『親気も遺言』他著書2冊
『週刊朝日』『婦人公論』『週刊スパ!』のコメンテーターの行政書士竹内豊が、
開業までにすべきこと、
遺言・相続実務に役立つ情報、を公開しています
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受験の思考と、実務の思考は違います。
たとえば、「配偶者の相続分は?」という問いに対して
「相続関係において、2分の1、3分の2、4分の3です」
という答えは、受験生ならOKです。
実務では、
「相続関係において、2分の1、3分の2、4分の3です」
の次に、
「なぜならば、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
というように、答えの根拠が求められます。
代襲相続人が発生した相続人に対して、
「あなたのお兄さんに代わって、甥子さんが相続人になります」と答えると、
たいてい「えっ、なんで甥に親の財産を分けなければならないんですか!」となります。
そのときに、
「法律で決まっているからです」
では、いかにも頼りない。
「なぜならば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
という回答ができないと、相談に厚みが出ません。
「なぜならば・・・」の説明がないと、相談者からの信頼は得られません。
したがって、受任もできません。
たとえ、受任できたとしても、満足いく報酬の請求は難しいです。
開業後は、業務に追われたり、頭の中が集客でいっぱいになったりして
集中してまとまった時間を学習に当てることができません。
開業前は「受験脳」から「実務脳」にブラッシュアップする
事実上のラストチャンスです。
★「実務脳」の作り方は、改めてお話しします。