行政書士のための遺言・相続実務講座 その134 「行政書士が争族を引き起こす」 | 実務直結!行政書士 開業準備 実践講座

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『そうだったのか!行政書士』『行政書士合格者のための開業準備実践講座』『行政書士のための遺言・相続実務家養成講座』他の著者・竹内豊が、失敗しないための開業準備について語ります。

『親に気持よく遺言書を準備してもらう本』他著書2冊
『週刊朝日』『婦人公論』『週刊スパ!』のコメンテーターの
行政書士竹内豊が遺言・相続の現場を公開しています

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相続手続の依頼が増えています

依頼の理由は
建前は「手続が面倒だから」ですが
本音は「身内ともめたくないから」です

相続人が相続手続きをすると
試行錯誤しながら行なうことになります

すると、金融機関の手続きが思うように進まなくなったりします
そうなると、相続人同士で愚痴が出始めます
「遺産の分け方自体、おかしいんじゃないのか!?」
「何をいまさら言い出すんだ!決めたことだろう!」
このような具合で「争族」に発展します

行政書士が相続手続の依頼を受けたら
初回の相談で、相続完了までの「ロードマップ」を示さなければなりません
そして、相続完了というゴールに一日でも早く依頼人を導かなくてはなりませ

ご相談の多くは、相続人を代表する方からいただきます
受任した行政書士が手続きにもたついたりすると、他の相続人から
「アニキが相談した行政書士、経験ないんじゃないのか?」
「弁護士に相談したら、その行政書士のやりかた、おかしいって言ってるぜ」

ということになります

このように、相続人代表者のメンツを潰すようなことを行政書士がすると
受任した行政書士が、相続人に「争族」の火種をまき散らしてしまいます。
相続手続は緊張感を持ってスピーディーに完了させなければなりません

依頼を受けたからと言っても、相続人全員がこころよく
依頼をしているとは限らないことを覚えておいてください


おしらせ
税理士法人レガシイより
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