誰かに何かをしてあげたいという気持ちって、とてもキラキラしていて尊い思いですよね。
特に、セラピストの方や、セラピストを目指す方は優しいから、ついつい、誰かに何かをしてあげたいと思いがち…ですよね。
ところがその反面、相手が思う反応を返してくれなかったときには、「怒り」や「悲しみ」といった感情が、ふつふつと湧きあがってくること、ありませんか?
…ちょっと待って。 ここで、考えてみましょう。
何かをしてあげたくて、したのですよね。
ということは、相手に喜んで欲しくてしたにせよ、自分がその行為を自ら行ったのだ、という事実に目を向けてみましょう。
そして、この出来事を通じて自分が体験した感情とはどんな感情だったのか を探ってみましょう。
「人の好意を無駄にするなんて、ひどい!」
そう感じたなら、そう感じる体験を潜在的には望んでいたのです。
「私の好意なんて、どうせ、こうして捨てられるものなんだわ」
そう感じたなら、そう感じる体験を潜在的には望んでいたのです。
「こんなことタダでアドバイスさせられたら、与え損だわ!」
そう感じたなら、そう感じる体験を潜在的には望んでいたのです。
誰かのせいにすると、その鋭い矢は両剣になって、相手だけでなく自分にも突き刺さります。
魂は誰かのせいにしたいなんて思っていなません。
魂が望んでいないことをすると、心が傷つくのです。
そんなときは、
「私がこの体験を作りました。」
と、まず認めることです。
認めることとは、納得することでも同意することでもなく、現状を 「あぁ、そうなんだな」 と、感情を入れずに「思うこと」です。
これが、まず認めるということ。
認めないで反発している間は、自分の内側で戦いが起きています。
そうすると、自分のせいだということを認めたくなくて、誰かのせい、環境のせい、時代のせい・・・
いろいろなせいだと思い込んでしまうのですね。
でも、魂は知っています。
自分が選んで起こしたことだと。
自分を傷つけず、責めず、でも矢印は自分にしっかり向ける。
そうすると、外に向かっていたエネルギーが自分の中に戻ってきます。
これが自分に意識を向けていると、次の一歩がおのずとわかってくる瞬間です。
ひどい目にあわされたと思うのではなくて、そう感じた瞬間もあったけど、それはもう過去のこと。
まずは、自分が起こしたのだと認めること。
次に、矢印を自分に向けることで、内側にパワーが戻ってきたら、どんな現実を作りたいかをもう一度見直してイメージしていくことです。
未来はもっと楽しくて明るい。
そこへ意識を向けていけたら、毎瞬がもっと輝きはじめます。
見守ることも愛です。
好意を行動として与えることだけではなく、いろいろな応援の仕方も探してみましょう。
それでは、今日もこの言葉で。
愛は世界をつくる ~ Love makes the world. ~
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