私のセッションは、8割ぐらいの方が「なんとなく」とか、「何故か」申し込んでしまったと言って受けに来られます。
魂が選び取った機会なので、ちゃんとどこかにテーマが隠れています。(それを見つけるのが私の仕事です。)
日常のことなどをお話しているうちに、テーマが浮かび上がってきます。
私が出雲に定期的に通うきっかけとなったのは、島根在住のピアニストのお客様でした。
スピリチュアルセッションは初めてとのこと、テーブルの向こうから緊張が伝わってきました。
「何かを教え導いてほしいとか、ではないんです。」
これが最初の言葉。
いくつか会話を交わしたところで、
「あ、そうだ!仕事でペアを組んでいる相手との性格の違いについて悩んでいたんです」
…と、悩みに触れることができました。
ここから、なぜすれ違いが起きているのかという理由や、解決の方法をお伝えしていく中で、お母様との間にある古い確執も見つけることができました。
緊張はすっかり解けて、全身に元気が溢れ、お部屋の温度もホカホカになりました。
さて、セッションの最後に、私の口の中にチョコミントの味が広がり始めました。(もちろん、食べていません)
「あのね、チョコミント…」
「…!!ずっと大好きだったのに、忘れていました。今日は帰りに食べて帰ります!」
自分へのご褒美にチョコミントアイスを食べるということも忘れるぐらい、実は悩んでおられたのです。
「それではまた」とお別れしたあと、ドアの向こう側から、大きな満足のため息が聴こえてきました。
うん、もう大丈夫。私はそう確信しました。
空には、神在の満月が輝いていました。
2008年だから…もう14年前のことですが、今なお印象に残るセッションのひとつです。
私は演奏についてアドバイスはできませんが、セッションの後には必ず音が変化するのだそうです。(お客様にはプロのアーティストも多く、同様のご感想をいただきます。)
心の凝りが取れれば、身体が柔軟になり、表現にもその影響が及びます。
ほんの少しの刺激で大きな効果を出す。
スピリチュアルって面白いと私が思うポイントです。
このお客様ひとりのために島根県へ年に3~4回通い、山陰地方の色々な神社を一緒に探訪しました。この活動が、その後の山陰の皆さんとのご縁に繋がる土台となったように思います。
「なんとなく」は、魂が用意してくれたチャンスです。
ぜひ、素直に受け取って前へ進んでみてね。
2012年、須我神社奥宮にて。
こちらが元ネタです。

素敵な一日を
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