怒りについてのトピックも3日目となりました。
今日は、怒る理由を自己分析することについて、お話します。
似たような出来事を体験しても、怒る人・怒らない人がいます。
何が違うのでしょうか。
これは、それぞれの中に有している体験と記憶の違いから来ています。
たとえば、無駄が嫌いな人。
誰かが無駄なことをすると、自分が大切にしていることが汚されたように感じて、怒りスイッチが入ることがあります。
たとえば、時間にルーズな人が嫌いな人。
自分が時間を大切にしていて、ほかの人にもそうして欲しいと思っていると、時間にルーズな人のことで腹を立てるようなことが起こります。
怒りとは、自分が大切にしている観念と密接に関わっています。
…ということは、怒るときは、自分が大切だと感じている観念を発見しなおすチャンスととらえることもできますね。
怒りを感じたときには、いったい何が、どこがポイントだったのかを観察してみましょう。
自分がカウンセラーになったつもりで、「どの点が一番気に入らなかったの?」と問いかけてみる
答えを紙に書き出していく
この2点を繰り返してみましょう。
書き出すのは、同じことで何度も繰り返し悩むことを避けるためです。また、乗り越えたときには、誰かに経験を分かち合うこともできますね。
自分が持っている 「こうあるべき」 といった観念が少なければ少ないほど、ストレスが少なくなっていきます。
他者の言動にも、「それもありかもね~。」 と余裕で受け止めたり、スルーできるようになります。
怒らないで笑い飛ばすには、人生に「ゆとり」があると良いのです。
これは、お金や時間も関係するけれど、もっと大切なことは、自分で自分の決めたことに追い詰められていないことです。
自分がどんな観念を持っていて、どんな考えや在り方を大事だと思っているのか。
案外、自覚している人は少ないように感じます。
自分で自分のことを理解していると、「この観念を相手が同じように大切にしてくれなかったから傷ついたのだな」 と、理由を自分で解き明かすことができます。
根拠なく怒ったり傷ついたりするのはくたびれますから、自分を知ることはストレスを減らすことにもつながりますね。
頑張るということで、この自分を知るという作業を飛ばしている方もいます。
頑張るのは大事ですが、突然降ってきたチャンスを掴みたいのに時間がない、お金がないといった理由から諦めるのなら頑張る理由や方向が違うのかもしれません。
なぜなら、
チャンスを掴むには 「余白」 が、必要だからです。
怒っていると、その余白を自分に許可できません。
そして降ってきたチャンスを掴めなくて、また怒ります。(笑)
怒るパターンから卒業するためにも、書き出しワークをやってみてくださいね。
次回も怒りシリーズで、「怒り続けてきた思いを完了させる」についてをお話します。
それでは、今日もこの言葉で。
愛は世界をつくる ~ Love makes the world. ~
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