今日は、自分の人生のテーマが家系のテーマも含んでいるというお話です。

 

 

祖父が創業した会社に入った父は、もっと自分が思うように商売したいと切望し、猛烈に仕事に取り組みました。

 

何かと反対をする祖父が目障りで、早く社長になることを切望していました。

 

ある時、

 

ここまで利益が出ていると、たくさん税金に持っていかれてしまう。ついては、色々考えたが、退職金をたっぷり出すので、これを機に会長職に退いてもらうのが良いと思う。

 

父はこう祖父に宣告し、祖父を会長職へ押しやってしまいました。(しかも、退職金を使うなよと念押していた)

 

私は会社員時代、会長室で祖父と一緒に昼食を取っていたので、この時の心境を聞いてみたことがあります。

喜んで退いたのか、無理やり追いやられたと思っているのか興味があったからです。

 

祖父は、こう言いました。

 

 

「わしは子育てに成功した。」

 

 

これを聞いたとき、祖父と父の間にある強い絆を感じて圧倒されました。

 

すぐに社長室へ行って、この言葉を伝えました。

 

その時、父の肩から力がふ~っと抜けていくのが目に見えました。癒しが起きた瞬間です。

 

 

私はこうして、誰かの伝言を誰かに運ぶという役を引き受けることが多くありました。

 

祖父と父のこのエピソードで、面と向かっては言いにくいことを間で取り持って伝えていくことは、私にできる役割かもしれない…そう思ったのを覚えています。

 

しょっちゅう言い争っているのも見ていたけど、ちらっと出る本音は、祖父にとって孫の私だから言いやすく、父にとって娘の私だから言いやすかったのかもしれません。

 

聞きたかった言葉を聞けたとき、心がふわっとほどける瞬間があります。

 

もちろん、カウンセリングセッションの中で、お伝えした言葉でクライアントがホッとする瞬間や、安堵の涙を流される瞬間を見ることはあります。

 

 

だけど、家族の間で言葉と思いが伝わった瞬間に起きる癒しは、私がセッションで見るそれとは別次元で、蓮の花が開くような美しさを感じます。

 

家系に流れる糸(意図)が、緑色に輝き光を放ちはじめるのが見えるのです。

 

このエピソードからずいぶん後に、私はスピリチュアルを学んでいきました。

 

改めて父が癒されたあの瞬間を思い出したとき、気づいたことがあります。

 

父の思いだけでなく、祖父もまた親から言ってもらいたかった言葉があり、父の中にある祖父の思いも同時に(多次元的に)癒されていったのだと。

 

 

さて、願いを叶えることは好きですか?

 

私は好きです。

 

 

ある時期から、目標を達成して願いが叶っても、私はなんだか喜びが少ないのではないかと感じるようになりました。

 

よし、できた!と思った次の瞬間には、新たな目標を立て、駆り立てている自分がいるのです。

 

どんなに多くの願いを叶えても、どこかが満たされないと感じている自分に気が付きました。

 

 

私は何を得られたら、満たされたと思えるのだろうか?

 

 

そう思い浮かんで、心の中を探求してみたのです。

 

 

あぁ、私は父に「よくやった」と言われたいんだな。

 

そこにたどり着きました。

 

この心の願いに気が付いたとき、

この「よくやったと言われたいマインド」は、

 

父が祖父から言われたかった言葉で

祖父が曾祖父から言われたかった言葉…

そしておそらく曾祖父も…

 

 

家系に脈々と受け継がれている、いわば血の中に流れる願いなのだと気がついたのです。

 

その思いを受け継いで、今回の人生でテーマとして取り組むべく、親を選んで子として生まれてくる。

 

これを繰り返しながら、縦糸であるご先祖-子孫の流れの上に生きる存在すべてに、癒しが波及していく。

 

これは家系に関わるメンバーで取り組む壮大なグループワークだったのだと気が付きました。

 

 

心の叫びにすでに気が付いている方は、その叫びは実は家系に受け継がれているテーマかもしれません。

 

まだ心の叫びに触れていない方は、なんだかしっくりこないような、モヤモヤした気持ちの中に、その叫びが隠されているかもしれません。

 

いずれにせよ、人生の課題にひとりで取り組んでいるように感じているかもしれませんが、

 

魂は決して間違えない

 

のです。

 

 

 

どんな悩みを抱え、どんな課題に直面するか、どんな喜びを創造するか、緻密なプランを携えています。

 

孤独を味わうことも、枯渇感も、すべてプランの上です。

 

シェイクスピエアは、この世界が舞台であり、人はそこで演じる俳優に過ぎないと言いました。

 

もしも私たちが役として演じているのなら、怖れに支配されすぎずに配役をエンジョイして演じていけたら素敵ですね。

 

繰り返しているパターンや、なかなか外せない観念があるという方は、ぜひこちらのページをご覧ください。

 

 

 

 

それでは、今日もこの言葉で。

 

 

それでは、今日もこの言葉で。
 
愛は世界をつくる。
 

素敵な一日を虹

 

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