行政書士&有資格者・受験生のための 遺言・相続実務講座 その184 「開業までに実務脳にする」 | 実務直結!行政書士 開業準備 実践講座

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『そうだったのか!行政書士』『行政書士合格者のための開業準備実践講座』『行政書士のための遺言・相続実務家養成講座』他の著者・竹内豊が、失敗しないための開業準備について語ります。

『親気も遺言』他著書2冊
『週刊朝日』『婦人公論』『週刊スパ!』のコメンテーターの行政書士竹内豊が、

開業までにすべきこと、

遺言・相続実務に役立つ情報、を公開しています
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受験の思考と、実務の思考は違います。


たとえば、「配偶者の相続分は?」という問いに対して

「相続関係において、2分の1、3分の2、4分の3です」

という答えは、受験生ならOKです。


実務では、

「相続関係において、2分の1、3分の2、4分の3です」

の次に、

「なぜならば、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

というように、答えの根拠が求められます。


代襲相続人が発生した相続人に対して、

「あなたのお兄さんに代わって、甥子さんが相続人になります」と答えると、

たいてい「えっ、なんで甥に親の財産を分けなければならないんですか!」となります。

そのときに、

「法律で決まっているからです」

では、いかにも頼りない。


「なぜならば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

という回答ができないと、相談に厚みが出ません。


「なぜならば・・・」の説明がないと、相談者からの信頼は得られません。

したがって、受任もできません。

たとえ、受任できたとしても、満足いく報酬の請求は難しいです。


開業後は、業務に追われたり、頭の中が集客でいっぱいになったりして

集中してまとまった時間を学習に当てることができません。


開業前は「受験脳」から「実務脳」にブラッシュアップする

事実上のラストチャンスです。


★「実務脳」の作り方は、改めてお話しします。