私が就職したとき、最初の上司が 「弥栄(いやさか)」 という言葉を教えてくれました。

会社の行事などで乾杯するときの音頭も、よく 「イヤサカ~」 と声をあげていたので、私にはお祝いの記憶が多い言葉です。
 
もう一人の上司は、こんな言葉をデスクの前に貼っていました。
 
 
「商人とは 高う買うて 安う売るんやで」

 
当時の私は理解できるような、できないようなで、「そんなことしたら、どんどん損するやん」 と、モヤっとしていたものです。
 
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この、一見、矛盾しているようにみえる 「高く買って、安く売る」 という言葉と、「弥栄」 の精神は、根底で同じことだったのだと今は分かります。
 
弥栄とは、共に栄えることです。
 
そこには、相手を出し抜くとか、誰かを蹴落とすという考えはなく、共に発展することだけがあります。
 
損得勘定や、競争心、虚栄心を手放して、ただできることを誠意を込めて尽くすと、共に栄える世界への入り口が開いていくのだと思うのです。
 
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弥彦神社のお屋根は、「てりむくり」 と呼ばれていて、反った部分と膨らんだ部分が絶妙に組み合わさって美しさを作っています。

「てり」とは「照り」で反りのこと。
 
「むくり」は「起くり」 で、起き上がりのこと。
 
どちらも建築用語で、屋根の形を表しています。
 
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境内の至るところに、直線と曲線の組み合わせがあって、それはそれは美しいのです。
 
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この美しい佇まいを眺めて、この境内に立っているうちに、頭と心の中がどんどんスッキリ整理されていきます。

昨年の出来事によって、多くの人の暮らしや価値観が激変したと言われています。
 
一方で、全く仕事にも影響を受けず、プライベートの生き方も変化していないという方もいます。

何が違ったのでしょうか。
 
私は、多くの人が 「大切な人を大切にして生きる」 ということに目覚めたのだと捉えています。

そして、影響を受けず変化も感じなかったという方は、すでにそうした生き方を実践してきていたのではと感じるのです。
 
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私が意識しているのは、とてもシンプルです。
 
1 大切な人と過ごす時間を大切にする。
 
2 身体と地球に優しい選択をする。
 
3 共に栄える方法を探すようにしていく。
 
これだけです。
 
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共に栄える方法を探していくとき、それは相手から高く買うことかもしれないし、利益を(独り占めせず)分かち合うことかもしれません。

共に栄えるか、自分だけ栄えるかという選択肢を前にして、共に栄えることを選べない人をたくさん見てきました。

そして、乗り越えて新しい世界へ入る人も、たくさん見てきました。
 
選択する基準を 「共に栄える」 にしていると、共に栄える世界で成長をしていくことができます。
 
ここからの時代、必要になってくることは 「戦わない生き方」 です。

戦わないということは、チャレンジする前にあきらめるということではありません。

戦いたい人や、勝ち負けを優先している人と同じ土俵にいることをやめることです。
 
これまで、優劣や比較の世界、成果第一の生き方をしてきた方は、やってきている新しい時代の価値観に馴染むのに時間がかかるかもしれません。

一朝一夕にはいかなくとも、気がついたときから、意識的に新しい選択をしていくことはできます。
 
まず、大切な人を大切にすることで、弥栄の精神は育っていくのではないかと私は考えています。


 

今日も弥彦神社の写真をたくさんご紹介しました。

 

現地で、空間すべてと一緒に呼吸をしてみれば、ともに栄えるという感覚が流れこんできます。

菊まつり以外の時期には境内に椅子も置かれるので、私はノートに色々書き留めながら何時間も(!)過ごして、神域の氣をたっぷり取り込んでいます。ぜひやってみてくださいね。

 


弥彦からお送りする遠隔セッションについては、こちらのブログ記事をご覧ください。

 

 


弥彦菊まつりの期間は、こんな風に参拝者でごった返します。

無人の境内のショットがどれだけタイミングを待って撮っているか伝わるかな(笑)
 

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それでは、今日もこの言葉で。

 

愛は世界をつくる ~ Love makes the world. ~ ラブラブ

 

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