ソウルメイトとは、直訳すれば「魂の友」という意味。
魂の世界で共に学ぶことをお互いに決めてきた仲間です。
一方、学びとは、必ずしも楽しいことばかりではなく、苦い経験を通し大切なことに気づくということもあります。
親しい魂同士だからこそ、できることです。
難しい経験は人生に節目を作り、人をしなやかに強くしてくれます。人としての深みを育ててくれると私は思うのです。
私たちは難しい課題に向き合うとき、心はかき乱され、消耗します。そして、乗り越えたときの達成感もひとしおです。
難易度の高いテーマに共に取り組む魂の仲間のことを、私は「カルマメイト」と呼んでいます。
たとえば名俳優と言われる人は、悪役や冴えない役を見事に演じますよね。
(私の中で悪役と言えばこの方)
人生を舞台として例えるならば、カルマメイトは名悪役といった雰囲気で人生に登場してくれます。
映画やドラマの世界では、誰が味方で敵か分からないような物語に私たちはハラハラ・ドキドキさせられますよね。
だけど自分の人生となると話は別で、事態は深刻です。
多くの場合、カルマメイトに出会ったときに、関係性がそもそも深い(家族など)か、深い魂の結びつきを感じさせるようなドラマがあります。
色々なシンクロが重なって、縁を感じざるを得ないような感じです。
人として、共感しあえたり、情を感じるような関係と思えてしまいます。
不思議なことに、本人にだけフィルターつき眼鏡がかかっている状態なので、カルマメイトの存在の良いところだけが見えるのです。
オズの魔法使いで緑色の眼鏡をかけて世界がエメラルド色に見えたように、カルマメイト眼鏡をかけている状態なわけです。
(ミュージカルより)
カルマメイトに情が移ると、エネルギーや時間をかなり使うことになります。
最初から嫌いな相手なら話はまだシンプルですが、人として大好きなのに、なぜか痛い目に合うのはカルマメイトです。
関係性に取り組むことは悪いことではなく、魂が決めてきた課題ですから、取り組むことで着実に成長をすることができます。
ただ、疲れるのですよね~。
ふと気が付くと、何年も同じテーマを繰り返して行ったり来たりして、相手に費やしたエネルギーは本当にこれで良かったのだろうかと考え始めます。
このループに気が付くには、ほんの少しの違和感に気が付くこと。
かすかに「あれ?」と感じることが起きたときに、すぐに観察をしましょう。
例えば、
・私のエネルギーを無駄にされている?
・私のアドバイスだけスルーしている?
・改善成長しないことで、私をがっかりさせている?
・そもそも私の話を聴いていない?
・与えた好意を無為にされていない?
…といった、心がザラっとする感覚です。
もしザラっと感じたら、相手の言動や行動を「もし違う人がしたとしたらどう感じるのか」を考えてみてください。
情が積もると、変だなぁという感覚を封じて気持ちで乗り越えてしまいがちです。ある意味、免疫が出来るからです。
カルマメイトとの関係は、単に縁を切ればよいということではありません。
お互いに何かを癒し学ぶ約束をしてきているからこそ、愛を持って相手に尽くし続けたとき、ゆるし続けたとき、卒業するタイミングが訪れます。
その時まで、ひとつひとつ、自分の感情反応を丁寧に拾い、向き合いながら、自己に気づいていきましょう。
広義では今生で出会う人すべてがソウルメイトです。
誰がソウルメイトで誰がカルマメイトかを区別する必要はありません。
私たちは人との関係性によって磨かれ輝きます。
私たちには、水に流すという力があります。
カルマメイトとの宿題は、乗り越えたときに人としての魅力を増してくれます。
どんな学びを得られるだろう…と楽しみながら進んでいきましょう。
それでは、今日もこの言葉で。
素敵な一日を
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