自問自答をもっと上手にしたいという思いを持っている方は多いかと思います。
自分を観察していくのに有効な方法は、問いかけを洗練させていくことです。
質問力の上達には、誰かに質問をするときの文章をよく観察していくことが有効です。
私は、質問をすることも受けることも多いです。
今日は実際にあったやりとりの中から、こんな風に構文を変えてみてはというケースをご紹介しますね。
複数の質問を一気にする例です。
聞かれた側は、パッと回答しづらいです。
例えば、
〇〇神社を月曜に参拝しようと思っています。
ほかによい日はありますか?
これなら質問がひとつになりますね。答えやすいです。
こうしてまとめていくつも質問する人は、「とりあえず」癖があることが多いです。
とりあえず全部聞いておけば、どれか答えは得られるだろうと思っているわけです。
また、自分の中に答えを持っていて、そこへ誘導しようとしていることがあります。
私は誘導に気づくので、逆に「私からどんな答えを聞きたいと思っていますか?」と問いかけることもあります。
ひとつ質問をして、相手の答えを待っていられない理由を観察してみると、思考パターンに気づくことができますね。
否定形の質問の場合、YESと言ったときに準備しないほうがいいのか、してもいいのか、問いかけられた方は一瞬、答え方に混乱します。
また、「感じですか?」も回答しづらい質問の仕方です。
オフィスで上司にその聞き方はしないと思う(笑)
例えば、
準備してもよいですか?
だと、はい・いいえで答えやすいですね。
こうした質問をする方は、物事を明確に伝えることに対して躊躇があるのかもしれません。
構文のクセとして、
「しないほうがいいかなぁ」
「行かないほうがいいかなぁ」
と否定形が習慣になっている可能性があるので、自問自答するときに書き出して文章を確認してみましょう。
肯定系の質問のほうが相手に伝わりやすく、願いの実現もスムースになります。
色々なことの実現スピードが変わるので、ぜひ取り組んでみてください。
実際にあった、思わず笑ってしまった例です。
ひとつめの「室温は大丈夫ですか?」に私が回答したら、この疑問は解決します。
だけど暑いかな?寒いかな?と文章を作るということは、意識があちこちに及んでいるということです。
私個人的には「大丈夫って言ったのになぜ更に2回も確認するんだろう」と思います。
人によっては、答えを信じてもらえていないと感じることもあるでしょう。
こうしていくつも確認する人は、幼少期に母親から質問されて、すぐに返事をしないために、
「ごはん今食べる?あとにする?」
と聞かれるようになっていたことが多いです。
(この質問者の方もそうでした。)
そういう環境で育ったから、ひとつの質問に見えつつ別方向の問いかけが含まれる構文を作るパターンが出来上がったのです。
思考をシンプルにしたいと願うなら、質問を絞るようにしましょう。そして、ひとつ質問したら、答えを待ちましょう。
質問を立て続けにするクセがある人は、思考が忙しいです。
忙しい思考パターンが生まれるには、環境や後天的な影響があってこそです。
中には、家系で何世代も受け継がれてきているパターンもあります。
それを見つけていくプロセスは、発見の連続で、とてもドラマティックです。
私は以前、祖父が「神様はおるかおらんか分からん」と言いながら橿原神宮に寄付しているのを目撃しました(笑)
その後、帰宅してテレビをつけたらこの画面が飛び込んできて、びっくりしました。(ガンダムのワンシーン)
意識の気づかない部分に隠れている信念・観念を見つけることは楽しいです。
見つけて変えればガラッと世界が変わります。
遠隔セッションで信念にグイグイ切り込んでいきますので、無意識のデータを変えてハッピーになりたい方、ぜひご利用くださいね。
5月度の遠隔セッションは、6月1日~3日に行います。
過去と現在を癒し、未来を創造するエネルギーワークです。






