌い。

雷の音に驚いて、ベッドから落ちることで注射を刺されずに助かる。

更に稲光で妙子の顔が見てたことで、なんとか逃げようとする。

それでも妙子はベッドの下に落ちた修に注射を刺そうとするが、修はなんとか振り払って、注射器は窓ガラスを突き破って外に落ちる。

 妙子は植木鉢を持ち上げると修の頭にたたきつけて殺そうとするが、布団をかぶっていたためか、頭が切れた程度で済む。

修はなんとか妙子に組み付いて首を絞めて妙子を殺そうとする。涙ながらに妙子が殺さないでと訴えると修は妙子を殺すのを止めて、外に追い出す。

 妙子は車で街を走る。家に帰ろうとしているのか、大笑いしている。が、交通事故で死んでしまう。

 

 修は貰った20万円を享の前で何万円かずつに分ける。死んでいった仲間への香典代わりにするそうだ。

残ったお金で修は風俗に行き、風俗嬢の女の人にプレイ中に「ゴキブリ死ぬ死ぬ」と言ってくれと頼む。

 

その頃、享はエンジェルビルのドラム缶風呂に入っている。ゴキブリ死ぬ死ぬの看板と一緒に。

最後、享は股間のところに看板の手を持って行って、上下させてるんだが、昔はこういうのありだったらしい。

5回目にして、初めてヌードが出てこない回だったかなぁ。風俗のお姉さんも下着つけてたし。

 顔が変形する特殊メイクなど結構こった回でした。

私は20年くらい前に見た時、仲間がどんどん死んでいくので、これは最終回に近いと思ってたのですが、全然初期でした。

そもそも、仲間の4人もこの回初めて出てきて、すぐ死んじゃってるんですね。