サクサイワマンは、Saksaq Waman と書き、インカの公用語であるケチュア語で満腹のハヤブサの意味です。
標高は3500mくらい。
この旅の行程が、高山に身体が慣れるように組まれており、毎日富士山より高いところへ行っては2800mのホテルで休むということを繰り返しました。
クスコの町はピューマの形をしています。
インカではピューマは神聖な動物とされていて、その頭部に位置するのがこのサクサイワマン遺跡です。
見事な青空で、頭の中まで晴れていくような感覚がありました。
この遺跡は、ロマンとドラマを感じさせます。
遺跡の入り口付近に、歴代皇帝の名前が並べて表記されていたのですが、皇帝パチャクティは歴史上実在した最初の皇帝。
ではそれ以前は?というと、神であったという神話が残されているのでした。
ということは、日本で言うとパチャクティは神武天皇みたいな存在ですね。
神殿跡は基礎だけが残っているのだけど、3段階に組まれています。
インカでは「3」の数字を大切にしていました。
それは、天上、地上、地下の世界を表しているから。
巨石の間には紙一枚も入らないほどピタッと組み上げられています。

私が伝授しているムナイキでは、5番目の儀式で石の祭壇で祈っていたシャーマンの知恵と繋がります。内なる女性性を目覚めさせるという意味があるのだけど、ペルーへ行って感じたのは女性性のエネルギーです。
荒々しく見える岩や高い山なのに、そこから毎日受け取っていたのは母なる大地パチャママの慈愛でした。

高台に上がったところで、リャマのご一行様が登場です。
息切れしていたけど、途端に元気が出ました。(笑)
一番高いところで皆でセレモニーを行って、遺跡を後にしました。
こんな斜面もありました。
美しい地層で、天然の滑り台をみんな楽しんでいました。
でも冷静に考えて、この地層がこんな角度ということは、大規模な隆起が長年かけて起きたということですね。
空に浮かんだ雲が動物に見えました。雲から指している光も美しくて印象的でした。
クスコ市内を見下ろす白いキリスト像が見えました。
さらにその向こうには白い雪山が。
いつも富士山を見るとき、両側に白いアルプスが見えるとホッとするのですが、クスコの町も遠くに白い山が見えて、ホッと安心する私でした。
千恵子さんとツーショット。このペルー旅で、千恵子さんとの魂の絆がますます深くなったね。
では、また続きを書いていきますね。
お楽しみに~。

ムナイキ組曲 CD
インカのシャーマンの儀式・ムナイキをイメージしてプロデュースしたCDです。瞑想や、BGMとしてもご活用ください。
こちらのページで視聴できます。
それでは、今日もこの言葉で。
愛は世界をつくる ~ Love makes the world. ~
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