裏切られた、傷つけられた、許しがたい…と思う時、人は色々な反応をします。
何事もなかったことにして感情をゼロにしてしまう人。
自分が傷つくのが嫌で、自分の感情を外へ出して、無関心になってしまう人。
怒りの権化に変身してしまう人。
横分け小僧みたいな弁護士風になってしまう人。(笑)
自分がどういうパターンになるのかを知っていると、逆引きして「あ、今、私、怒っているんだな」と気づくことができるようになります。
連続講座を受講いただいている方からのお便りです。
多感な時期に両親の間で起きていることを子供目線で見ていると、偏った解釈をして記憶に残していることも多いものです。
お母さん子で育った人が、大人になって心の世界に取り組んでいくときに、ニュートラルに両親のことを観察しなおしてみると、それまでお母さん子だった人がお父さんの味方に転じる…というケースもたくさん見てきました。
ワークに取り組んで、「両親の不仲を実は自分が願っていたのかもしれない」と気がついたというメッセージも届いています。
そうなのです。思った以上にトラップを仕掛けてある(しかも自分で)ので、見つけたと思った鍵さえもトラップであることも。
「水に流す」がずっと受け入れられなかったのは、許しがたいと思っている父親の言葉だったからですね。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという風に、嫌いな人が言う言葉だと受け入れたくないという気持ちが働きます。
そんな時、私は、イメージの中で入れ替えてみることを提案しています。
もし、大好きな人の言葉だったとしたらどう感じるかな?
あくまで想像の中ですが、入れ替えてみるのです。
もし感じる言葉が幾分かマシだったなら、言葉x言う相手によって、意味合いやインパクトが変化するという事実を認めてみましょう。
言葉は音の繋がりであって、そこに罪はないのです。
「あなたにそんなことを言われる筋合いはない」と母親から言われたことを何十年も怒っている人もいました。
筋合いという言葉に傷ついたそうですが、言ったほうは、そこまで傷つけるつもりは無かったかもしれません。
言葉のチョイスはその人の価値観が現れます。
だけど、生きてきた環境によって、使う言葉の辞書も違うことがあります。
たとえば関東の人には関西弁がキツく聞こえると言いますし、関西の人には東京の人の言葉が冷たく聞こえると言いますよね。
私自身は、田舎へ行ったとき、年配の方の話し方は、声も大きいし、かなり乱暴に聞こえます。(笑)もちろん、そんなつもりがないのはエネルギーで分かっているので平気です。
ここで言いたいのは、そんなつもりがなくても、そう聞こえてしまうことがあるのです。
それぐらい視野を広げて、言葉そのものに引っ掛からないようにしてみましょう。大事なのは言葉よりエネルギーです。
それでも許しがたいと感じるときは、神様のことを思ってみてください。
期待して裏切られ…を最も経験しているのは神様ではないかと私は思っています。
チャンスと思って機会の恵みを降らし、「いらん」とスルーされたり、受け取ったふりをして捨てられたり。
和解の機会を用意したのを「絶対に許すわけにはいかない」と舞台を壊されたり。
神様が体験してきた裏切りや失望たるや、壮絶なのではないかと思うのですね。
だけど、天はチャンスの雨を降らし続けています。
そうした恵みの世界に私たちは生きているということに気づくと、過去へ執着するよりも、今ここからをどうするかに意識を向けることができるのです。
私個人の話で言うと、「意外としっかりセミナーやってるんだね」と受講された方に言われたことがありました。
その時は笑いで済ませたのですが、ホテルへ戻ってお風呂に入っているときに、フツフツと感情が湧いてきました。
「それって失礼じゃない?」
でも、もうその事件から半日経っています。
相手は言ったことさえ忘れているかもしれません。
どうやら当時の私は、感情反応を起こすのに半日ぐらい時間がかかっていたようです。
その鈍さで、ストレスも半減できていたのかもしれません。
こうして陽気でのんびり生きていくコツは、日頃から好きなことをやって、魂をイキイキさせておくことです。
これが精神的な体力になって、多少のことで傷つかない強さを育んでくれます。
好きなことができていない、願いが叶えられていない…が続くと、魂の体力が弱ってきます。
外のことを気にする前に、自分の魂に栄養を与えましょう。
私の場合は富士山パトロールとパンケーキ朝食ですね。
これで元気が長持ちします!
さて、14年目となるのは、毎年11月にお届けしている弥彦の地からの遠隔セッションです。
私のセッションの中で、神様から直接、メッセージを受け取るのはこちらだけです。備考欄に質問をお書きくださいね。
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