行政書士のための 遺言・相続実務講座 その129「『互恵』の発想が受任につながる」 | 実務直結!行政書士 開業準備 実践講座

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『そうだったのか!行政書士』『行政書士合格者のための開業準備実践講座』『行政書士のための遺言・相続実務家養成講座』他の著者・竹内豊が、失敗しないための開業準備について語ります。

『親に気持よく遺言書を準備してもらう本』他著書2冊
『週刊朝日』『婦人公論』『週刊スパ!』のコメンテーターの
行政書士竹内豊が遺言・相続実務で役立つ〝現場の生情報”を公開しています
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私は平成元年から12年間
西武百貨店に勤務していました
そこで法人外商事業部で営業をしていました
営業優秀者の表彰でハワイ旅行に行ったことがあります
バブルのときならではですね(-^□^-)

さて、昔話はこのへんにして、
本日も引き続き営業の話をします

当時の営業戦略のキーワードは
「互恵」でした
つまり、お互いに潤うという発想です
単刀直入に言うと
「お世話してるところから注文をとってきなさい!」
というこです

互恵の発想をすると
営業先が見えてきます


たとえば、あなたが生命保険に加入しているなら
営業担当者に遺言・相続を業務にしていることを伝えましょう
そして、遺言や相続手続きの相談があれば紹介するように
伝えましょう

生命保険の担当者からしてみればあなたはお客様です
お客様はむげにできないはずです

ただし、相手もあなたを大切なお客様(保険契約者)を紹介して
「ぜんぜん仕事できない行政書士だよ」などと
クレームを起こされてはたまりません
遺言・相続業務をしていることを伝える際は
「さすが専門家だな、頼りがいがある」という印象を与える必要があります


つまり営業をするにはその分野の専門知識が必要だということです
営業先行だと墓穴を掘るので注意しましょう

私は今まで生命保険の営業の方から
遺言や相続手続き、相続人調査の仕事を紹介してもらいました
また、営業所の朝礼で50人ほどの社員の前で
自己PRと業務内容の話をする機会をいただいたこともあります


「互恵」という言葉を覚えておいてください