厨房設計/繁盛店づくりの新しい厨房計画を理解する/焼鳥居酒屋設計ポイント-1
1業態特性と立地環境
① 来店してくる客の顔や客層が想像できる立地を選定すること
② 立地は1階、2階にこだわらず、開業できるビジネスであること
③ 駅前や繁華街でなくとも成立するビジネスであること
④ 投資予算と事業計画に合わせて立地選定をすることが大切であること
2コンセプトの確立
①焼鳥という言葉から連想することは、素材の新鮮さ、炭火、立ち昇る煙、香ばしい香りなど多くの客がイメージするものはさほど変わらないこと
②独自のオリジナリティは何かなど明確化しておくこと
③炭火で素材を焼くという演出は、客の視覚的効果や食への期待感を喚起すること
④焼鳥の素材保存状況や動作演出に終始するのではなく、全ての関連動作や施設環境デザインも配慮しておく
3店づくりイメージ
① 焼鳥店の焼き場のイメージは、美味しさの訴求に反して整理整頓に配慮していないと、タレが飛び散り周辺が汚れているというイメージは拭い去れないこと
②焼き場の演出レベルでその店のステージや清潔さ品格が決める要素の一つになること(焼き場が綺麗であることが大切であること)
③焼鳥居酒屋はどうしても焼鳥は美味しいものの、汚いというイメージを持つ人が多くこれまでのイメージを払拭すること